2005年10月17日

直喩と隠喩の違いを教えてください

【70】
直喩と隠喩の違いを教えてください
 守沢 良
 - 04/5/14(金) 3:47 -
----
ご無沙汰しております。

比喩について長年疑問に思っていることがあります。
声喩とか換喩とかほかにもいろいろあるようですが、使用例が多いのは直喩と隠喩(暗喩)だと思います。
 この直喩と隠喩について、一般的には次のようにいわれているようです。
直喩 「……のような」「……のごとし」のように直接たとえるもの。
隠喩 「〇〇は〇〇だ」のように、「……のような」とか「……のごとし」を使わないもの。
 ここまでは、なんとなくわかります。 
 では、次のような場合はどうなのでしょう。
1)お母さんは鬼だ。
2)お母さんはまるで鬼のようだ。
3)お母さんはまるで鬼だ
4)お母さんは鬼のようだ
 1)は隠喩、2)は直喩、3)は直喩、4)は直喩、と考えてようのでしょうか。
 本質的には何もかわらないのに、単に「まるで」とか「ような(だ)」という言葉を使うか否かで、直喩にもなり隠喩にもなるというのはなんか納得できません。
 どう考えればよいのでしょうか。



【71】
Re:直喩と隠喩
 Yeemar
 - 04/5/14(金) 7:40 -
----
直喩と隠喩とは、「ような」3文字のありなしの差ではなく、本質的な違いがあります。

中村明『比喩表現の理論と分類』(国立国語研究所報告57、秀英出版)、佐藤信夫『レトリック感覚』(講談社)などを参考に、私のことばに移して申します(例も私の用意したもの)。

直喩では、一見何の関係もないようなAとBとが形式のたすけによって結びけられます。たとえば、「彼の姿」と「風」とには一見何の関連性もありませんが、
彼の姿は風のように消えてしまった。
と言えばよくわかります。この場合、隠喩を使って
彼の姿は風だった。消えてしまった。
彼の姿は消えた。風だった。
などというと、理解に支障が生じます。

隠喩では、「ような」などの形式を使わなくても関係がわかるようなABが並べられます。「お母さんは鬼だ」「ぼくにとって君は太陽だ」「いいかい、君たちは花なんだ。40人いたら40ある、それぞれ違った花だ。(新聞投書)」などは、「ような」は不要であり、あればむしろ冗長さを感じさせます。



【84】
Re:直喩と隠喩
 守沢 良
 - 04/5/19(水) 23:31 -
----
ありがとうございました。
書き込みが遅れて申し訳ありません。書棚の奥底から佐藤信夫『レトリック感覚』(講談社)を引っ張り出しました。もう20年以上前に読んだはずなのですが、当然ながら内容は何も記憶にありません。とりあえず「直喩」と「隠喩」の章を読んで、知恵熱(こういう使い方も誤用ですかね)が出そうになりました。
Yeemarさんのコメントも加味して、なんとなく理解できたような気持ちになっています。ただ、どうもスッキリところがあり、なんとなくモヤモヤしています。勉強させていただきます。


この記事へのコメント
彼は風だ

なら隠喩か
Posted by あ at 2012年11月27日 20:17
彼は鬼だ

なら隠喩か

彼は風のようだは直喩か

彼は鬼のようだ の場合どうなるんだろうか
隠喩かな
Posted by 名無し at 2013年10月03日 17:34
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/8237896
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。