2005年10月17日

みたよな

【346】
みたよな
 道浦俊彦
 - 04/9/8(水) 18:21 -
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宇野千代「おはん」の中に、
「小説みたよな」
という一説があるという文を読みました。意味は「小説みたいな」ということでしょうが、そうすると「〜みたいな」という言葉は、
「見たような」→「見たよな」→「みたいな」
と変化してできた言葉なんでしょうか?もしそうだとすると、
「よ」→「い」
という音韻転換が起きたと考えていいのでしょうか?そういった例は、ほかにもたくさんあるのでしょうか?



【347】
Re:みたよな
 岡島昭浩
 - 04/9/8(水) 20:16 -
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▼道浦俊彦さん:
>宇野千代「おはん」の中に、
>「小説みたよな」
>という一説があるという文を読みました。意味は「小説みたいな」ということでしょうが、そうすると「〜みたいな」という言葉は、
>「見たような」→「見たよな」→「みたいな」
>と変化してできた言葉なんでしょうか?


はい、そうです。
「〜をみたような」から変わってきたことが判っています。

もしそうだとすると、
>「よ」→「い」
>という音韻転換が起きたと考えていいのでしょうか?そういった例は、ほかにもたくさんあるのでしょうか?


そ(ん)なような→そないな
とか、
そがような→そがいな(→そげな)
とか。



【348】
Re:みたよな
 道浦俊彦
 - 04/9/9(木) 5:10 -
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岡島様
ありがとうございます。ところで、「そないな」「そがいな」「そげな」は、どれも方言(関西弁)のニュアンスがありますが、「みたいな」にはありません。なぜでしょうか?



【349】
Re:みたよな
 岡島昭浩
 - 04/9/9(木) 7:45 -
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▼道浦俊彦さん:
>岡島様
>ありがとうございます。ところで、「そないな」「そがいな」「そげな」は、どれも方言(関西弁)のニュアンスがありますが、「みたいな」にはありません。なぜでしょうか?


同様な〈音の変化〉をあげたまでで、「そないな」「そがいな」のような言い方は、西日本を中心に起こったのに対し(東北の一部にもあると思います)、「みたような」は東京で起こったからでしょう。

「よう」→「い」は、他に、さようなら→さいなら、もありますね。これは東京も含めて全国的だと思います。



【355】
Re:みたよな
 道浦俊彦
 - 04/9/11(土) 13:57 -
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平成ことば事情1884に「みたよな」、書かせていただきました。



【422】
「……ぞ」みたいな
 岡島昭浩
 - 04/10/4(月) 14:19 -
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ここに繋げるのはよくないのかもしれませんが、「みたような」のなれの果て、ということで。

〈「……ぞ」みたいな〉という言い方の、比較的古い例にあたるかもしれないと思いました。ギョーカイ風の言い方としては古くからあったのだろうけれど、活字化されているということで。
それは、小林信彦『おかしな男 渥美清』(新潮文庫)p317-8に引用される、「第六作が封切られるころ発売された「キネマ旬報」増刊「男はつらいよ 大全集」」での山田洋次と渥美清の対談。
寅は全然気がつかないけれども、映画館のお客が「寅、刺されるぞ」みたいな(笑)。これはこわいね。


第六作「男はつらいよ・純情篇」は、一九七一年一月十五日封切りの由。


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