だじゃれ #
Yeemar
- 04/10/29(金) 2:28 -
----
だじゃれ
の続きです。
米長 ぼくの母親は、八十八で亡くなったから天寿を全うしたと言うべきかな、八月の十日頃に入院したんだが、腹水がたまって、もう家には戻れないだろう、ということになった。ちょっとブラックジョークですが。
母は毎年、お盆の時期にはナスビやスイカや曼荼羅{まんだら}をお供えしていたけれども、その年のお盆はそれもかなわないだろう。
ぼくは説明を受けて、「腹(覆)水盆に帰(返)らずというのはこのことでしょうか」と担当の先生に聞いた。先生は大いに驚いていたけれど。
(内藤國雄・米長邦雄『勝負師』朝日選書2004 p.208)