2005年10月17日

NHK「気になることば」週間報告 ##

【10】
NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/4/17(土) 13:18 -
----
NHK「気になることば」週間報告
の続きです。

高校野球などあり、久々の再開だったため、何度か(1、2度?)見逃したようです。放送日だけでもいずれ確認しておきたいと思います。

----
2004.04.** 〔「どうも」について?〕

2004.04.05 ドウモ インターナショナル
 投書(千葉県・男)「イタリアのミラノで日本人駐在員とタクシーに。運転手はきょろきょろしてドーモ(dome ドーム型の教会)のほうにUターン」
 投書(東京都45歳・男)「1983年のテクノポップStyx(スティクス)『Mr. Roboto』(ミスターロボット)に『ドモ アリガト ミスター ロボット』」
 投書(千葉県45歳・男)「『ありがとう』『すみません』とともに外国人が初めて覚える日本語のひとつ」
 NHK国際放送局の外国人にインタビュー
 スウェーデン語・レーナ・リンダールさん(女性)「日本の会社で仕事をしていたとき、電話を切るときのことばが分からなかったが、他の社員のやりとりを聞き『どうも』が便利と分かった」
 イタリア語・アレッサンドロ・クレメンティさん(男性)「色々な意味を含んでいることばを把握して使えば便利。うまく使えればやっと日本語を話せるという実感」
 スペイン語・ホセ・アントニオさん(男性)「外国にはないと思う、日本語の特徴」
 クレメンティさん「イタリア語にはない、日本語の特徴」
 リンダールさん「スウェーデン語にはない、敬語もない」
 ハワイの「アロハ」は、「こんにちは」も「さようなら」も、おくやみの時にも
*参考「やっ、どーも」(ことばをめぐるひとりごと)

2004.04.06 ♪君たち男の子?
 投書(京都府40代・男)「女性のことばに『だろう?』耳障り」
 投書(東京都65歳・男)「テレビドラマでも『〜だよ』『〜だね』『でかい』『いてっ』」
 「(仲間うちで)勢いで『痛い』ではなく『いてっ』」(伊東アナウンサー)「そうだね」(桜井アナウンサー)
 VTR(渋谷・女性)「『なんとかじゃねー?』とか『ありえなくねー?』とか」「女だけでいるとき」「『〜じゃねーかよ』『ふざけんなよ』とか『すげー』とか」
 (1)「〜かしら」「〜わよ」など特有の語尾がなくなる
 「てよだわことば」子ども→女高生→一般に。大正時代は「粗野で下品」。良妻賢母教育への抵抗のことばとの説も
 親しい間柄だけで使えることばを使って距離を縮めたい
 中国・韓国では区別はない、韓国語では抑揚だけで男女が分かる
 (2)荒っぽいことばの使用が増える
 男性のことばがやさしくなり女性に近づく
 文化庁調査(H7)違いがないほうがよい9.8%・自然の流れでありやむを得ない41.2・違いがある方がよい44.1→(H12)7.8・34.8・52(違いがある方がよい人が増える)

2004.04.07 違くない お便りから
 (1)形容詞説
 投書(長崎市・女)「『違わない』のとき『違う』という断定を避けて、『違っている状況ではない』という形容詞のニュアンスを持ち込んだ」
 投書(男)「『遠くても近くても』のように対にするためには『正しくても違くても』」
 (2)幼児語説
 投書(さいたま市・女)「孫に『それは違うよ』というと『ちがくないでしょう』、『にんじんは好きくないの』」
 投書(神奈川県・女)「3歳の孫が『行(い)くない』〔「良(い)くない」?〕。」
 (3)方言説
 投書(兵庫県10代・男性)「播州で『違くない』は聞かないが『この部屋きれくなってない(きれいになっていない)』はよく聞く。関西方言?」
 投書(岡山県31歳・女)「19歳くらいの時に香川で『違うくない』『きれいくない』『すきくない』『変(へん)くない』」
 投書(福島県岩瀬郡)「子どものころから使用。『ちがぐねがい?』と話す」
 投書(町田市65歳)「福島県伊達地方で昔から『ちがぐね』『それとはちがぐで、○○だぞい』」
 投書(秋田県・男)「秋田弁では『ちがうくない』『ちがうくねい』『ちがうぐねが?』と言う」
 投書(東北・76歳)「(東京生まれ・育ち)『ちがく』は仙台市では若者だけでなく古くから一般的」
 東京外国語大学・井上史雄教授調べ(20年前)福島県・栃木県60〜70代「ちがくない」使用
 投書(栃木県19歳・女)「栃木の方言。南下して若者が使うようになった」

2004.04.08 超ウルトラスーパー気になる!
 「超特急」「超高層」「超満員」名詞の前につく→形容詞・動詞の前につくように
 辞書でも新用法を説明
 20年くらい前からか――若者向け情報誌「angle」(主婦と生活社)1984.04 日本女子大学の特集「【流行語】▼超。ものすごいという意味で言葉の始めに“超”をつける。(例)超むずかしい。」
 1996年には流行語「チョベリバ チョベリグ」
 東京外国語大学・井上教授――東海道沿いに調査「静岡からではないか」
 「週刊こどもニュース」(1998.11.22放送)富士市でインタビュー(女性)「20年くらい前ですか、小学生の時」70年代には使っていたということになる(新方言)
 大阪では「めっちゃ」、広島では「ぶち」(「ぶつ」から?)、東部(備後)では「ばり」、山口「ぶち・ぶり」
 「超」もひところに比べれば減る。VTR(渋谷・女)「『すごい』という意味で『多少』を使う」。「ちょっとかっこいい」も「たいへん」を表す

2004.04.09 国会中継



【11】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/4/17(土) 13:25 -
----
「ご苦労さま」は失礼か、をめぐって投書が寄せられました。04.16 の放送で名古屋の人の投書に「方言で中部地方では目上にも使っていました」とあるのは注目すべき情報です。職業による違いは触れられていませんでした。

----
2004.04.12 「どうも」あれこれ
 投書(女)「フィンランドの飛行機で客室乗務員に『キートス(ありがとう)』と言ったら、『ドーモ、ドーモ』と言われた」
 投書(東京都63歳・男)「ドイツ語では『ビッテ(bitte)』、広東語『ムゴイ(唔該)』」いずれも「どうも」ほどは汎用性がない
 「どうも」の後を省略するのはどうか、賛否両論
 投書(中野区・女)「細い路地、込んだ商店ですれ違うとき、こんな便利なことばはない」
 投書(大田区63歳・男)「近隣・友人であれば『やあ』『よう』と同じくあいさつとして重要」
 投書(板橋区・女)「主人が連発して気になる、注意しようとして30年あまり過ぎる」
 投書(横須賀市・男)「『どうもありがとう』では尊大、『どうもありがとうございます』とほどでもなく『どうも』で済ます。気持ちの交流を面倒くさがる風潮」
 投書(東京都59歳・男)「すでに『ああ』『ええ』などの感嘆詞と同じで、省略している意識はない」
 投書(31歳・男)「『音』として使う。『すいません』ほど他人行儀でない場合『どうも』で注意を引く」
 ビジネス社会で使われる。「あうんの呼吸」
 不快感を与えないように使えばいいのではないか

2004.04.13 ご苦労様って失礼ですか?
 投書(岡山市43歳・女)「二十数年前、勤め始め、目上には『ご苦労さま』でなく『お疲れさま』をと言われた」
 投書(東京50歳・女)「『ご苦労さま』年下から言われると軽く見られている気がする」
 投書(仙台市41歳・女)「母は『ご苦労さま』は目上から目下に、『お疲れさま』は目下から目上にと言う。ちまたではそうではないようだ」
 桜井アナウンサー「目上にも目下にも『ご苦労さま』は使いにくい」
 歌舞伎の世界から生まれたのではないか。「お疲れ様でした→目上、ご苦労様でした→目下」
 「ご苦労さま」江戸時代から、「お疲れさま」明治時代から
 「ちゃんばら映画で上の人が家臣に『ご苦労』、偉そうですね」
 NHK放送文化研究所調査(H8)「部下が部長に『ご苦労様でした』」おかしい39.2%、おかしくない57.1%、どちらとも言えない2.3%
 今の時代は上下関係が複雑で、「目上・目下」が年齢・肩書きで区別できないから?
 あいさつのことばとして使っているのでは「さようなら」の代わりに「ご苦労さま」
 「ねぎらう」(古語「ねぐ」=(上に)加護を願い祈る(下に)ねぎらう・いたわる)日本には「下から上にねぎらう」という考えはなかった→「ご苦労さま」はおかしい
 「お疲れさま」はねぎらうことばではないのか?→一緒に仕事をしているとき、「あなたも疲れました、私も疲れました」という気持ちか
 桜井アナウンサー「新潟では夕方、町の人とすれ違うと『おつかれさんです』」
 投書(大田区・女)「目下の人が目上の人にねぎらいのことばを伝えるには?」
 「お疲れさまでございました」か?「このたびはご苦労さまでございました」といえばよいという意見も

2004.04.14 地域限定の外来語
 「ラーフル」(鹿児島県で黒板消し)オランダ語「rafel(ラフル)=ボロ切れ」からか
 いしだまさよしさん〔字不明〕(鹿児島)原稿用紙16枚に「英語『rubber』→『ラッブル』→『ラーフル』が語源だ」
 バンコ=縁台、ボブラ=かぼちゃ〔以上九州中心〕、ギッタ=ゴム〔西日本中心〕(前出)
 投書(延岡市・男)「延岡一帯では、『バンコ』は食事用のテーブル」
 投書(東京・吉祥寺)「『ギッタ』は『グッタペルカ』(ゴム。グッタはマレー語でゴムの樹液)富山県東部で『ボーブラ』は『キクカボチャ』のこと、ふつうのかぼちゃ(クリカボチャ)は『カボチャ』」
 投書(埼玉県68歳・男)「石川県加賀地方でも使う、『カボチャ』はハイカラで『ボブラ』は日常語」
 「ボブラ」=ポルトガル語「abo´bora」から、「カボチャ」=「Cambodia abo´bora」

2004.04.15 〜ぶりの使い方
 投書(町田市・女)「『10年ぶりの不作』というが、『〜ぶり』は期待したときに使うのではないか」
 「〜以来の不作」のほうがいい
 「着工以来15年ぶりに完成」のような使い方も(以前で同じでなくてもよい)
 打者のヒットが「○×××○」の場合、「4打席ぶり」のヒット
 「満」と「数え」でも違う。「ぶり」は「満」で数える
 芥川賞最年少記録を「37年振りに塗り替えた」2004-37=1967(この前は丸山健二「夏の流れ」)

2004.04.16 お疲れさま その後…
 投書(沼津市・男)「場合により使い分け。上司が退社―『失礼します』、上司が部長などに折衝『どうもありがとうございました』、上司が運動会に出走―『どうもお疲れさまでした』」
 投書(31歳・男)「目上が『ご苦労さまでした』はねぎらいのことば。特定の状況で目下が使えばわざわざ何かをしていただいた申し訳なさを表す。イントネーションも必要」
 投書(岡山市・女)「高1の娘いわく『友達同士でも〈ご苦労さま〉は偉そう。学校を出るときは〈お疲れ〉〈お疲れさま〉と言う』。そこで『お疲れ』『お疲れさま』『お疲れさまです』『お疲れさまでございます』としては」
 投書(横浜市60歳・女)「お隣から回覧板を持ってきてくださったとき、友だちにFAXで労をねぎらうとき『お世話さまでした』」(類似意見多数)
 上司が帰るときに「お世話さまでした」とは言えない、宅配業者には「お世話さま」では
 投書(東京・女)「(名古屋出身)ご苦労さまを方言で中部地方では目上にも使っていました」
 投書(上田市・男)「長野県の東部では『こんばんは』そのものが『おつかれ』と言います。若い人はだれも言わない」
 投書(井原市)「岡山西部、夕方から夜のあいさつ、電話での第1声『おつかれでござんしょ』」
 投書(秋田)「『ごなんぎです』『あがってたんせ』など」
 投書(茨城県19歳・女)「小学生のとき先生にお礼で『先生、ありがとうございました。ご苦労さまでした』と言うと先生は『大変失礼。目上に言ってはいけない』。私は疑問を持つ。『お疲れさまです』『ご苦労さまです』と言う本人は目上の苦労をすべて理解できたとは思わないが、自分が分かる範囲で感謝の気持ちを伝えようとしている」
 気持ちが大事、でもふさわしいことばでなければ誤解も
*参考スレッド「教えてください(ご苦労様)



【16】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 skid
 - 04/4/18(日) 1:29 -
----
ちょっと本題から逸れます。

> 投書(東京都45歳・男)「1983年のテクノポップStyx(スティクス)『Mr. Roboto』(ミスターロボット)に『ドモ アリガト ミスター ロボット』」


テクノポップというのは誤解です。
当時、STYXのシングルレコード(日本版)を買いました。
グループ名はもちろん、曲名も大文字です。
邦題には「ミスター・ロボット」と中黒点が入ります。
日本語で歌っている箇所に英語歌詞を添えると、こんな感じ。

♪どうもありがとう、ミスターロボット、又会う日まで
 (Domo Arigato Mr. Roboto, mata ah-oo hima de)
 どうもありがとう、ミスターロボット、秘密を知りたい
 (Domo Arigato Mr. Roboto, himitsu wo shiri tai)

 君はボクが何者なのか考えている……機械なのかマネキンか
 部品は日本製、ボクは最新型の人間
 〈中略〉
 どうもありがとう、ミスターロボット、どうも……どうも
 (Domo Arigato Mr. Roboto, Domo....Domo)
 どうもありがとう、ミスターロボット 《以下は英語》
 みんなのやりたくない仕事をやってくれて
 本当にありがとう、ミスターロボット
 ボクを自由にしてくれて
 どうもありがとう、ありがとう、ありがとう、
 君にお礼を言いたい、本当にありがとう
 〈後略〉

訳詞は嶋倫子、英語歌詞はアルバムから(シングルのは句読法が若干異なる)。
「会う」が「ah-oo」です。



【29】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/4/24(土) 23:02 -
----
「じゃん」のルーツを解明することに力が注がれています。「じゃん」はもともとは「じゃんか」「じゃ あんか」であり、大元は「では あるまいか」といったところでしょうか。

南関東・中部地方からずっと離れた北部九州(五島など)、山口などで「じゃん」が用いられるのは、方言周圏論で説明できるのでしょうか。

----
2004.04.19 〔見逃し。「つぎ」と「こんど」の違いについて?〕

2004.04.20 数日の数っていくつ?
 桜井アナウンサー「『数日』は『2、3人』。3、4も5、6も多い」
 伊東アナウンサー「『数日以内』は『2、3日以内』」
 NHK放送文化研究所調べ(1603年以降の辞書107冊につき)1886年、和英辞典「数」の項目に「10より少ないいくつか(Several less than ten)」―1911年〜3、4。5、6。―1976年〜2、3が登場―1980年〜2、3が多くなる―2000年〜2、3/3、4から5、6
 NHK放送文化研究所調べ(H8)「数日後」「2〜3」36%、「3〜4」30、「4〜5」21、「5〜6」9、「その他」4。H8の調査で、60歳以上では「数日」を2〜3日より3〜4日、4〜5日とする人がわずかに多い/(H15)「数日」43%、26、12、7、12。
 NHK放送文化研究所調べ(H15)「数人」20歳代―「2〜3」31%、「3〜4」25、「4〜5」17、「5〜6」10、30歳代―26、29、15、13、40歳代―27、23、21、10、50歳代―25、28、15、15、60歳以上―21、15、24、24
 投書(東京都)「〔もと看護師の私が〕突発性発疹は何日で消えるかと聞かれ『数日』。2〜3日から1週間のつもりであいまいに答えた」
 放送で急な事故のニュースで人数確認できない場合は「数人」

2004.04.21 じゃんの道 静岡発
 報告・小田川肇アナウンサー(静岡放送局)
 みやげ物屋てぬぐい(S40年前後)にも「ではないか じゃん」「いいじゃないの いいじゃん」
 S30の録音(静岡市内農家の女性〔M25生まれ〕の雑談)「おちゃがしゃーえーじゃー(お茶菓子は良いよ) はなしゃーなんでだよ(話は何だか〜ね) はなしょーしてもらいたいてゆーでー(話をしてもらいたいっていうから) べんしにはなしをして(弁士に話をして)べんしのはなしんこまるじゃん(弁士の話が困るよ)」
 かつては静岡清水←→甲州甲府を富士川、身延街道を通じ行き来した
 静岡清水に江戸時代の「甲州廻米置場跡」の石碑、現在も山梨県所有の土地が
 清水の「じゃん」は甲府のと違う(VTR・年配女性)「ことば悪いやね、漁師町でしたから。女の人も『いいじゃんか』」
 清水・甲府どちらがルーツかは断定がむずかしい

2004.04.22 「じゃん」の道 山梨発
 報告・横井健吉アナウンサー(甲府放送局)
 なじみの店で「よくきたじゃんねー」
 「こうふアルジャン argent」(市役所が再開発の拠点として作る)
 山梨県立美術館に「みるじゃんの丘」
 山梨県ホームページ「食うじゃん」
 山梨では年配の人ほど使う
 高齢者の趣味の会「うまいじゃんね」「作るじゃん」「価値あるじゃんね」「いいじゃんね」「早いじゃん」「年をとりたかねーじゃんね」「肩が痛くなってやーじゃんね」
 山梨ことばの会代表・小林是綱さん(1)断定「温泉一緒に行ってくれる?」「行くじゃん」(2)勧誘「どっか連れてってくれる?」「温泉へでも行くじゃんけ〔古い形〕」(3)同意「温泉よく行く?」「よく行くじゃんねー」「ほーじゃんねー〔一番多い形〕」
 静岡清水から富士川沿いに鰍沢へ海産物が、鰍沢から幕府献上米、天然氷などが運ばれる、鰍沢から県東部、長野へ物資運ばれる(「じゃん」も運ばれた?)
 投書(横浜市・男)「両親1901年鰍沢生まれ、祖母と『じゃん』を使っていた」
 投書(女)「66年甲府に住む。甲州名物の煮貝は、静岡から富士川沿いに甲府に運ぶ」

2004.04.23 じゃんの道 長崎発
 報告・田中洋行アナウンサー(長崎放送局)
 五島列島・福江市(年配女性)「時たま、良かじゃん、何とかじゃん、と使う」
 岐宿町・ 松山勇さん(76)(方言研究者)宅で年配女性会話「鼻なんかおさえて分からんじゃん」「ここへんでもあん人とあん人とチング(友達)やもんて言うじゃん?」
 大正6年に出版された本〔『五島通史』〕にも当時「『じゃん』が使われている」、年配者も祖父母の代から使うという
 島原市・峰友喜代年さん(74)芸能「にわか」の中に「じゃんにすればよかろーがー」(じゃん=折半;けんか両成敗)
 静岡・山梨の「じゃん」との関係は分からず
 島原の有馬晴信は甲州大和村に幽閉、明治に島原農民が山梨にじゃがいも開拓民



【49】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/5/6(木) 5:14 -
----
見逃しが多くなってきました。この週は「小ネタ」が多かったように思います。

----
2004.04.26 負けず嫌い?負け嫌い?
 「負けないことが嫌い?」――辞書には「負け嫌い」(江戸時代、漱石「坊っちゃん」)もあり
 「負け嫌い」が先にあり「負けず嫌い」か
 明治時代「負ける嫌い」もあり。「負けず魂/負けじ魂」との混交か
 意志・推量を表す「行かず」(静岡・山梨など)
 「ふるさと日本のことば」(2000.05.28放送)長野県・佐久市湯川「行かずに ほ(行こう ほら) えべさえべさ」「行かず めた」
 「食わず嫌い」は――「食わないのに嫌い」

2004.04.27 「生きざま」って使いますか?
 投書(茨城県50代)「『〜ざま』がきたなく感じられる、『死にざま』と重なる」
 投書(東京都59歳・男)「『ざまを見ろ』などみっともないようすを表すはず」
 辞書には「個人の生き方の具体的なありさま」等、悪いイメージはない
 「死にざま」(死ぬときの有りさま・死にぎわ)から生まれた
 「さま」――(1)方向を表す(2)人に対する敬称(3)様子を表す――否定的ではない
 「ざま」江戸時代中ごろから侮蔑的――「ぶざま」
 1960年代に生まれたことば――劇的な生き方に若者が憧れたか

2004.04.28 渋滞、ノロノロ運転は?
 「川崎から20キロ渋滞しています」川崎はどこか?――「川崎から先へ20キロ」「川崎より手前20キロ」
 日本道路交通情報センター・越智ひろみさん「川崎から」というと川崎から先。「川崎から渋谷にかけて20キロの渋滞」。センターでは「渋谷を先頭に川崎までの渋滞」
 渋滞予想(下り)「大和バス停25km」→「大和バス停を先頭に25キロ渋滞」
 複雑な渋滞状況「谷町で工事のため○キロ、さらに渋谷から駒沢にかけて○キロ、さらに用賀から川崎にかけて○キロ」
 東西に走る道路では「○○方面へ向かう西行きは」、内回り・外回りでは「○○方面へ向かう外回りは」。
 〔宮川アナウンサー余談〕富山・礪波地方の屋敷林を「カイニョ」という。地元民も語源が分からない。〔ウェブでは「垣入(かいにょう)」ともある〕

2004.04.29 みどりの日

2004.04.30 〔見逃し。新聞によれば「よく間違う慣用句」〕



【58】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/5/8(土) 14:01 -
----
連休だったため、今週は2回だけです。

ところで、NHK教育テレビで放送されている「日本語なるほど塾」にはテキストがあり、毎号の末尾に、この「気になることば」で放送した主題のうちいくつかが取り上げられています。

----
2004.05.06 結果を出す
 スポーツニュースで「結果を出す」(よい? 悪い?)
 放送文化研究所(H8)「彼は結果を出しましたね」――「おかしい」40%「おかしくない」40%/「おかしいと感じる人」男性:女性 20代15%:46%、30代35:50、40代33:46、50代40:46、60歳以上36:38(若い男性少ない)
 「評価する」(よい? 悪い?)最近の辞書では「高く評価する」も。また「評判の店」「人気の店」
 町永俊雄アナウンサー「結果は『実を結ぶ』だからいい意味なのでは?」

2004.05.07 他人事でもヒトゴトですか?
 投書(33歳・男)「辞書に『他人事』を『たにんごと』は間違いでないとあるが、あれは断じて『ひとごと』と思う私は意固地なのか」
 伝統的には「ひとごと」
 戦前辞書では「人事・他人事」――「人事」では「じんじ」なので「他人事」→ルビを振らなければ「ひとごと」
 放送文化研究所調査(H11)「とても他人事とは思えない」たにんごと77%、ひとごと17、どちらかと言えば3、どちらかと言えば2
 「お手数をおかけしました」年配の丁寧な方は「おてかず」――大正時代には「おてかず」一般的
 「世論」は「よろん」→「せろん」



【430】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 岡島昭浩
 - 04/10/5(火) 15:59 -
----
今、NHKラジオをつけたらやっていました。

「農作物」などにふれた後、
「重複」について「ちょうふく」が古く「じゅうふく」が新しい、という話をしていますが、中国から渡ってきたときにはチョウフクだったが、日本風の読みをするようになり、ジュウフクが出てきた、という風に説明したのは、いけません。

「綴り字発音」という風に説明をしたのはよさそうですが、漢字音の単一化、という風にするのがよかろうと、私は思っております。

聴取者からのお便りは、相変わらず「どちらが正しいのでしょう」。「気になることば」の担当者は無力感に襲われないでしょうか。



【432】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/10/5(火) 18:27 -
----
▼岡島昭浩さん:
>今、NHKラジオをつけたらやっていました。


最近、東村山市に引っ越しまして、中野のYeemarは東村山のYeemarとなっております。生活形態が変わり、テレビの記録がはなはだしにくくなりました。そこで「週間報告」はなんとなく尻切れトンボとなっております。

とはいえ、説明のしかた、読者の興味のありかたなどを含め、大事な情報が放送されるので、何とかしなければと思っています。

ラジオは雑音が多くあまり入りません。これも何とかしなければと思います。



【554】
Re:NHK「気になることば」週間報告 ##
 Yeemar
 - 04/11/23(火) 7:14 -
----
> そこで「週間報告」はなんとなく尻切れトンボとなっております。


NHKホームページに、今年4月からの内容紹介があります。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/index04.html

また、昨年度については「タイトル集」があります。

というわけで、私の報告は尻切れトンボとなっても、NHKのホームページと合わせれば、(奇しくも?)うまい具合に相互補完されるわけです。

また「NHK日本語なるほど塾」の番組テキストにも、毎号「気になることば」のページがあって、この番組から選り抜いた話が載っています。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。