オリンピックで目についたことば ##
Yeemar
- 04/8/14(土) 15:13 -
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オリンピックで目についたことば
の続きです。
2004.08.14 のアテネオリンピック開会式。入場行進で、男性アナウンサーはさわやかで晴れやかな調子で選手団を紹介。「前回の大会ではすぐれた成績を残しました」などというふうに。
イラクの選手を紹介するとき、ついその口調で
去年のイラク戦争では多くの国民が犠牲になりました。と明るく紹介した(ように私には聞こえた。少なくとも重くはなかった)。戦争はまことに悲しむべきことで、本来ならつい一瞬絶句して、聞き手にイラクの過去と現在を思い起こさせるようなアナウンスであってほしかった。それとも、このアナウンサーのもともとの声質によるのかな?
【294】
解説者とアナウンサー
佐藤
- 04/8/17(火) 5:21 -
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この組み合わせのありようで、ドキドキハラハラすることがありますね。
昨日の野球がそれでした。星野元監督と噛み合わないというか、ちょっとぎすぎすした感じがした。遠慮のない関係を結べているからのやりとりだった、と見えなくもないのですが。
男子体操のはなかなか好ましかった。アナウンサーは正確な情報を伝えつつ、視聴者代表のような感想も述べる。解説は個々の競技の冷静な評価、ミスの要因などの細部を、経験者ならではの視点で的確に指摘してました。両者の声がかぶることもなく、アナウンサの感想を、解説者が裏付けする感じでテンポもよい。お互いにやりやすいだろうなと素直に思える運び方でした(それもあって、つい夜更かしを……)。
【297】
Re:解説者とアナウンサー
佐藤
- 04/8/17(火) 15:15 -
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同じNHKですが、実況とビデオとで別の人になってました。地上波と衛星波の違いでしょうか。ビデオの方も悪くないけれど、実況の組み合わせの方(解説者がソウル五輪に出た人)がよかったかな。
【298】
Re:解説者とアナウンサー
佐藤
- 04/8/17(火) 19:34 -
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17日19時以降の録画は実況のコンビのようです。「放物線は勝利への架け橋だ!」。
【299】
Re:解説者とアナウンサー
岡島昭浩
- 04/8/18(水) 18:56 -
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▼佐藤さん:
>「放物線は勝利への架け橋だ!」。
これは、NHKのオリンピックテーマソングの引用なのでしょうね。
http://www3.nhk.or.jp/olympic/nhk/theme2_fs.html
【304】
Re:オリンピックで目についたことば ##――ちょー...
Yeemar
- 04/8/19(木) 21:55 -
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北島康介選手の一言は「ちょーきもちええ」と聞こえましたが、「週刊新潮」2004.08.26 p.17 グラビアのキャプションに
競泳男子平泳ぎ100メートルの北島康介(21)、優勝後のひとことは「ちょーキモチいー」とあります。新聞の見出しも「ちょー気持ちいい」ではなかったでしょうか。
【305】
Re:オリンピックで目についたことば ##――うわず...
岡島昭浩
- 04/8/20(金) 0:08 -
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女子柔道実況の三宅アナウンサーはフジテレビの人だと思うのですが、何度か「うわずえ」と言うのを聞きました。
これは「うわぜい」の語源俗解形だろうと思っている形ですが、NHKあたりから「指導!」が入ったりしないのでしょうか。
「奥衿」というのは、柔道以外でもいうのだろうかと思って検索してみたら1件だけそれらしいのが引っかかりました。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/proudmary/page/03detail/tah_size.html
【306】
Re:オリンピックで目についたことば ##
Yeemar
- 04/8/20(金) 9:32 -
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3度目の五輪で悲願の金、柔道女子78キロ級の阿武教子選手のよみ方は「あんの・のりこ」。「喜屋武」さんが「きゃん」さんだから、「武」は「ん」と読む漢字なのでしょう。すると「阿武」は「あん」であり、「の」は「藤原道長」の「ふじわらの」のように読み添えのかなでしょうか(歴史的なことを考えず今の状態を説明するならば「阿武」全体で「あんの」とよむ一種の熟字訓というべきでしょうけれども)。親戚の人を「鈴木の一郎ちゃん」とか「田中の太郎さん」とかいうのにも似ておもしろく思います。
「喜屋武」さんは「きゃん」という発音が先にあって文字を当てたのか、もともと「きやむ」などと言っていたのがなまって「きゃん」になったのか。この字で「きやたけ」さんもいますね。
【308】
Re:オリンピックで目についたことば ##
skid
- 04/8/20(金) 14:13 -
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▼Yeemarさん:
>3度目の五輪で悲願の金、柔道女子78キロ級の阿武教子選手のよみ方は「あんの・のりこ」。
「阿武」で連想するのは「阿武松原」「阿武松緑之助」。
「あぶ」→「あふ」→「おう」でしょうか。
横綱の「阿武松」は『大日本人名辞書』新訂版(昭和11年)に「アブノマツ」という見出しになっています。
【310】
Re:オリンピックで目についたことば ##――うわず...
佐藤
- 04/8/20(金) 23:23 -
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▼岡島昭浩さん:
>女子柔道実況の三宅アナウンサーはフジテレビの人だと思うのですが、何度か「うわずえ」と言うのを聞きました。
不用意な発音から聞き覚えた、あるいは、発音を不用意に聞き取って覚えてしまった、という線もありますか? 自分で「うわぜい」とつぶやいてみて、「うわずえ」に聞こえないこともないように思ったので。(おお! 塚田、金メダル!)
【311】
Re:オリンピックで目についたことば ##
畠中敏彦
- 04/8/20(金) 23:38 -
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【○○は、最もメダルを期待していた一人】
と、ある局のアナウンサーが言っておりました。
「○○は期待していた一人」であり、他にも期待している人がいるのですよね。
「最も…」ときますと、特定の(単一の)者を指す印象がありますが、そうで
もないんですね。
まぁ、オリンピックに限らず、普段もこのような言い方をよく耳にします。
【312】
Re:オリンピックで目についたことば ##――うわず...
岡島昭浩
- 04/8/21(土) 7:10 -
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「うわずえ」は、スポーツ放送の世界では、すでに定着した言葉となっているようにも思うのですが、「上から末まで」という感じで意識されているのだろうと思っています。
「うわぜい」(ウワゼエ)という伝統形を聞いて、「せいくらべ」の「せい」との関係を想起できない(で「末」を想起してしまう)のは、「せいが高い」ではなく「せが高い」が標準的な形になってしまっている所為もあるのでしょうか。
なお、「うわずえ」は、ほぼ常に「うわずえがある」の形で使われるようです。
旧会議室で書いていたのでした。解説者ではなくアナウンサーが、しかもNHKの放送として流れたことを記録したかったのでした。
【313】
Re:オリンピックで目についたことば ##――(c)
岡島昭浩
- 04/8/21(土) 7:16 -
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視聴者からの応援FAXなどが紹介されたりしますが、その中に、© 、(c)、丸シー、があり、「〜ちゃん」と読まれているのを知りました。アナウンサーは、「絵文字が使ってますが」などと言っていたように思います(たしか青山アナでしたか)。
携帯メールなどでは、丸シーは、普通に使えるのでしょうかね。
【318】
Re:オリンピックで目についたことば ##――(c)
KS
- 04/8/24(火) 16:37 -
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▼岡島昭浩さん:
>視聴者からの応援FAXなどが紹介されたりしますが、その中に、© 、(c)、丸シー、があり、「〜ちゃん」と読まれているのを知りました。アナウンサーは、「絵文字が使ってますが」などと言っていたように思います(たしか青山アナでしたか)。
>
>携帯メールなどでは、丸シーは、普通に使えるのでしょうかね。
携帯メールの普及で絵文字や略号が大流行ですね。
ドコモ標準絵文字を始め、各自オリジナルな絵文字がいっぱいあるようです。当然ながら、私にはサッパリですしとても付き合いきれません。
もっとも、言葉にしても文字にしても、このような流行が自然に淘汰整理されて生まれたものかもしれないような気がしています。
【335】
Re:オリンピックで目についたことば ##――ちょー...
道浦俊彦
- 04/9/5(日) 10:16 -
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VTRで見ても「チョー気持ちええ」でした「いい」ではありません。標準語に変換されたのでしょうね。
【567】
Re:オリンピックで目についたことば ##――ちょー...
skid
- 04/12/3(金) 18:46 -
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私は「チョー気持ちええ」とは聞こえないのですが、注意不足でしょうか。
最初に「チョー」を付けない「気持ちいい」の「いい」は、力が入って「い゛ー」となったような感じだと思ったのですが、記憶が曖昧です。
【568】
Re:オリンピックで目についたことば ##――ちょー...
佐藤
- 04/12/3(金) 23:55 -
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▼skidさん:
>私は「チョー気持ちええ」とは聞こえないのですが、注意不足でしょうか。
私も。このところ、何度か聞く機会がありましたね。日本語の典型的な〔i〕よりは舌が下がり気味だが、〔e〕までは行ってないような発音に感じました。
【569】
Re:オリンピックで目についたことば ##――ちょー...
道浦俊彦
- 04/12/4(土) 17:16 -
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▼佐藤さん:
>▼skidさん:
>>私は「チョー気持ちええ」とは聞こえないのですが、注意不足でしょうか。
>
>私も。このところ、何度か聞く機会がありましたね。日本語の典型的な〔i〕よりは舌が下がり気味だが、〔e〕までは行ってないような発音に感じました。
そのとおりだと思います。
私は最初、1回目のは「気持ちええ」と聞こえました。2回目は「気持ちいい」と聞こえました。
全国の若者に広がっている関西弁の影響かと思いましたが、今回の流行語大賞のニュースで、VTRを何回も繰り返し見て聞いていると、「気持ちいい」と言おうとして、鼻に水が残っていて「イ」と「エ」の中間のような音になった、というのが、本当のところではないでしょうか。
本人も「気持ちいい」としっかり言えなかったので、もう一度繰り返したのでは?そこから考えると「チョー気持ちいい」と彼は言いたかったと考えていいのではないでしょうか?