2005年10月17日

ニュースで目についた言葉 # 「買春(かいしゅん)...

【385】
ニュースで目についた言葉 # 「買春(かいしゅん)...
 畠中敏彦
 - 04/9/20(月) 5:51 -
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今朝(H16.9.20)の朝日新聞(1ページ)の折々のうたに
>訓読みと音読みを勝手にくっつけた「買春」なんて言葉はもってのほかの珍造語で・・・
と、ありました。



【391】
Re:ニュースで目についた言葉 # 別状と別条
 畠中敏彦
 - 04/9/23(木) 5:53 -
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細かいことですみませんが、もうひとつ。
たとえば、「命にベツジョウはない」は、別状なのか別条なのか?。
昨夜のNHKニュースでは前者が、他の局では後者を使っていました。
(私の記憶違いがなければ)

もっとも、辞書をみるかぎり双方とも、大きな間違いではなさそうですが。



【502】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 UEJ
 - 04/10/26(火) 23:05 -
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これはニュースというよりはJRの用語なのかもしれませんが、
不通となっている上越新幹線に対しての「運転を見合わせています」
という表現に違和感を感じます。

私の「見合わせる」に対する語感は「無理すれば運行することもできるのだが
運転を控えている」というニュアンス。
今回の上越新幹線のようにどうやっても運行できない場合は
回りくどい言い方をしないでずばり「不通です」が適当な気がします。



【505】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 道浦俊彦
 - 04/10/27(水) 16:56 -
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おっしゃるっとおりで、「運転できるけど念のためしない」が、本来の「見合わせる」で、「しようとしてもできない」のは「不通」なんですが、この音が「普通」と同じなので、やめたのではないでしょうか。だから「○○から××の区間は、運行を中止しています」といいうべきところでしょう。「平成ことば事情174」に書きました。



【508】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 畠中敏彦
 - 04/10/28(木) 9:40 -
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▼道浦俊彦さん:
>おっしゃるっとおりで、「運転できるけど念のためしない」が、本来の「見合わせる」で、「しようとしてもできない」のは「不通」なんですが、、、


UEJさん、道浦さんに同感。
私の印象では、最近、交通機関が不通になれば、画一的に「見合わせる」を使っているような気がいたします。
失礼な言い方になるかもしれませんが、関係者の方は、その意味を深く考えず、惰性で使っているような気がいたしますが、どうなんでしょう?



【510】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 KS
 - 04/10/28(木) 10:51 -
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▼畠中敏彦さん:
>UEJさん、道浦さんに同感。
>私の印象では、最近、交通機関が不通になれば、画一的に「見合わせる」を使っているような気がいたします。
>失礼な言い方になるかもしれませんが、関係者の方は、その意味を深く考えず、惰性で使っているような気がいたしますが、どうなんでしょう?


 意味を考えず使っているんじゃなくて「不通です」では響きがきついと言う理由じゃないでしょうか「見合わせさせて頂いております」なんて案も出るのです。言葉としてはおかしくても、いかにも「丁寧に、へりくだって言っている」と云う雰囲気がお客様に伝わるかどうかが大切なんです。見合わせている」でも「不通です」でも電車が動かないことには代わりが無いと言うことですね。「自分の責任ではない」という気持ちも働いている家も知れません。
 こう云う視点で見るとチョッと可笑しい最近の言葉も理解がいくのでは…



【512】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 畠中敏彦
 - 04/10/28(木) 20:41 -
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▼KSさん:
言葉としてはおかしくても、いかにも「丁寧に、へりくだって言っている」と云う雰囲気がお客様に伝わるかどうかが大切なんです。

なるほど。
そう言われると、そのような見方も、否定できないかもしれませんね。
ただ最近、へりくだる余り、本来の日本語をあやしくしている傾向がある(本例はともかく、一般論として)のも、事実のような気がいたします。



【516】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 道浦俊彦
 - 04/10/29(金) 8:44 -
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「見合わせる」は、交通機関の広報がそのように送ってきたファックスをそのまま読んでいるのだと思います。交通機関は、婉曲表現だと思っているのではないでしょうか。メーカーが「欠陥」を「不具合」と言うようなものです。またマスコミが、発表情報を検証すること自体を「見合わせ」た結果でしょう。自戒をこめて。



【517】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 KS
 - 04/10/29(金) 9:33 -
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▼畠中敏彦さん:
>ただ最近、へりくだる余り、本来の日本語をあやしくしている傾向がある(本例はともかく、一般論として)のも、事実のような気がいたします。


ことばとは不思議なもので、きちっとした日本語を覚えた人には違和感いっぱいで憤死しそうでも、知らない人には何とも感じない。指摘すると「言葉尻とらえて知ったかぶりして嫌なやつ!」ぐらいの評価になります。社会もマスコミも「言葉はフィーリング、通じればいい」と云うがごとく間違ってたり正しく無かったりしてもそのまま通ってしまうようです。
 百貨店の歳暮コーナーで「ご住所(お電話番号)、お伺いして宜しいでしょうか?」
 金メダルコメントで「みんなが応援してくれて…」 若い人に変だよと指摘すると「どうしてですか?」と問われて返事をためらう今日この頃です。



【518】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 Yeemar
 - 04/10/30(土) 9:12 -
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▼道浦俊彦さん:
>「平成ことば事情174」に書きました。


こちらですね。

それから高島俊男『お言葉ですが…』(単行本第1巻 p.47-48〔この項95.5.25〕)に
 地震の翌日、テレビで、
「新幹線は数ヵ所で橋げたが落下したため、運転を見あわせています」
 と言っていた。何でもものごとをとりやめることを「見あわせる」と言うものと思っているようだが、そうではない。やってやれぬことはないが、大事をとってやめておくのが「見あわせる」である。
「このケーキ、賞味期限を三日すぎてるけど、クンクン、大丈夫なようだ。食べるかい?」
「まあおれは見あわせておこう」
 というようなのが「見あわせる」である。絶対不可能なばあいにもちいることばではない。
とあります。



【519】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 NISHIO
 - 04/10/31(日) 12:04 -
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▼道浦俊彦さん:
>「見合わせる」は、交通機関の広報がそのように送ってきたファックスをそのまま読んでいるのだと思います。交通機関は、婉曲表現だと思っているのではないでしょうか。メーカーが「欠陥」を「不具合」と言うようなものです。


最後の部分はちょっと引っかかりますが(メーカーの一技術者として)…、
それはさておき、通常、企業の報道発表資料は広報部門が社内規定に基づいて用語や表現を厳重にチェックしているはずです。内容によっては法務部門の審査もあります。現場の担当者が適当に書いた文章がそのまま発表されることは考えられません。(実際の報道内容をみると、微妙なニュアンスの違いや明らかな間違いもしばしばあり、社内に訂正情報が流れることも珍しくありません。『「〜〜」の部分は記者の憶測』といった補足も見かけます)

ホームページに掲載する「お知らせ」なども、報道発表と同様、社内規定に基づいて慎重にチェックするのが常識だと思うのですが、今回のJRの例では不統一が見られます。JRの社内用語集に「見合わせ」「取り止め」「運休」「不通」の使い方が載っていれば見てみたいものです。

【JR東日本・山手線駅構内の掲示】
      ご案内
 10月23日に発生した新潟地方を震源とする強い地震の影響で、下記の区間が運転を見合わせております。
        記
10月28日6時現在、運転を取り止めている区間
  ・上越新幹線 越後湯沢〜燕三条
  (略)
下記の夜行列車は次の区間、運休となります。
  (略)
【JR東日本・新幹線列車運行情報】 http://www.jreast.co.jp/train_info/shinkansen.asp 
 上越新幹線は、新潟中越地震の影響で越後湯沢〜燕三条駅間で運転を見合わせ

【JR東日本・新潟支社のお知らせ】 http://www.jrniigata.co.jp/jisinn.htm 
 10月23日に発生いたしました新潟県中越地震の影響により、上越新幹線の一部区間およびJR東日本新潟支社管内を中心とした在来線の一部区間が不通となっております。




【520】
Re:ニュースで目についた言葉 #「見合わせる」
 佐藤
 - 04/10/31(日) 21:21 -
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▼UEJさん:
>私の「見合わせる」に対する語感は「無理すれば運行することもできるのだが運転を控えている」というニュアンス。今回の上越新幹線のようにどうやっても運行できない場合は回りくどい言い方をしないでずばり「不通です」が適当な気がします。


 語感については同感です。
 ただ、(私も自信がないのですが)一部区間だけ運転不能だが、諸般の事情(安全確認・折り返し運転ダイヤ作成等)からあえて全線で運転を一時中止している場合、「見合わせる」でもよい気がしますが、どんなものでしょうか。
 



【570】
Re:ニュースで目についた言葉 # 「の疑いがある」
 UEJ
 - 04/12/4(土) 17:38 -
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奈良の女児殺害事件で、女の子の服に付いていた髪の毛の血液型がB型であるとの鑑定結果が出たことを受けて、「警察は犯人の血液型がB型である可能性があるとみて捜査を続けている」との報道に違和感ありです。
髪の毛の血液型がB型だと分かる前から、犯人の血液型がB型である「可能性」は多かれ少なかれあるに決まってるじゃないか、と思ってしまいます。
「B型の可能性が高いとみて」なら納得するのですが…。

「警察は…の可能性があるとみて」「警察は…の疑いがあるとみて」という言い回しには今回の件に限らず「んっ?」と思うことが少なくないのですが、今回は特に強く違和感を感じました。



【571】
Re:ニュースで目についた言葉 # 「の疑いがある」
 UEJ
 - 04/12/4(土) 17:53 -
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話は逸れるのですが、

>「B型の可能性が高いとみて」なら納得するのですが…。


と書きながら、ふと「疑い」は「高い」じゃなくて「強い」または「濃い」だよなぁ、でも逆に「疑いは弱い」とはあまり言わないなぁ、と迷ってしまったので、googleでヒット数調査してみました。

可能性が高い:約 735,000 件
可能性が強い:約 45,600 件
可能性が濃い:約 5,440 件

可能性が低い:約 29,100 件
可能性が弱い:約 25 件
可能性が薄い:約 9,890 件

疑いが高い:約 3,530 件
疑いが強い:約 17,100 件
疑いが濃い:約 3,800 件

疑いが低い:約 159 件
疑いが弱い:約 2 件
疑いが薄い:約 510 件

とりあえず結果を羅列するだけに留めますが、「が」を「は」に変えた場合の組み合わせなども含めて考察するといろいろ面白いかも。



【572】
Re:ニュースで目についた言葉 # 「の疑いがある」
 道浦俊彦
 - 04/12/4(土) 22:39 -
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なるほど、そうですね。気をつけます。「可能性が高井」か「大きい」かについては「平成ことば事情893」で書いています。この場合は「需要」についてでしたが、「可能性」についても。2年前ですが。此処に(長いですけど)貼り付けておきますので、ご参考までに。


1996年以降、国内での製造と輸入が禁止されている「フロン12」を密輸入していたとして、埼玉県の業者が逮捕されたというニュースを読みました。その中でこの「フロン12」が、いまだに国内2000万台の自動車のエアコンで使用されていて、在庫に限っては販売も許可されているという現状をさして、
「まだまだ需要が高い」
という文章が出てきました。ハタと立ち止まったのは、
「需要は“高い・低い”のか?“大きい・小さい”なのか?“多い・少ない”なのか?」
ということです。これによく似た例としては、
「可能性」
があります。この「可能性」も「大きい」「高い」「強い」のどれが適当なのか?とよく問題になります。
まずは「需要」について考えましょう。「需要」の反対語は「供給」。


「供給」が「高い・大きい・多い」。


この中だったら、「多い」を選ぶのではないでしょうか。
そうすると「需要」も「多い」かな。でも「需要が高まっている」という表現はOKだな。また「大きな需要がある」もいけそうだな。「希望」も「大きい・小さい」ですね。
ここまで考えてハタと気付きました。(よく「ハタ」となるな。)
「高い」と「大きい」は「数字」に関係する言葉です。つまり、「確率」が「高い」ということは、確率を表す数字が「大きい」ということです。
それに対して、「多い・少ない」は、「量」を表す言葉です。「量」も、もちろん数字に置き換えることは出来ますから、そこで、直接数字に関係する「高い」「大きい」と結びついて使われることがあるということではないでしょうか?
そう考えると、「可能性」についても本来は数字に直接は置き換えられない「強い・弱い」であって、それが数字にむすびつくことによって 「大きい」「高い」という言い方も認められるようになっていったのではないのか?という考えが浮かびました。
いつものようにGoogleで検索。


需要が「高い」= 3970件 需要が「低い」= 436件
需要が「多い」= 4950件 需要が「少ない」= 3260件
需要が「大きい」=1530件 需要が「小さい」= 124件


これで見ると、「需要」は総合的には「多い・少ない」が、頭一つ抜け出ていますね。ネット上の頻度では。次が「高い・低い」、一番使われてないのが「大きい・小さい」です。
「可能性」についても見てみました。


可能性が「高い」=25万9000件 可能性が「低い」=7720件
可能性が「強い」= 1万4800件 可能性が「弱い」= 7件
可能性が「大きい」=3万0900件 可能性が「小さい」=414件


こちらは「高い・低い」、次いで「大きい・小さい」、「強い・弱い」。
「可能性」はパーセンテージ、つまり数字と結びついて語られることが多いので、「高い」「大きい」が来るのでしょう。それに対して「需要」は「可能性」ほどは数字と結びついていない、と見ることも出来るのではないでしょうか。
この説が認められる可能性は・・・・高い?低い?


2002/10/30



【573】
Re:ニュースで目についた言葉 # 「の疑いがある」
 UEJ
 - 04/12/5(日) 21:14 -
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▼道浦俊彦さん:
>なるほど、そうですね。気をつけます。


「の疑いがある」「の可能性がある」というのは警察側の発表で使う定型文だと思っていたのですが、報道機関側の言い回しなのでしょうか?



【582】
Re:ニュースで目についた言葉 # 「受け止め」
 Yeemar
 - 04/12/11(土) 8:46 -
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ちょっと前に、「受け止め方」「反応」の意味で「受け止め」ということばが使われているのに気づきました。例、
〔有働由美子アナウンサー〕曽我〔ひとみ〕さんと家族の再会について日本政府の受け止めです。(NHK「ニュース10」2004.07.09 22:00)
のように(複数のアナウンサーが使っていましたから、ニュース用語になっていたのでしょう)。

これは新用法だと思いました。ところが、ここしばらく、耳にしないような気がします。私が聞き漏らしているだけか、たまたま使われていないだけか、それとも、「受け止め」はへんなことばだという声が出て使われなくなったのでしょうか。耳にされた方がいらっしゃいましたらご一報いただければ幸いです。


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