2005年10月17日

1ドル365円

【739】
1ドル365円
 つる
 - 05/2/28(月) 1:23 -
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1ドル365円と覚えています
いつも頭の中で独り言をつぶやきながら電卓たたきます
ずーーとなぜ365円になったのかが疑問でした
おしえていただくと「すっきり」すると思います



【740】
Re:1ドル365円
 岡島昭浩
 - 05/2/28(月) 2:03 -
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▼つるさん:
>1ドル365円と覚えています
>いつも頭の中で独り言をつぶやきながら電卓たたきます
>ずーーとなぜ365円になったのかが疑問でした
>おしえていただくと「すっきり」すると思います


かつて1ドルは360円でした。戦後、円の切り上げから昭和46年頃までですね。
なぜ、そのレートになったのか、というのは、ことばの問題ではなく、国際経済の問題だと思いますので、この会議室で話題にするよりも、それに相応しいところでしていただければと思いますが、ことばに関連することで言えば、「なぞなぞ」で「ハンドルはいくら?」というのがありました。答えは「180円」。それが154円になり、時価になりました。

360円であるはずのものを365円と覚えてしまわれたのだとすると、それは一年365日に引かれたものではないでしょうか。

そういえば、円を360度にするのは、1年360日と考えたからだ、と聞いたことがありますが、360という数字は、約数がたくさんあって便利ですから、そういう側面もあるでしょう。

多分、すっきりとはなさらないと思いますが。



【743】
Re:1ドル365円
 道浦俊彦
 - 05/2/28(月) 11:22 -
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「円」の角度(?)が360度だから、360「円」にした、という語呂合わせ説聞いた事がありますが、俗説でしょうか?
いずれにせよ第二次大戦後、日本が独立したサンフランシスコ講和条約締結のあとに決まったのでは?
戦前は「1ドル=2円」だった時期があると聞いたこともあります。(ちゃんと確認していません。ゴメンナサイ)



【744】
Re:1ドル365円
 岡島昭浩
 - 05/2/28(月) 11:29 -
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▼道浦俊彦さん:
>「円」の角度(?)が360度だから、360「円」にした、という語呂合わせ説聞いた事がありますが、俗説でしょうか?


だとすると、日本語を解する人によって決められた、ということになり、「ことば会議室」の話題に沿うものとなりますね。



【746】
Re:1ドル365円
 道浦俊彦
 - 05/2/28(月) 14:12 -
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やはり「俗説」のようですね。こんなサイトも4月23日は「360円の日」だそうです。以下、そのサイトからの引き写しです。
*************************************
1949年4月23日、GHQは日本円とアメリカドルの交換レートを1ドル=360円と定めました。このレートは「スミソニアンレート」が採用された1971年まで22年間にわたって維持されました。

日本円とドルの交換比率は、明治初期には最初1ドル=1円と定められていま
したが、その後実際にはドルのほうが力があるため次第に円安に動き、昭和
初期には1ドルが3〜4円程度になっていたようです。それが戦後の超インフレ
で円の貨幣価値が大幅に下落したため、GHQとしては当時の実勢状況から、
この程度であろうということで定めたようです。

360円という数字が選ばれた根拠についてはよく分かりません。「円」だから
円周の度数というのはさすがに俗説と思いますが、やはりキリのいい所で
選ばれたのではないでしょうか。

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「ことばについての会議室」管理人が、下に元ページへのリンクを張り、また、話題に必要な部分の引用にとどまるよう、一部、削除しました。
元ページ



【748】
Re:1ドル365円
 道浦俊彦
 - 05/2/28(月) 14:26 -
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こんな記述も見つかりました。
*************************************

1971年以前において、円レートは1ドル=360円と設定された、固定相場制であった。このレートは、1949年4月25日に連合国軍総司令部(GHQ)が設定したものだが、これがどのようにして決まったのかについては様々な説がある。

「1 『円は360度だから』
 2 日本に進駐した米軍のえらい人が、熊手を売っているのを見て買った。その熊手の値段からはじき出した。」(朝日新聞経済部編 『円とドル』)

「日本の場合、昭和10年から23年までの間に卸売物価は約208倍になっている。同じ期間に米国の卸売物価は約2倍だったから、日本の卸売物価の上昇率は米国の約104倍である。昭和10年の円為替レートは1ドル=約3.5円だったから、これを104倍すると約364円、端数を切り捨てて1ドル=360円とした。」(力祢館正久著 『円の100年−日本経済側面史』)

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「ことばについての会議室」管理人が、下に元ページへのリンクを張りました。
元ページ





この記事へのコメント
1958年頃、小学校の担任が「1ドルが365円から360円になった」と興奮して言っていたのを覚えています。365円という時代が本当にあったのかどうか調べていて、ここにたどり着きました。
同世代の人たちの記憶に 「1ドル365円」 が残っているとしたら、一時的にせよその時代があったのでしょうか。
Posted by 伊藤佳通 at 2010年12月25日 19:41
私の記憶の中にも1ドル365円の時代があります
テレビ画面に1ドル365円と出ていたのを覚えています
つい最近 このことで主人にばかにされてしまいましたが
本当に記憶にあるので パラレルワールドの存在まで考えちゃいました
私もすっきりしたいのですが わかる方いませんかね
Posted by コシ母 at 2016年07月03日 15:57
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