初めて会議室に参加いたします。
実は、東海道往来 という本が江戸時代の寺子屋教育で使用された
とのことですが、その読み下しを手に入れる方法はないでしょか?
ご教授ください。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 1月 19日 土曜日 14:12:25)
読み下しですか。
多分、下のは、翻刻でしょうね。
→ 日本教育文庫・教科書編
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 1月 20日 日曜日 11:35:31)
日本教科書大系にもはいっていそうですが、収録書目が分かりません。
→ 日本教科書大系 往来編 地理
柴田雅生 さんからのコメント
( Date: 2002年 1月 21日 月曜日 15:30:00)
小泉吉永編著『往来物解題辞典 解題編』(大空社、2001年3月)によれば、
作者:岡芳玄作か。
年代:宝暦4年以前刊か。安永8年頃再刊。
概要:異称『<都路>東海道往来』『東海道都路往来』『都路往来』『みやこぢ』『京路(みやこぢ)往来』『五十三宿往来』『<東海道中>都路往来』ほか。
現存本の多くは中本1冊。『宝暦四年書目』に載る岡芳玄作『東海道往来』が初版本と思われるが未発見。
また、後世流布本の最初と思われるのが、『江戸出版書目』に載る安永8年頃刊の『東海道往来』(花屋板)である。
(中略)
本書には類書が多く、寛政9年刊『長雄都登』やその改訂版・文化7年刊『<頭書街道名所名物・東海道>都路往来』など、多数の江戸後期刊本が流布した。
とあります。
影印・翻刻のところには次の4種を掲げていますが、3と4が翻刻です。
1 往来物大系 57巻
2 往来物分類集成 R51
3 日本教科書大系・往来編 10巻
4 日本教育文庫・教科書篇
翻刻は岡島さんの挙げられたものに絞られるようです。
このほかにも全く別内容の同名書(筑波大学蔵)がありますが、公刊はされていないようです。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 1月 21日 月曜日 17:10:02)
柴田さんのご教示に従い、図書館に行ったついでに教科書大系を見ましたら、二ページ程度の短いものですね。
また漢文ではなく、仮字混じり文なので、読み下しと言いますか、翻刻してあるだけでよめるものでした。