今回は奈良に出かけました。西大寺の近鉄百貨店で古書市があるのを知っていたからです。京都駅から近鉄特急に乗ります。高いけれど。
近鉄デパート奈良店は西大寺駅のすぐ横です。催事場にゆき、まず和本の辺りを見ます。あまり面白いのはありません。二年前に同じ会場で見た「言葉のまさみち」がまだ置いてあります。和本の後はなんとなく黒っぽいところ。高いので買わなかったのですが、『ニッポノホン/音譜文句全集』大正6は、面白そうに思いました。レコードに録音されているものを翻字したものです。歌詞カードを集めたやつ、ということになるのでしょうが、歌の他に講談落語などさまざまなものが入っています。6800円でした。高いので代わりに『のど自慢/演芸十八番集』(昭和28)を購入。ほかに雑本をすこし買っておわり。
近鉄で上本町へ。上本町は近鉄の下車指定駅だけど、難波までも同じ料金なのでキップが取られてしまう。どうせ、なんば古書の町はないのだからまあよいけれど。
天地書房では、茶道関係の本が一冊百円で6冊ほどあったので購入。「茶」を含む熟語にルビが打たれているか(チャもしくはサ)を見るのによかろうと思ったから。
二年前にもここでチャンポンを食ったのだが、この日も食す。
日本橋に行きたい思いがするが、我慢して梅田へ。第2ビルとかに歩いて行く元気はない。京都へは阪急で戻ることにして、カッパ横丁の古書の街へ。
中尾松泉堂には、「珠玉節用集」とかいうのがあった。買っていません。
梁山泊にゆくと、近所に新しい店が出来ていると言う案内が有るので、疲れた足を引きずりつつ行って見る。竹田秋樓『博多仁和加集』(大正3)を購入。語末の「バイ」を「ベエ」と表記することが多いのが目につく。「博多の方言」も付いている。
中津と梅田のほぼ中間だと言うので、梅田に戻り、阪急で京都へ戻る。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 22日 金曜日 23:37:23)
ブックオフの百円均一コーナーで、『やちまた』の上下が買えてしまうというのは、なんとしたことでしょうか。
佐藤 さんからのコメント
( Date: 2001年 6月 30日 土曜日 23:56:31)
さきほど、ブックオフの百円コーナーで、現代日本語用例全集1・2を
買ってしまいました(それぞれ100円)。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 7月 02日 月曜日 16:54:37)
ブックオフ、百円コーナーではない本で、いつか百円コーナーに移動していたら買おう、と思う本に限って、移動しないのですがね。
でも、思いもよらず、「初登場いきなり百円コーナー」みたいな本が、よい本だったりするのですよね。百円じゃなくて定価(本に記されている価格)の半額でも、いや定価でも買うような本があったり。
ブックオフばなしではありませんが、先日、インターネットで古書(辞典)の注文をしました。するとしばらくしてメールが来て、「実はその本は2冊組みの内の1冊でした。それでも買いますか」。
うーむ、ちょっと調べてみると、3冊組みで出たものらしいし、その古書店の本も分量から行くと、3冊のうちの1冊らしい。
返事「端本であっても、値段はそのまま、ということですか」
その返事「そう、ただ書籍の状況のお知らせのみです」
返事「じゃあ、いりません」
その後、その本がもう一度出ないかな、と思っているのですが、出ませんね。
端本といえば、こんなこともありました。これは現実の古本屋。
和本で、2冊組みの本らしいが、下しかない。紙が挟んであり、「上下2冊1000円」。しかしいくら探しても上が見当たらない。でも欲しい本だったので、聞いてみる。
「これ、下しか見当たらないのですが」
「じゃあ、しょうがないですね」
「え、いや、出来れば、上もあるのでしたら欲しいのですが」
「探しときましょう」
「おねがいします、連絡先はこれこれ……」
「はいはい、2冊で1000円ね。じゃあ、下だけだと、800円貰っときましょう」
「……(うっ、まさか和本にキキメもあるまいが、しかし探索をお願いしたことだし、素直に払おう)、見つかりましたらよろしくお願いします」
その後、その古書店から音沙汰はなかったが、次に訪れた時に、私自身の手で、上を見付けた。値段については忘れた。
佐藤 さんからのコメント
( Date: 2001年 7月 06日 金曜日 1:27:46)
>でも、思いもよらず、「初登場いきなり百円コーナー」みたいな本が、
>よい本だったりするのですよね。
御意。あなどれないですね。かといって、いつもいつも期待できるわけではない。
この辺がおもしろいところでしょうか。私だと、荒川惣兵衛の外来語辞典(定
価1/3だったかな)くらいかな。『展望 現代の日本語』が100円コーナーに
あったのはガックリ。でも、タグは300円だったから、許そうか……
> じゃあ、下だけだと、800円貰っときましょう」
むぅむぅ。和本だと、泣き笑い、悲喜交交ですね。
上下完本と思って買ったら、実は、中巻欠本だったり……
私ではありませんが、古書目録で「文字之引様」とだけあったのを注文した人あり。
氏いわく、表紙も扉もなくなって、「文字之引様」(文字の引き方)という部分が
出て来たのだろう。わざわざ「文字之引様」と称するからには、検索法に特徴の
ある本、「文字」を引くのだから節用集に違いない…… で、その通りの本でした
とさ。私も同じ目録を手にしたのですが、読みきれなかった。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 7月 10日 火曜日 10:16:49)
寿岳章子・樺島忠夫『女体の科学』
と目録にあった本を、恥ずかしながら注文したことがあります。その目録前後もそのようなタイトルが並んでいたように記憶します。葉書には「『文体の科学』の間違いであろうと思います」と、書かずもがなのことを書きました。だってねぇ。
無事、届きました。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 9月 05日 水曜日 17:26:52)
ブックオフ100円コーナー、なんと『国語構文論』が……。
昔、この本が欲しくてねェ、でも古書価格高かったのよ。ある時、1万円を切ってるのを見て、飛び付くように買ったものでした。
岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2001年 9月 07日 金曜日 16:21:20)
昔、『国語構文論』の古書価が一万円を超えていた、というのは記憶違いのような気がして来ました。『語構成の研究』と勘違いしたのかもしれません。
ブックオフの別の店で、明治書院の国語学関係の講座ものが1冊100円で結構置いてありました。ブックオフの中では古さが際立っていたから、誰も買う人がいないと潰されてしまうかもしれません。口語文法講座など、揃うものもあったのですが、すべてばら売りでした。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 14日 月曜日 20:10:07)
今日は四天王寺の青空古本市に初めて出かけました。本の値段は本当に下がりましたね。70年代の漫画週刊誌が100円均一で出ていました。
しかし何と言っても驚いたのが、国語科学講座。2冊100円のコーナーに出ていました。国語科学講座と言ってもバラではないです。箱入りです。それが2冊というか2箱100円。第1集から第12集までありましたから、600円。私は揃いではなく9割方持っているので、買いませんでした。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 15日 火曜日 21:55:34)
今日は、大阪天満宮の青空古本市に初めて出かけました。今日は最終日で100円均一コーナーが、一袋500円コーナーになるサービスがあったので、月刊シナリオを詰め込んでしまいました。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 27日 日曜日 23:23:05)
和泉中央の天牛堺書店で菅谷軍次郎『日本漢詩史』というのを980円で購入しましたが、文中に「拙著『支那音韻学史』(未刊)」とあり、ややびっくりしました。どうやら未刊のまま現在に至っているようです。この『日本漢詩史』の中にも韻学に関する記述があることはあります。
なかもずの天牛堺書店では何も買わず。
天牛堺書店と書いて、山本善行『古本泣き笑い日記』を思い出したが、今週はその本にいうところの、京都三大祭りの一つ、百万遍古書市があり、私は7年ぶりに行くつもりです。
しかし、この著者の感覚にはなんとなく親近感を覚えました。300円の値段が付いていたら23冊しか買わないであろう本に100円の値段が付いているためにどっさりと買ってしまうなど。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 28日 月曜日 17:04:58)
天牛書店からネット注文で『隠語大辞典』を1万円で購入。定価が28000なので、つい衝動買い。でも持って置いて損はない。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 29日 火曜日 11:02:18)
『隠語大辞典』って凄い本ですね。
隠語辞典を網羅して解説も付いているし、いっぺんにどの隠語辞典に載っているかが分かるのですから。
新語辞典でも同じようなものがあると便利なのですが、見出し索引だけでも何冊も引く手間が省けてありがたいものです。
今年、いちばんの掘り出し物は『国歌大観』の初版(明治34〜36年)7分冊本でした。
並製(仮製本)の分冊本はたいてい合本にされてしまうので、分冊の状態ではなかなか見つからないのです。
しかも、2000円!
それから、『大日本人名辞書』の初版(明治18〜19年、4冊)もようやく手に入りました。
こちらは改装本ながら、3500円。
これでやっと、初版から第十一版(昭和12年、5冊)までが揃い、嬉しいかぎりです。
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 29日 火曜日 21:18:47)
こんな場所で申し訳ありませんが、岡島先生は、もしかして大阪にご滞在なのでしょうか?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 29日 火曜日 21:46:58)
はい道浦さん、越してきました。引越後でまだ部屋が片づかないので、片づくまでは図書館などにある本は買わないようにしようと思っているのに、衝動買いしたのです。
近くであったのに、これには参加できませんでした。
第12回「ことば」フォーラム
「新聞の漢字」
国立国語研究所,日本新聞協会関西用語懇談会 共催
日程: 2002年10月25日(金)午後3時〜5時
会場: 朝日新聞大阪本社1階アサコム・サブホール
小椋秀樹「漢字表ってなんだ?」
協力:朝日新聞本社編集局校閲部次長 大堀 泉氏
笹原宏之「新聞の漢字を調べる」
山田貞雄「漢字の質問あれこれ」
協力:読売テレビアナウンサー 道浦俊彦氏
skidさん、さすがですね。
私も、もう少し系統だった集書をしたいと思うこともあるのですが、安物買いの場所ふさぎばかりです。
→ 第12回「ことば」フォーラム
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 30日 水曜日 01:17:07)
恐縮です。。。。
「漢字の質問あれこれ」の山田貞雄氏は、国立国語研究所の研究員の方ですが、あの「新明解」の「山田忠雄」氏の御子息だそうです。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 30日 水曜日 04:09:56)
私も恐縮です。
なにしろ中身の研究をしているわけではないのに、『国歌大観』は初版だけでも5セット買ってしまい、さらに大日本図書の第二版(明40)、教文社の第三版(大7)、続編が加わった紀元社版(大14〜15)と中文館版(昭6)にも手を出しているので、けっこう場所ふさぎです。
そして7分冊本を見つけた同じ店で、以前には『古事類苑』文学部の和装20冊本があったものだから、ついこれも……揃いで2000円でした!
洋装3冊本(明34)は入手済みだから、かさばるのも甚だしい状態です。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 30日 水曜日 19:07:09)
今日、仕事の用事で神保町へ行ったら神田古本祭りが始まっていました。
普段からしょっちゅう足を運んでいる者としては、掘り出し物の期待は少なく、人込みが増えるばかりで魅力的ではありません。
でも、やめられないんだなあ。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 10月 31日 木曜日 21:37:41)
行って参りました、百万遍古書市。
買わなかったけれども驚いたのが、角川古語大辞典の1−3までが各500円。CD-ROMが出ていない頃なら考えられない値段でしょう。かさばるだけにどうかと思ったのですが、ちゃんと売れていました。
持っているけれども買ってしまったのが、『新明解古語辞典 補註版』。
前任校に居る間に資料室などで管理していた本が転出時に行方不明になっていて、その本が購入できない場合に、かわりに差し出す本が必要なのですが、その候補としてよいかもしれない、とも思ってみた。
迷ったけれど、100均で、60年代の『現代用語の基礎知識』を2冊。
和本は藤井文政堂で3点。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 00:00:32)
60年代の『現代用語の基礎知識』を入手されたとは羨ましい!
50年代、60年代のものはあまり見つからなくて、しかもこの時期は増補版も出ているので、なかなか揃いません。
かえって1948年の創刊号や内容が同じ1949年版はよくあって(毎月のように増刷されていた)、1950年の続編も数冊ずつ持っています。
おまけに創刊号の復刻版も発行時期の違うものが5冊……今年も予約特典で創刊号がもらえるそうです。
さすがに『imidas』『知恵蔵』は諦めました。
こんなのが毎年3冊ずつ増えては、うんざりします。
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 07:24:02)
実は・・・・うちの妻は古本を嫌うのです。「誰が読んだ本かわからないのは気持ち悪い」と言って。そうかなあ。最近の学生さんは、もしかしたら、そういう人が増えているのではないでしょうか?
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 07:59:52)
潔癖症な奥様なのですね。
図書館の本を借りることも嫌っていらっしゃるのでしょうか。
昔は貸し出しカードで誰が読んだか分かったものですが……名前だけ分かってもほとんど知らない人ばかり。
古本でしか手に入らないものは、誰が読んだかなんて気にしている余裕はないですから、中身がハズレでなければボロボロでも嬉しいぐらい。
もちろん、大槻文彦旧蔵の『康煕字典』や新村出旧蔵の『広日本文典』を手に入れたときには、舞い上がってしまいそうでした。
道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 08:51:16)
図書館の本はいいんですって。返すから。家にずっと置いておくのはイヤ、と・・・。私はちょっと書き込みのある本なんかは、「どういう人だったんだろうか?」と想像したりして、おもしろいのですけど。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 20:16:04)
今日は雨が降ったので、青空掘り出し市はやっていませんでした。
目当ての特選古書即売展会場へ行き、一回りしただけでさっさと帰ろうと思っていたのに、変なものを買ってしまいました。
『エンサイクロペディ・フランセーズ』の第18巻(1939年)です。
内容は、印刷・書籍・雑誌・新聞・図書館といったもの。
フランス語はさっぱりダメですが、なんだか面白そうな写真や図版があったし、豚革装の重厚(3kg)な造本に惹かれてしまいました。
買わずに後悔するより、買ってから後悔した方がマシかもしれないので、迷ったら買うことにしています(懐具合によりますが)。
あとは、横井時冬著『消息文変遷』(金港堂、明治27年)を買って退散。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 01日 金曜日 23:17:08)
私は、新村出旧蔵といえば、論文抜刷ぐらいしか持ちませんが、旧蔵者がだれだか分かると楽しいですね。
わけのわからない書き込み(というより落書き)とか、弁当の汁とかは、あまりありがたくないのは確かです。
『現代用語』も系統的に集めているのではないのです。68年と70年でした(まあ60年代)。創刊号は復刻のみ、次号は持っているが、まだ創刊号復刻と同じ場所に並べたことがありません。あとは50年代のが1冊と62年のが1冊ぐらいですかね。
創刊号復刻などで満足せず、理科年表みたいに全部CD-ROMにしてくれたりすたら嬉しいのですがね。
さて、私の最近の購書ですが、言語生活の欠号を探そうとか、そういう気持ちは失せてしまっています。それで出かけるときに手帳を忘れてしまっていました。100均に雄山閣文庫がどっさり出ていたのを見たときに、その手帳忘れに気付いたのでした。
たしかに買わなかった本のことはよく覚えているものですよね。存在だけは覚えていて中身が見られないから悔しいのですよね。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 02日 土曜日 00:15:07)
『消息文変遷』は衝動買いにすぎないのですが、「日本の古本屋」で検索したら9000円の値を付けている店があってびっくり。
まともな状態で1500円でした。
こういうことがあるから、例の書店は好きです。
でも、買ってはみたけど消息文自体にはあまり興味がなかったりして。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 03日 日曜日 21:24:35)
神保町に用事があって、またもや古本まつりに。
攻玉社の『改正代数教科書解式』(明治18年)という解答集を買いました。
数学はちんぷんかんぷんですが、出版人は近藤真琴……といえば同年の『ことばのその』と同じ。
この本は、縦書きと同じ本の開き方をするにもかかわらず、横書きの数式に合わせて、縦に組んだ和文を寝かせた状態で混植しているのが面白いと思いました。
ただし、見出しは右からの横書き(=縦書き1字詰め)です。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 05日 火曜日 20:43:02)
今日も神保町へ行ったついでに『岩波數學辭典』初版第1刷(1954年)を500円で入手。
本扉と奥付だけは、まだ旧字体です。
『広辞苑』の前年に同じ大日本印刷で活字組版をしたことが興味深い。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 09日 土曜日 14:19:54)
徳島で土曜日午前中に、山本書店、小山助学館東口店、蔵本堂佐古店、クラモト堂書店へ行く。蔵本堂佐古店でのみ購入。ここに記すほどのものはなし。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 01日 日曜日 22:41:44)
11/30土曜日。
なかもずの天牛堺書店では眺めただけ。三国ヶ丘の天牛堺書店に入ろうとしたところで知人と会い、タクシーに乗って大阪女子大へ。結局この日は何も買わず。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 02日 月曜日 01:49:10)
12月1日は、平野富二没後百十年記念祭・平野富二碑移築除幕式があり、そのあと懇親会やら二次会やらで、帰宅したら天牛書店などからの宅配不在票がありました。
ネットで数件一気に注文すると五月雨式に届くから、外出しにくいですね。
土曜日は、古本にまじって謹呈本『出逢った日本語・50万語──辞書作り三代の軌跡』が届き、ウキウキ♪
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 03日 火曜日 21:47:48)
今日は、緑地公園の天牛書店で100円の脚本を5冊などを買い、歩いて関大前へ。
ブックオフで100円の本を2冊。うち1冊は、宣長と秋成の論争を面白おかしく小説化した本であった。篠田達明『雨月の人』海越出版社, 1992
文砦では何も買わず。ぼけ書房は1600開店ということでゆけず。
→ 『出逢った日本語・50万語──辞書作り三代の軌跡』
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 07日 土曜日 02:47:10)
金曜日の昼に出掛けて夕方戻ったら、不在連絡票が4枚。
もはや、何を注文したかも覚えていません。
また神保町で、懲りもせず辞書を買いました。
『和英大辞典』三省堂、明治40年(12版)……3版、5版、7版を持っているものの、割合きれいな状態で5千円弱だったので。
『広辞林』三省堂、昭和9年(新訂160版)……新訂版は160版が初版なんですよね。後の版や新訂携帯版などは何冊か持っていましたが。(函入り)
『辞海』三省堂、昭和27年(初版)……6版以降しかなかったので。しかし、初期の版はやけに分厚い。(函入り)
『農業大辞典』上・下、日本評論社、昭和9年(初版)……函入りで背革がきれいで2000円だったので衝動買い。
そのほか『標準漢訳外国人名地名表』(商務印書館、1925年再版)、『口語法事典』(昭和17年)や単行本を数冊。
『辞海』と『農業大辞典』は同じ場所で買ったので宅配便にしました。
ほとんど千円、2千円の買い物ですが、荷物になるのがいやで諦めた辞典もいくつか……いいかげんにしないとなあ。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 13日 金曜日 00:34:18)
水曜日は何年ぶりかで、大阪第一ビルの古書店へ。第三ビルの地下の方には時々行っていたのだが、第一ビルまで足を延ばすのは本当に何年ぶりだろう。このあたりは店も少なく淋しくなっている。古書店でも浪速書林は店売りはしていないようだ。高尾書店で二割引セールをやっていたので、4000円の本を一冊買う。
数日前にネットで注文した廣文庫が届く。28000円+消費税+送料(二箱)などで31290円。一冊当たり1600円程度。でも場所ふさぎだ。床の本を入れようとせっかく作った本棚の隙間がアッと言う間に埋まる。
skid さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 13日 金曜日 07:56:31)
うわあ、『広文庫』はハンパじゃないですよね。
拙宅では、もう床に並べるしかありませんでした。
しかも、初期の大判だし。
天牛堺書店で『ことばの泉』を注文してしまいました。
洋装(仮製本)5分冊本です。
和装の5分冊本は再版以降も出版が続きましたが、洋装本は和装本と同時に1冊ずつ刊行されて完結後に合本となったから、洋装の分冊は最初だけなのです。
家蔵のやつは1冊だけ欠本だったので、つい……。
岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 03日 月曜日 21:58:01)
あまり、この会議室とは関係ない、私の古い趣味の名残りであるものを買ってしまったお話です。
今日、堀晃『梅田地下オデッセイ』を買いました。これは、私が、ハヤカワ文庫JAを全部買う、ということをやめて少し後のものですが、これを持っていないのでは、かつて日本SFのファンだった、とはいいがたい気がしていて、ずっと気になっていたものでした。なかなか見かけませんし、古本ぶんこやさんなどのオークションでも随分高値になっていました。1000円というのは安かったと思います。表題作は作者自身によってオンラインで公開されていますが。
これを書きながら思い出したのが、福井駅前の古本屋での買い物。店内の均一台に、カッパの小松左京『日本アパッチ族』が帯付きでありました。これはいいものが、と思い刊記を見ると、なんと初版。100円でした。これはかなりびっくり。誰かが大事に持っていたものが出たのかな。
日本の古本屋で検索してみたら「梅田地下」はヒットなし。「アパッチ」は思ったよりも安くて、1000円から5000円の間で何点かヒット。
→ 堀晃「梅田地下オデッセイ」
岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 03日 月曜日 23:24:21)
今日、フランス文学の先生から、ご自身の書籍との関わりを書いた文を頂きました。「フランス古書の話柄さすがに無きにあらねど」学生時代の購書について書いてあるものでした。読んで私もここに書きたくなりました。
私が古書店に行き始めたのは、高校時代で、「高校生は入るな」といわれた話は、下に書いてありますが、福岡市博多区千代町の山内書店と明文堂書店、それから博多駅のバスチカで時折催される古書市ぐらいなものでした。
一度だけ、友人の自転車の後に乗って、東区箱崎の九大近くの古本屋に行ったことがありました。たぶん、地行書店や第一書房、かねた書院、日比谷書店といったところだったかと思います。
漁っていたのは、主に小説の文庫本ですが、集めていたのはハヤカワ文庫JAで、JA30の筒井康隆『アルファルファ作戦』が、なかなか見あたらなかったのを覚えています(中央公論社から出る前になんとか手に入れましたが)。
大学の教養部時代は、何を買っていたのでしょう。あまり記憶にありません。三和書房などでなんとなく適当に買っていたような気がします。葦書房はなんとなく敷居が高かったように思います。
学部に上がってからしばらくは、岩波文庫の黄色帯を探しました。岩波でなくとも古典文学に関するものを。一応500円以上のものは買わないと決めて(角川文庫の『エソポ物語』が800円だったのを買わなかったのは、あとで随分後悔しました)。バイクで福岡市内の古本屋をあちらこちらと回りました。佐賀や久留米・大牟田にも行ったかなぁ。仏文の先生の文章に出てくる、大阪の古書店にはじめていったのは学部の3年生の時でした。
4年生の頃には、もうちょっと集書傾向が広がっていましたかね。
今日のところはこのへんで。
→ 「高校生は入るな」
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 07日 月曜日 23:13:31)
上の話の続きではありません。
また、先日、東京へ行ったときに、はじめて南部古書会館の古書市に行きましたが、その話でもありません。
今日、OAPタワー古本まつりに行きました。あまり沢山の品物はありませんでしたが、『草字彙』を買いました。大正の洋装本ですが、付録が沢山付いていることを知りませんでした。付録に引かれて買ったのです。500円。これは第6版。第3版が1500円であったけどやすい方を購入。
西村時彦『学界之偉人』1000円。懐徳堂関係ですが、杉本梁江堂の出版だったのですね。
skid さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 08日 火曜日 08:29:54)
私も付録に惹かれて買いました。
本文596頁、付録414頁なので、付録だけで1冊でもおかしくない分量です。
家蔵本も6版、函入りで2500円でした。
京都の三密堂のラベルがあるから、たぶん新宿のデパートの古本市で買ったのでしょう。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 08日 火曜日 22:53:23)
この本は、帝国図書普及会の編であるように序文あたりでは見えるのですが、刊記のところに、物集高量の名が見えます。時期的にちょうど、広文庫の刊行が始まった頃ですね。
付録に惹かれた、といいましても、本文の方に和訓が付されているのも気になったところでした。付録の中では、俗語雅訳、雅語俗訳に最も心惹かれました。
→ 俗雅辞典
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 20日 火曜日 00:24:50)
先週半ばに行った、心斎橋大丸の古書市はなかなか楽しく、財布の中身が少ないのが悲しいことでした。
『字尽重宝記』享保八年版の下(言語世話から)
右字尽重宝記前々より流布有之候
版文字損申候故改メ板行仕候者也
3000円
元禄版の影印と比べたいところです。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 07月 13日 日曜日 00:03:08)
今日はOMM(大阪まあチャン大豆まあト)での古書市「古書のチカラ」に行ってきました。かなり広い会場で疲れましたが、いくつか買い物をしました。
ひとつは新村出『新辞泉』。『広辞苑』の前年、昭和29年9月の序文を有するが、昭和31.4.1の第6版。背表紙には「清文堂」、見返しには「清文堂書店」とあるが、刊記(貼り付け)の発行所には「新辞泉刊行会」(大阪市福島区上福島北一丁目六九)とある。NACSISでは、「[東京] : 清文堂書店, [1954]」としている。序文はこれも新仮名とも旧仮名とも解釈できるもの(ただし「っ」は小書き)。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 09日 土曜日 21:22:58)
上で書き忘れたのは「古本音頭」のこと。会場でずっと流れてました。「ほほんのほん」というのが耳に残るところです。
東京出張では、新装なった古書会館に行ったのに、8/1金曜日は開催がなかったこと。新宿に行く時間はなく断念。
神戸の古書市には、時間がなく行けずじまい。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 16日 土曜日 00:03:13)
京都下鴨納涼古書市。涼しいし蚊も少ないようなのはよいが、雨模様で暗い。
雑本ばかり買う。体力の衰えを感じ、車中で読む文庫1冊を除き全て宅急便にしたので、なにを買ったのか今ひとつ把握できていない。
「今年は売れないねぇ」なんて本屋さん同士が話しているのを聞いて、「わたしゃたくさん買ってるよ」と思ったが、よくよく考えると安物しか買っていない。100円均一の他、3冊500円がほとんどで、せいぜい2冊500円
だ。
現代用語の基礎知識の60年代をまた一つ100円で。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 02日 日曜日 22:29:59)
秋の古書市巡り。書き忘れていました。
10月上旬の大阪天満宮・四天王寺ですが、四天王寺では雨にたたられてしまいました。それでも、漢語辞書を一冊500円で。
天満宮へは初日の10時少し過ぎに。100均では、校本萬葉集の1-10を思わず購入。また本棚が埋まっちゃう。天満宮ではたっぷりと買いました。
京都百万遍の古書市。初日の11時前に行く。臨川書店がないのが寂しい。100均もなんとなく少な目。三密堂でたくさん買う。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 11月 11日 火曜日 09:47:26)
手持ちのほかに2冊目のものをずっと探していた、中公新書、山田俊雄『日本語と辞書』を、ようやく購入。150円。
手持ちのは書込みが多くなっていたので、2冊目は出来れば書込みのないものにしたかったのだが、ラインマーカーでたくさん線が引いてあった。しかし、黒い字での書き込みはなかったのでありがたい。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 16日 月曜日 22:44:34)
年末の梅田大丸は引っ越し直後で行かず。
年始の阪神は行ったけれどあまり買わず。
天満の古書市。100均のものしか買わず。でも『萬葉集古義』12冊も、百均コーナーに全部あったのでついつい。
東京。先週土曜に古書会館。今日も古書会館、神保町で「新宿古書展」。
安いと、ありふれた本でもつい買ってしまっていけません。
佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 17日 火曜日 01:35:13)
>天満の古書市。100均のものしか買わず。でも『萬葉集古義』12冊も、百均コーナーに全部あったのでついつい。
たぶん小規模だろうと判断して行かなかったのですが、和本とかも出てました?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 17日 火曜日 11:52:56)
おっしゃるとおり小規模でした。店数も少ない感じで。和本は多分ほとんど無かったと思います。
100均コーナーも狭めで身動きしにくいことでした。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 07日 日曜日 12:03:24)
神戸三宮のさんちか古書市では何も買わず、後藤書店で少し買う。
花隈の兵庫県古書会館での古書市に初見参。場所が分からずウロウロするが、地下鉄駅の西口を出てすぐの所に「こちら」というような看板があり、裏道へ誘っている。チラシの地図では大きな道に面しているように書いてあるのが、うろうろの原因だ。
100円のものを4冊と300円のものを1冊だけ。安物買いなので、「次回から目録を送りましょうか」との声掛けも私には発せられなかった。
元町商店街ないでも即売会をやっているらしいので行ってみるが、白い本ばかりで何も買わず、そのまま三宮まで歩いて阪急電車に乗る。
skid さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 08日 月曜日 02:57:51)
昨年11月頃から古書市や古書展へ行く余裕があまりなくて、届いた目録を見るのも煩わしいぐらいでした。
それでも、暮れにデパートの古書市で注文したのが『言語学大辞典』世界言語編1〜4巻。
一巻の定価が4〜5万円なので、とうに諦めていたけれど、四巻まとめて2万5000円でした。
そのあと、別巻の世界文字辞典を2万円で買いましたが、こうなったら残りの2巻も半額以下で入手したいものです。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 15日 月曜日 13:56:49)
川西能勢口の西友にある古本屋が、今月末で閉店とのこと。移転等ではないらしい。
それで、普段ならば買わないような本を買う。(もちろん安ければ普段でも買うのだが)
榎本健一『喜劇放談』明玄書房 昭和31.9.10 1000円
この手の本が好きな人にとっては、安い、と思える値段でしょうが、綺麗な本ではありません。
電車の中で途中まで読んで、面白かったのが、「(「蛍の光」を)ダンス・ホールやキャバレーの閉店のときに演奏するところが最近多いようだが」という記述。「最近」が目についたわけです。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 11:10:53)
上の方で、「佐賀や大牟田・久留米にも行ったかなぁ」と書いたのは、学部生時代に行っただろうか、という意味で、大学院時代には行っています。バイクで、また時に自転車で。
学部時代に佐賀の古本屋さんに西鉄高速バスに乗って行ったのを思い出しました。坂田賛化堂でしたか(後に福岡の六本松に支店が出来たのでびっくりしました)、等々、お城の堀端の書店を経巡りました。帰路は、今はない国鉄佐賀線で筑後柳河へ出て、西鉄柳川まで歩いて、西鉄大牟田線で戻ってきたのでした。昭和56年8月のこと。
skid さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 17:26:26)
N書房にあった6万円の『言海』第二版が売れていたので尋ねたところ、どうやらちくま学芸文庫の関係で、解説を書くM氏が求めたらしい。
大槻文彦解『支那文典』乾を買って帰宅。
佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 20:36:35)
久しぶりに岐阜駅そばのブックオフへ。『言語学大辞典』4・5巻が9500円、
6巻が16500円でした。「四巻まとめて2万5000円」には遠く及びませんが、
御参考に。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 19日 金曜日 14:20:07)
岩波文庫の『今昔物語集 本朝篇(四)』に書き込んで、「180 熊本舒文 1982.8.11」とある。大学四年の夏である。
そういえば、この夏、親の郷里である南島に行き、私だけ先に帰ったのだ。鹿児島の古本屋にも行ったはずだ。西鹿児島から熊本までは肥薩線経由で。「えびの」という急行ではなかったか。(行くときは、夜行の急行「かいもん」であろう。無論、寝台ではない)
鹿児島では何を買ったのか、熊本でほかに何を買ったのかはわからない。購書記録をきちんとつけていないから。
そういえば、大学二年のときに、倶楽部で熊本に行ったはずだが、この時は、古本屋へは行かなかっただろうか。新本屋で何か文庫本を一冊買い、店名の入ったブックカバーを付けて貰うことで満足したのだったろうか。対馬の新本屋で本を買ったときには平凡なブックカバーだったので、店名のスタンプを押して貰ったのを覚えている。
(このブックカバー類も、みんな捨ててしまったが、写真でも撮っておきたかったものだ。金文堂(福岡)のブックカバーさえ手許には一枚もないようだ。ネットで検索してみても、「緑と茶のライン入りのブックカバーがシンボルマーク」などと書いてあるのに画像がないのが寂しい)
二年生の熊本行きの時は、熊本駅の近くでラーメンを食い、博多ラーメンとは違ってニンニクの匂いのきついことに驚いたものだった。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 19日 金曜日 14:51:48)
四年の夏の熊本の話のつづき(本が出てきたので)。
窪田空穂『現代語訳 源氏物語』改造文庫の(一)、「150 熊本舒文 1982.8.11」。同(五)、「200 熊本天野 1982.8.11」。この二店は上通りに隣り合って有ったのではなかったか。そして、同(二)が、「100 薬院 1982.10.27」薬院とは幻邑堂だろう。そして、三月の内に三冊買ったこの本を、その後二〇年余、一冊も手に入れていないとは。最近は欠本リストをまめに持ち歩いていないとは言え。
(岩波文庫『法華経 中』も「250 熊本天野 1982.8.11」だ)
岩波文庫『葉隠 中』の「120 佐賀」とあるのは、多分、上に書いた1981.8の佐賀だろう。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 31日 水曜日 21:46:51)
枚方近鉄の古書市にも行ってみようかな、と思ってはいたのだが、行けず。
京都近鉄の古書市にも多分行けないであろう。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 06日 火曜日 01:55:58)
OAPの古本市もあるんですね。悲しいことに行けません。
○OAP古本まつり (大阪・桜ノ宮)
4月10日(土)〜 15日(木)
○四天王寺春の大古本祭り(大阪・天王寺)
4月24日(土)〜 5月 2日(日)
これには、なんとしても行こう。京都もあるのだろうね。