ブスの由来についてですが、
あの「トリカブト」の根から取れる附子(ぶす→ぶしとも言う)は猛毒で
一度口にしたら、顔がゆがむ程苦しくなることから、顔の醜い人を
「ブス」と言うようになったと聞きました。これはいつ頃のことなのでしょう?
(78歳の祖母は「ブス」と言わずに「オカチメンコ」といいます。)
愛想の悪い人をよく「ブスっとした表情で……」と言いますが、関係あるのでしょうか?
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 11月 17日 水曜日 14:04:05)
『日本国語大辞典』を見るに、毒のブスは古くからありますが、江戸時代の『俚言集覧』で「にくみ嫌うべきもの」の意味があるようです。
「ぶすを食ったような顔」でふくれ面(不機嫌)を意味することも、江戸時代の方言書(仙台)には見えるようです。
ただ、今言うBUSUというような意味であるのはいつ頃からなのか。存じません。
役に立たないもの(こと)という意味で使っている方言もあるのですね。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 1999年 11月 18日 木曜日 17:18:58)
ここは「あれこれ会議室」ですが、この手の話題は、やはり「ことば会議室」向けだと思います。
岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 02日 火曜日 09:52:02)
「むすめ」のことを「おむす」「むす」などとも言いますが、その濁音減価形が「ぶす」ではなかろうか、という説を聞きました。
「わか」→「ばか」と似た説ですが、当初から「非美女」をあらわす言い方であったとしたら頷ける説であろうと思います。発生当時の用法を確認せねばなりませんが。