1999年11月15日

ブスの由来(toko)


ブスの由来についてですが、
あの「トリカブト」の根から取れる附子(ぶす→ぶしとも言う)は猛毒で
一度口にしたら、顔がゆがむ程苦しくなることから、顔の醜い人を
「ブス」と言うようになったと聞きました。これはいつ頃のことなのでしょう?
(78歳の祖母は「ブス」と言わずに「オカチメンコ」といいます。)
愛想の悪い人をよく「ブスっとした表情で……」と言いますが、関係あるのでしょうか?



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 11月 17日 水曜日 14:04:05)


 『日本国語大辞典』を見るに、毒のブスは古くからありますが、江戸時代の『俚言集覧』で「にくみ嫌うべきもの」の意味があるようです。

 「ぶすを食ったような顔」でふくれ面(不機嫌)を意味することも、江戸時代の方言書(仙台)には見えるようです。

 ただ、今言うBUSUというような意味であるのはいつ頃からなのか。存じません。

 役に立たないもの(こと)という意味で使っている方言もあるのですね。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 1999年 11月 18日 木曜日 17:18:58)


 ここは「あれこれ会議室」ですが、この手の話題は、やはり「ことば会議室」向けだと思います。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 02日 火曜日 09:52:02)

 「むすめ」のことを「おむす」「むす」などとも言いますが、その濁音減価形が「ぶす」ではなかろうか、という説を聞きました。


 「わか」→「ばか」と似た説ですが、当初から「非美女」をあらわす言い方であったとしたら頷ける説であろうと思います。発生当時の用法を確認せねばなりませんが。


posted by 岡島昭浩 at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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