JEUGIYA #
UEJ
- 04/6/8(火) 0:00 -
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JEUGIYAの続きです。
島津製作所の英語名は「Shimadzu」となっています。
「しまず」ではなく「しまづ」であることを意識しているのでしょう。
ローマ字で書くと一文字違いとなってしまう「清水(Shimizu)」と区別したいという意図もあるかもしれません。
【140】
Re:JEUGIYA #
Yeemar
- 04/6/8(火) 18:31 -
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マガジンハウス社発行の雑誌(隔月刊)の「ku:nel[クウネル]」(ホームページ)は、「食う寝る」を 発音記号で書いたようなタイトルですが、日本語ふうに[ku:neru]でないので、これはJEUGIA(JEUGIYAに非ずとのこと)やmazda、Shimz(hとiの合字)、NISSAYなどと同様、英語発音を意識した例に加えられるでしょう。
【142】
Re:JEUGIYA #
UEJ
- 04/6/10(木) 23:30 -
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コカコーラ社のウーロン茶の商品名「shinoa」は
フランス語「chinois」をローマ字で表記したものです。
このように西洋の単語をローマ字風に表記しているブランドあるいは店の名前を
他にも最近2、3見かけたのですが、メモを取るのを忘れていました。
新しい傾向でしょうか。
【399】
Re:JEUGIA #
Yeemar
- 04/9/25(土) 1:25 -
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佐藤さんがご指摘の「mizkan」も。
「母音がないのが気になる」とのことですが、「mizukan」ならば「水缶」と読みそうです。「mizkan」はドイツ語ふうならミツカンと読めますね。「mazda」(マツダ)は拝火教の神mazdaにもちなむそうですが、これは何語ふうでしょうか。
マガジンハウス「ku:nel」(クウネル=食う寝る)という雑誌あり。英語ふうの発音記号のタイトル。
【403】
Re:JEUGIA # 「mizkan」
佐藤
- 04/9/26(日) 2:04 -
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▼Yeemarさん:
>佐藤さんがご指摘の「mizkan」も。
こちらでしたね。誘導方、痛み入ります。
>「母音がないのが気になる」とのことですが、「mizukan」ならば「水缶」と読みそうです。
んん、日本語一般のありようとして母音がないのが気になる、つまりは母音を省いた理由が知りたい、というのが主なんです。ですから「水缶」の字面を見て少々びっくり。鯖の水煮の缶詰を連想。
>「mizkan」はドイツ語ふうならミツカンと読めますね。
なるほど。それを頼りに(?)母音省略に踏み切ったのかもしれませんね。大文字で始めれば趣旨も明らかですが、とげとげしい形(M)を嫌ったか。
>マガジンハウス「ku:nel」(クウネル=食う寝る)という雑誌あり。英語ふうの発音記号のタイトル。
この手の表記を見ると一世を風靡したブランド[ix:iz]を思いだします。歳がばれますね。
【404】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
Yeemar
- 04/9/26(日) 21:09 -
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▼佐藤さん:
>この手の表記を見ると一世を風靡したブランド[ix:iz]を思いだします。歳がばれますね。
そのイクシーズを思い出そうとして、思い出せませんでした(表記は[IXI:Z]ですね)。
これが[iksi:dz]でないのはおかしい、と、どなたかが論難されていたのを読んだ記憶があります。何で読んだのか……と調べてみると、[ix:iz]関連のひとつは佐藤さんのサイトでした(気になることば20000131「音声記号の認知度」)。
もっと強い調子で「これは明らかな誤りである。これではせいぜい[イヒーズ]としか読めない。」と批判するのは「NICK 日本国際青年クラブ関西」の「編集長の独り言」。
「イヒーズとしか読めぬ」という意見を書籍か何かで読んだ記憶があるのですが、思い出せません。このサイトだったとは思えません。マーク・ピーターセン氏とかそのあたりだったか? 折々にメモは取れども、欲しと思うもののみなどか漏らしつるらん。
【405】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
佐藤
- 04/9/26(日) 23:29 -
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▼Yeemarさん:
>そのイクシーズを思い出そうとして、思い出せませんでした(表記は[IXI:Z]ですね)。
ああ、大文字でしたか。失礼しました。
>これが[iksi:dz]でないのはおかしい、と、どなたかが論難されていたのを読んだ記憶があります。何で読んだのか……と調べてみると、[ix:iz]関連のひとつは佐藤さんのサイトでした(気になることば20000131「音声記号の認知度」)。
んん、論難とまでは…… 「気になる」くらいかな。
【429】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
岡島昭浩
- 04/10/5(火) 10:41 -
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▼Yeemarさん:
>「イヒーズとしか読めぬ」という意見を書籍か何かで読んだ記憶があるのですが、思い出せません。
新潮の『最新日本語読本』での対談で丸谷才一氏が発言しているのを、見かけました。
文庫本では114頁。これから出かけますので、引用はご容赦を。
【434】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
Yeemar
- 04/10/5(火) 21:30 -
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▼岡島昭浩さん:
>新潮の『最新日本語読本』での対談で丸谷才一氏が発言しているのを、見かけました。
ありがとうございます。雑誌増刊のほうを持っていますが、いざというときに思い出さないのでは、本棚の肥やしです。こういうものもテキスト化すべきか、悩みます。やはり、本をばらしてオートドキュメントフィーダでOCRしかないのか……
中村〔雄二郎〕 最近、CI(コーポレイト・アイデンティティ)、企業イメージ統合戦略というのかな、そのせいでむやみに社名をカタカナにしたり横文字にしたりしていますね。ネットオークションに出品されている「アンフィニ」後部の写真を目視して確認したところ、フランス語の発音記号そのまま(ただし[ ]はなし)ですね。
〔略――「シーコム」「エス・バイ・スル」「マクロス」「トキメック」「エル カクエイ」「エクソン」「セゾングループ」「セゾン・ミュージアム」(SAISONとSEZON)などの例が出て〕
それから、マツダのクルマの「アンフィニ」というのも、すごいね。
井上〔ひさし〕 意味もわからない。おまけに文字は発音記号になっているんですね。
丸谷〔才一〕 他にもあったね。「イクシーズ」だったかな、あれも正式の発音記号の使い方じゃない。
中村 文房具のメーカーでしたっけ。
井上 そうじゃないんですか。
丸谷 あの発音記号だったら、イーヒーズになっちゃう。
〔このあと、「スバル」(自動車・雑誌名)の話。以上 p.68-69〕
【435】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
Yeemar
- 04/10/5(火) 21:33 -
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正誤
×「エス・バイ・スル」 ○「エス・バイ・エル」
【436】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
岡島昭浩
- 04/10/5(火) 22:00 -
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▼岡島昭浩さん:
>新潮の『最新日本語読本』での対談で丸谷才一氏が発言しているのを、見かけました。
>文庫本では114頁。
〈座談会〉名前のつけ方教えます
丸谷才一・中村雄二郎・井上ひさし
親本(新潮四月号臨時増刊 平成4.4.20)ではp69
中村 マツダのクルマの「アンフィニ」というのも、すごいね。
井上 意味もわからない。おまけに文字は発音記号になっているんですね。
丸谷 他にもあったね。「イクシーズ」だったかな、あれも正式の発音記号の使い方じゃない。
中村 文房具のメーヵーでしたっけ。
井上 そうじゃないんですか。
丸谷 あの発音記号だったら、イーヒーズになっちゃう。
【437】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
岡島昭浩
- 04/10/5(火) 22:02 -
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と、Yeemarさんとダブってしまいました。
【496】
Re:JEUGIA # 「ixi:z」
岡島昭浩
- 04/10/24(日) 21:49 -
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『言語生活』347(1980.11)p83の「目」。沢木幹栄氏の報告により、ありました。
「目子」によるコメントとして、「かなで表すとイヘィーズとでも書くか」
単行本では473ページ。
【804】
Re:JEUGIA #
Yeemar
- 05/4/26(火) 10:30 -
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「ku:nel」に似た誌名で、「kraso[クラソ]」(フェリシモ)、「ano:ne[アノ:ネ]」(同)というカタログ誌があります。
「クラソ」は「かわいい雑貨と暮らしのカタログ」、「アノ:ネ」は「こどものおしゃれおかいものカタログ」。
カタカナの中で長音を「:」とするのはめずらしい。「アノーネ」と書くと「へんな外国人ことば」のようになってしまうので「アノ:ネ」となったのでしょうか。いずれにせよ、発音すればおなじです。「アーノネ」とすれば高勢実乗になります。
なお、フェリシモでは「Tatte[タッテ]」、「kus・kus[クス クス]」というカタログを計画中のようです。前者は「ベビーとママのおしゃれ服うんぬん」とあるので、「立って」から、後者は「家族で記憶に残る経験をしよう!」とあるので、笑い声からでしょうか。
【805】
Re:JEUGIA #
道浦俊彦
- 05/4/26(火) 19:15 -
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「フェリシモ」という通信販売の会社には、以前取材に行きましたが、そのときは「左利きの人専用グッズ」についての取材でした。
担当の人や会社の雰囲気は、みんな若くていろいろ自由な発想で、楽しく仕事をしているなぁという感じでしたよ。おそらくネーミングにも、そういう「遊び心」が反映されているのではないでしょうか。