2005年10月17日

ディスクジョッキーが使う「世界観」#

【814】
ディスクジョッキーが使う「世界観」#
 岡島昭浩
 - 05/5/7(土) 0:29 -
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ディスクジョッキーが使う「世界観」で言及されていたと思われる用法に、3年を経てようやく触れることが出来ました。

ラジオで、「この曲の世界観は……」というようなことを歌い手らしき人がいっていました。「この曲の表している世界は……」というような意味合いのようでした。

「この曲の世界観は切ないんです」だったかな、たしか。


この記事へのコメント
松村良「水木しげる〈貸本版鬼太郎もの〉の世界観―〈都市〉と〈異界〉の連続性―」(『日本文学』54-11)を見ますと、「世界」と「世界観」の連続性を感じます。「〈貸本版鬼太郎もの〉の世界では、〈都市〉と〈異界〉は平面的に連続するものとして畫かれており、それはこの時期の水木しげるの世界観を提示したものなのである」は、本来の「世界観」でわかります。
「水木しげるは「貸本長編」の中で、近代における〈他界〉のありかたを、ひとつの世界観として提示して見せたのだ」が、やや微妙。
「全ての出来事は、この平面上のどこかでつながっているという感覚。そのような世界観の中では……」も、大丈夫なような気もするが、「世界観の中で」が、ひっかかります。
Posted by 岡島昭浩 at 2005年11月27日 18:07
長らくご無沙汰しておりました。blogとしての再出発ということで、ざっと目を通しておりましたら、岡島先生から当方の3年前の記述にスレッドが返っていて、驚きました。
この「世界観」の使い方がずっと気になっております。ただ、現在に至るも、大方の理解を頂けません。私としては「世界感」のようなニュアンス、つまりそのひとの作り出す「世界」の「感じ」とでも思って使っているのかな、と考えています。
この「世界観」の「観」が何を意味しているかを理解するのは、結構難しいのだと、改めて気付かされた誤使用のひとつです。
Posted by 森川知史 at 2005年12月07日 21:28
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Excerpt: 今時の世界観という言い方には、慣れないが、これは「……観」というのが、「……をどう見るか」という意味でしかないからだと思っていた。 でも、「価値観」というのは、「価値をどう見るか」ではないな。「価値..
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Tracked: 2007-11-10 01:10