2005年10月17日

「さおやー、さおだけー」の掛け声

【856】
「さおやー、さおだけー」の掛け声
 道浦俊彦
 - 05/5/26(木) 11:16 -
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「さおだけ屋」さんの掛け声の「さおやー、さおだけー」というのを聞きますが、この前半部分の「さおやー」の「や」は、「屋」でしょうか?それとも終助詞の「や」でしょうか?



【857】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 岡島昭浩
 - 05/5/26(木) 13:50 -
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▼道浦俊彦さん:
>「さおだけ屋」さんの掛け声の「さおやー、さおだけー」というのを聞きますが、この前半部分の「さおやー」の「や」は、「屋」でしょうか?それとも終助詞の「や」でしょうか?


終助詞でもなく、「金魚えー金魚」の「えー」のようなものだと私は思っておりました。あまり意味のない掛け声のような。


他の物売りの声を、いろいろ見てみれば分かることもあろうかと思いますが、「〜屋」というのは、「〜屋でござい」のような形になるのではないかと思っていますがどうなのでしょうか。

「くずい、くず」というのもありましたっけ。



【858】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 kpoint
WEB
 - 05/5/26(木) 16:31 -
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▼道浦俊彦さん:
>「さおだけ屋」さんの掛け声の「さおやー、さおだけー」というのを聞きますが、この前半部分の「さおやー」の「や」は、「屋」でしょうか?それとも終助詞の「や」でしょうか?


「たけや〜ぁ〜 竿竹!」だと思いましたけれど。
「さおや〜」は覚えがないです。



【860】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 道浦俊彦
 - 05/5/27(金) 5:13 -
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▼kpointさん:
>▼道浦俊彦さん:

>>「さおだけ屋」さんの掛け声の「さおやー、さおだけー」というのを聞きますが、この前半部分の「さおやー」の「や」は、「屋」でしょうか?それとも終助詞の「や」でしょうか?

>
>「たけや〜ぁ〜 竿竹!」だと思いましたけれど。
>「さおや〜」は覚えがないです。


その場合の「たけやぁー」の「や」は何ですか?というのが質問なんですが・・・。どうでしょうか?



【861】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 kpoint
 - 05/5/27(金) 8:28 -
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>その場合の「たけやぁー」の「や」は何ですか?というのが質問なんですが・・・。どうでしょうか?


お役に立てず申し訳ありません。
知りません。
今まで「竹だよ〜」の意味にとらえていました。



【865】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 Yeemar
 - 05/5/28(土) 17:51 -
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▼道浦俊彦さん:
>その場合の「たけやぁー」の「や」は何ですか?というのが質問なんですが・・・。どうでしょうか?


宮田章司氏〔寄席芸で物売りの声色を得意とする人〕の『江戸売り声百景』(岩波アクティブ新書2003)から、「や」のつくものを拾ってみます。「や」「屋」は原表記のままです。〔 〕内は私の補いです。

 a. とんがらし〔唐辛子〕やーい、とんがらしやぃ(p.40)
 b. はりいた〔張り板〕やー、はりいた。はりいたやー、はりいた(p.49)
 c. あーーあめー〔飴〕あーぁぁ、よかぁよーかぁ、よかぁよーかぁあめーや(p.56)
 d. えー、研ぎ屋ー。はさみにほうちょう研ぎおまへんか(p.62)
 e. でんでごでごでごでごでごでごでーーぇおでんや。あたぁりやぁおでん〔当たり屋おでん?〕(p.62)
 f. えー、はなっ、花屋でございっ。(p.63)
 g. くずぅーい、屑やお払い〜(p.63)
 h. かに〔蟹〕やぁーい、おーがぁーによぉーい(p.74)
 i. うめぼしや〜、あおうめ(p.75)
 j. あさがおーぉのなえやーぁぁ、ゆうがおーのなえっ。へちまとーうがぁーん、しろうりのーなえっ(p.77)

こう見てくると、i・jあたりは「AやB」という構造、hは「AやA'」という構造のようです。「たけやーさおだけ」も、「AやA'」の構造ではないでしょうか。

山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書)によれば、「さおだけ屋」という商売はないのだそうですね。



【867】
Re:「さおやー、さおだけー」の掛け声
 道浦俊彦
 - 05/5/30(月) 10:14 -
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▼Yeemarさん:


>宮田章司氏〔寄席芸で物売りの声色を得意とする人〕の『江戸売り声百景』(岩波アクティブ新書2003)から、「や」のつくものを拾ってみます。「や」「屋」は原表記のままです。〔 〕内は私の補いです。


この本、買ったまま行方不明になっていて探していたのです!ありがとうございました!

>こう見てくると、i・jあたりは「AやB」という構造、hは「AやA'」という構造のようです。「たけやーさおだけ」も、「AやA'」の構造ではないでしょうか。


やはりそうですか!私もそうではないかと。ゆえに「さお屋」「竹屋」には疑問を持ったのです。

>
>山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書)によれば、「さおだけ屋」という商売はないのだそうですね。


先日、家の近くを通った「さおだけ屋」は、
「物干し台も、各種ございます」
と拡声器で言っていました。この本を読んだのでしょうかね?その可能性はありますよね、ベストセラーだし。




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Posted by 岡島昭浩 at 2005年11月21日 10:35
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