2005年10月17日

言葉の意味変化について

【891】
言葉の意味変化について
 山田慎也
 - 05/6/12(日) 1:06 -
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初投稿ですがよろしくお願いします。
今日「役不足」という言葉の意味について思い違いをしていたことを知り
ふと下記のようなことを思ったので、書き込みをさせていただく次第です。

ある言葉の意味内容が時を経るにしたがって変化していくということは
しばしばあることだと思いますが、みなさんはこのような変化に対して
どのような感情を抱くのでしょうか。

私に関して言えば、例がちょっとおかしいかもしれませんがホームページという
言葉をWebページと同義として使用しているのを目にすると、どうも違和感を
覚えざるを得ずちゃんとした使い方をしてくれないかなと思ってしまいます。
このとき抱く感情は歓迎とは程遠いものなのですがみなさまはどうなのでしょう。

必然であるはずの言葉の用法変化、これを歓迎しているのかしていないのか、
それともまた違う感情を抱くのか御意見を聞かせていただければ幸いです。



【893】
Re:言葉の意味変化について
 岡島昭浩
 - 05/6/12(日) 21:26 -
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▼山田慎也さん:
>ある言葉の意味内容が時を経るにしたがって変化していくということは
>しばしばあることだと思いますが、みなさんはこのような変化に対して
>どのような感情を抱くのでしょうか。
>
>私に関して言えば、例がちょっとおかしいかもしれませんがホームページという
>言葉をWebページと同義として使用しているのを目にすると、どうも違和感を
>覚えざるを得ずちゃんとした使い方をしてくれないかなと思ってしまいます。
>このとき抱く感情は歓迎とは程遠いものなのですがみなさまはどうなのでしょう。
>
>必然であるはずの言葉の用法変化、これを歓迎しているのかしていないのか、
>それともまた違う感情を抱くのか御意見を聞かせていただければ幸いです。


自分とは違う使い方を目にすると(耳にすると)、もちろん、違和感を感じます。

そして、それが、変化なのか、臨時的な誤用であるのか、あるいは自分の方がずれているのか、などを見定めたいと思います。

臨時的な誤用であっても、それが複数の人にのぼっているのであれば、変化の兆しを感じるわけですし、たとえそれが変化であっても、同時代人に違和感を感じる人物が居ることをわかって欲しいと思っています。
そういう意味で言葉とがめをしますが、それは「間違っている」という指摘の仕方ではなく、「私には違和感があるし、おそらく私よりも上の世代にとってもそうだろう」という指摘の仕方をしたいと思っています。

翻って、自分のことばも、人に違和感を与えているかも知れません。それで、なるべく違和感を与えないように話さなければならない、と思います。しかし、一方で、違和感を表明するやり方に違和感を感じることもあるので、違和感を表明されるかどうかを確かめるように、わざとことばを選ぶこともあるように思います。

その違和感が、本心から出た違和感ではなく、いわば迷信のような、作られた違和感であることもあり(例えば「語源がこうだからこう使うべきだ」など)、その場合には、そこに違和感を感じなくて済むようになって欲しいと思います。

うまく、言えませんが、そんなところです。

なお、
「ホームページ」については、私も違和感を持っておりましたが、慣れて参りました。「webページ」という言い方を選んでおりましたが、多くはどっちつかずの「ページ」という言い方でお茶を濁しているのが現状です。



【895】
Re:言葉の意味変化について
 道浦俊彦
 - 05/6/13(月) 16:14 -
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言葉の変化とそれに対する対応の問題は、言葉を考える上で、根本的な問題だと思います。
言葉はその使い手が人間である以上、当然変っていきます。

「放送で使う言葉」に限定しての私見としては、その変化した言葉を使う人々が全体の「9割」を超えた時点で、軸足を新しい言い方に移すべきではないかと考えています。

どうやって9割かどうかを調べるかについては、たとえば文化庁やNHK字放送文化研究所の調査を参考にすればいいのではないでしょうか。



【899】
Re:言葉の意味変化について
 畠中敏彦
 - 05/6/17(金) 17:05 -
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ある方が、ことばは、1)誤用→ 2)ゆれ→ 3)慣用→ 4)常用の過程で変化する、と書いておられたことを、なにかで見たことがあります(3)、4)は別な表現だったかもしれません)。
つまり、2)、3)の段階においては、違和感を持つなど主観が入り込む余地があるが、常用化することにより一般化するということを言っておられたようです。
山田さんが、違和感を持っておられるのも、その言葉が2)、3)の段階にあるのかもしれませんね。
かって、この会議室でも、「全然」の後は否定でなく肯定のことば(たとえば、全然おいしいなど)に大変、違和感を持つとする意見に対し、そうでないとする意見も相当数あったような気がいたします。
(そういう意味でも、「全然+肯定」は、一般化しているのかもしれません)
気になりましたので、久しぶりに書き込みせさせていただきました。


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