2005年10月17日

読み方が分からない漢字表記の語 #

【91】
読み方が分からない漢字表記の語 #
 Yeemar
 - 04/5/21(金) 6:31 -
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読み方が分からない漢字表記の語
の続きです。
鹿児島の芋焼酎の逸品アサヒ(日當山{ひなたやま}醸造)は朝日の如くさわやかに≠フ心でつくる。県産のさつまいも「黄金千貫」を霧島山系の湧水で仕込み、常圧蒸留。芋香ほのかな美味。(『週刊新潮』2004.05.06・13 p.129)
「いもか」だろうと思いますが、分かりません。「うこう」ではなさそうです。

「香」は造語成分になれば「芳香」「薫香」のように「コウ」の読みで使われますが、「か」はあり得るものでしょうか。たとえば、イチゴの香りは「いちごか」(苺香)と言って分かるか。こういう場合は一語化せずに「イチゴの香り」というはず。「いもの香り」は「いもの香り」というしかないと思いますが、ウェブ上ではまま使われています(100件程度)。

「臭」は「シュウ」の読みで「カルキ臭」「学者臭」などとさかんに語を作ります。しかしこれは悪いにおいのほう。「香」に同様の造語力はなさそう。



【92】
Re:読み方が分からない漢字表記の語 #
 益山 健
 - 04/5/21(金) 13:58 -
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そういえばワインの説明に「火打石香」というのがあって, どんな香りだか想像がつきませんでした。こげくさいんでしょうか。Google でもいくつかみつかります。



【93】
Re:読み方が分からない漢字表記の語 #
 豊島正之
 - 04/5/21(金) 23:25 -
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flinty (仏語 silicieux) 。焦げ臭いというより、文字通り鉱物性の香り。
シャブリの香りの典型的な形容とされます。
高橋: シャブリというと石灰質土壌が非常に特徴的で、フリンティ--火打ち石の
香りと訳される鉱物の香りが典型とされますが…
田崎: うん、あるある。ミネラル質というか要するに石灰のイメージの香り。
(高橋時丸・田崎真也 1996「フランスワイン」柴田書店 p.84)



【1016】
漢字の読み方(乱立)
 Yeemar
 - 05/8/27(土) 6:10 -
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「重箱読み」の例ですが、このスレッドにつないでしまいます。

高村光太郎「雨にうたるるカテドラル」という長詩に
けぶつて燐光を発する雨の乱立{らんたつ}
とあります(『高村光太郎詩集』思潮社・現代詩文庫1018 1980.06 p.50)。「出立(しゅったつ)」以外に「立」を熟語で「たつ」と読む例は知りませんでした。

『日本国語大辞典』で調べると、着物の文様に「乱立縞(らんたつじま)」というのがあるそうです。



【1018】
漢字の読み方(有対/無対)
 佐藤
 - 05/8/30(火) 16:02 -
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こちらに書き込めばよかったですね。失礼。
http://kotobakai.seesaa.net/article/8257851.html#882



【1064】
Re:読み方が分からない漢字表記の語 #
 岡島昭浩
 - 05/10/4(火) 14:58 -
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「雑豆」は、なんと読むのでしょう。諸所で「ざつまめ」と読んでいるようですが、「雑豆輸入基金協会」が、そう呼ばれていた、ということでしょうか。


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