8/24に「ぶっちゃけた話」について書き、「ぶちあけた話」「うちあけた話」「ぶちまけた話」の形をしめした。今日見つけたのは、「〜話」ではないが、「ぶっちゃけた」の面白い表記だ。
井上ひさし『さそりたち』(文春文庫1982.3.25)のP55。
家や店にいると息がつまる。そこでどっかぶっ裂(ちゃ)けた女と外で遊びたくなる
とある。
促音のあとで、サ行音がツァ行音、あるいはチャ行音になることはあるわけであるが、これは「ぶっちゃけた」の「ちゃ」をそうした変化によるものと解釈したものであろう。
同書のP132に出てくる「甘食」という言葉、私は知らなかったのだが、『日本国語大辞典』には載っていて、「甘食パン」の略なのだそうだ。菓子パンと食パンの中間程度の甘さということだ。《現在でもヤマザキパンで売っているようだ》
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