1997年03月31日

【ドラえもん・神】

 子供を映画に連れて行ったのだが、しずかちゃんはのびた君のことを「のびたさん」と呼んでいるのに気付いた。古風なんだ(参照)

 しかしこの映画「ねじまき」という名であるので村上春樹みたいだ、と思っていたら羊博士みたいなのまで出てきてびっくりした。


 ダイマジンてのが出てきたから、「大魔神」かと思ったら「大魔人」と書いてあった。ひょっとして昔の映画の「大魔神」とは違うのだ、と逃げをうっているのかな。
 「神、シン:ジン」と「人、ジン:ニン」の区別は時として厄介で、神代と人代はジンダイ・ニンダイと読めばよいのだと思うが、人代はジンダイと読まれやすくそうすると神代と混乱する。
 そういえば「鬼神」という言葉をキシンとよめば良い神で、キジンと読めば悪い神である、と書いてある本があるそうだ。確か百科事典か何かにそうある、と何か辞書関係の随筆書に書いてあったと記憶する。これは〈濁音減価〉の現われであろう。《ことば会議室でのYeemarさんの報告を参照》


 「予告編」というのだろうか、映画が始まる前に見せられる宣伝映像で、幸福の科学が作った映画の一部が流れた。「東宝配給」と書いてあったのだが、映画業界に於ける「配給」ってなんなんだろう。


 ドラえもんで小便小僧が動いていたことを、娘(6)が「地球はおおさわぎ」みたいだね、と評した。ツツイストに育ちつつあるのだろう。

posted by 岡島昭浩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 目についたことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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