1996年08月17日

【こどもの言葉】

 子供は時々わけの分からぬ言葉を口にする。それが家庭内で定着することがある。長女が一歳半の頃、座ることを「オワッシュ」と言っていた。椅子に座らせてほしいときなどに「オワッシュ・オワッシュ」と叫ぶのである。いつしか我々も「はいオワッシュ」と言いながら座らせていた。
 いつしかその言葉も使わぬようになった頃、今は長男が二歳前で、同じような言語発達状況である。椅子に登りながら「オイッシュ・オイッシュ」と叫んでいる。なるほど、娘の言っていた「オワッシュ」の語源が今漸く解けたという感じである。oiが[owa]のようになるのはまるでフランス語のようだ。フランス語の場合は[owe]を経由していたのであるが。
 娘の残した謎の言葉に「ジュババ」というのがある。中国の外語学院に住んでいたときに階下のBennionさんのドアの前を通るときに必ずのように口にしていた言葉である。私の仮説としては、引越してすぐの頃にドアの前に貼っていた表札のような紙を私と妻が覗き込んで、「えーっと、ジョージ、ベン……ベニオン」と読んだのを娘が「ジュババ」と覚えたのだ、というのであるが、妻は今一つ納得していない。

 しかし、これらの話はまるで「トンデモ語源本」のようだ。これに朝鮮語などをからめて、萬葉集を解読すればよいわけだ。
posted by 岡島昭浩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 目についたことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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