佐藤和之「図表・グラフを書く」(雑誌『日本語学/臨時増刊/ハンドブック論文レポートの書き方』1994.5.20明治書院)によれば、
マスコミで常用されるポイントの根拠は総務庁統計審議会情報処理部会の報告に拠っている。昭和五六年一月に出された『統計に係る用語及び表記方法』には、「百分率で表わされた二つ以上の統計比率について、相互の大きさの単位を表わす場合は、原則として『ポイント』を用いる」(百分率の比較−ポイント)とまとめている。
とのことである。お上の御墨付であったか。しかし妙なものに御墨付を与えたものだ、という気がする。
なお、「ポイント」のこの意味は、『新明解』では第4版(1989)から載り、『三国』では第3版(1982)ですでに載せられている(2版は不所持)。
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