2004年03月30日

こちら Bランチになります(キヨコ)

○○になりますという表現を若い人がよく使うのを耳にします。レストランで料理をだすとき「こちらBランチになります」といって料理をおいていきます。これっておかしくないですぅか。なぜこんな言い方をするのか教えてください。


posted by 岡島昭浩 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

関 儀一郎について(raila@din.or.jp)

たまたま関儀一郎について検索していたら、このサイトに来てしまいました。私は儀一郎の孫にあたります。なぜ儀一郎を調べていらっしゃるのですか?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 31日 水曜日 00:59:35)

ようこそいらっしゃいました。

私は、書籍の電子化ということに興味を持っております。書籍の電子化といいますと、著作権があるものについては、許諾を得る必要がありますが、これはなかなか難しいことです。

それで、出来るところから、ということで、著作権の切れたものを電子化しようとしております(ここなど)。そこで、没後五十年が経過しているかどうかが、私の大きな関心になっているのです。

人名辞典に載っているような人は、生没年などがすぐわかりますが、そうでないとなかなか分かりません。学者などは、著作があるのにわからないことが多いのです。
雑誌などに訃報などが載っていたりすることがありますが、こういったものを組織的に集められればよいが、と思いつつ、ここのようにのんびりとやっている次第なのです。

関儀一郎氏は、『日本儒林叢書』『日本名家四書註釋全書』を編まれるなど、私にとって気になる存在でありながら、長澤孝三『漢文学者総覧』にも、近藤春雄『日本漢文学大事典』にも載せられていない、という不思議を感じているのです。

『近世漢学者伝記及著作大事典』の復刻版(昭和41.4)に、「今年十三回忌」とあることから、昭和29年没、と計算いたしましたが、それでよろしかったでしょうか。
また、『近世漢学者伝記及著作大事典』の共著者である関義直氏(お父様でしょうか、おじ様でしょうか)は、ご存命でしょうか、お亡くなりでしょうか。もしよろしければ、お教えいただければ幸いです。

没年不詳の人々


posted by 岡島昭浩 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月19日

楽しけれ 悲しけれ ラクナ脳梗塞(健康でなきゃ)




楽しけれ 悲しけれ ラクナ脳梗塞

http://www.azw7.com/12index.htm


シネオール含有のハーブとしてのユーカリは 花粉症によく効くと

最近 とみに 評判をあげています

非常に いやしを 感じます 人が集うところには 是非とも おきたいもの

http://azw.oc.to/12index.htm



中国4000年の昔から 高木赤松葉には 不思議な力が

仙人の薬 不老長寿の薬 若返りの秘薬と ・・・・・・・・・

細胞を 特に 脳細胞を 活性化し

高血圧 心臓病などの生活習慣病予防の為に

又 女性に多い便秘なんて 1日で 治ります

マッタケの香りがして とても 美味しい

http://azw.oc.to/


厄介な糖尿病には 桑の葉を ・・・・・・・・・

桑の葉特有の成分デオキシノジリマイシンは

インスリン分泌正常化促進作用が

山芋 ブロッコリー も併せ 毎日 食したいもの

TVなどにも紹介されてます

http://azw.oc.to/4index.htm


どくだみは ‘十薬‘ と・・・・ 馬に与えると十種類の効能が・・・・・

特に 血管壁を強くします 又 肌がすべすべになります

辛い冷え性 風邪にも 良く効きます

是非 愛用したいもの 綺麗になります

http://azw.oc.to/11index.htm


どんな治療をしても治らない頑固な腰痛は ・・・・・・・・

生飴ゴムバンド 或いは 自転車の古チューブで 仙腸関節を締め付けることです

締め付けた途端に 気持ち良くなります 

何回もTVで 報道されてます 又 仲居さんに肩こりはありません

http://azw.oc.to/6index.htm



http://www.azw7.com/12index.htm



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 19日 金曜日 11:38:43)

 広告の書き込みは、削除するのが通例なのですが、言葉に反応致します。


「楽しけれ 悲しけれ」というのは、おそらく放任の命令、「良かれ悪しかれ」のような意味なのでしょう。それが、「楽しかれ悲しかれ」という形ではなく「楽しけれ悲しけれ」で現れるのは面白いですね。


「どうであれ」の「あれ」のようなのを命令形だと言うことに反論されることがありました。仮定形(已然形)ではないか、と。「いずれにせよ」「いずれにしろ」という形で納得してもらいましたが、それを思い出しました。



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 20日 土曜日 09:57:01)

>又 女性に多い便秘なんて 1日で 治ります

>マッタケの香りがして とても 美味しい


マッタケ、関西(?)西日本(?)の言い方だったかなと、「マッタケ 方言」で

ググったら、大半が「……治ります マッタケの香りがして ……」でした。


グーグルで「マッタケ 方言」



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 20日 土曜日 11:43:58)

本筋からずれてしまいますが:


>ググったら、大半が「……治ります マッタケの香りがして ……」でした。


よく考え付くものだと思いますが、掲示板書き込み代行というビジネスがあります。まあ、依頼する側も依頼する側ですが。


#Googleの「件数」を評価する際には考慮しなければならない要因の一つです。

Google: 掲示板書き込み代行



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 20日 土曜日 22:17:07)

そんな商売があったとは知りませんでした。ついでにサービスで添削・推敲も

してあげればよいのに。


  山芋 ブロッコリー も併せ 毎日 食したいもの

  TVなどにも紹介されてます


恣意的な分かち書きもさることながら、「食したいもの」と品良く決めても

「されてます」と結ばれては、がくっときますね。ただ、中原中也の「時こそ

今は」の冒頭を連想したので、それはそれで味なのかもしれません。


時こそ今は……



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 24日 水曜日 17:21:08)

>#Googleの「件数」を評価する際には考慮しなければならない要因の一つです。


そろそろ影響がGoogleにも反映されるかと思ってみてみたら、約16,600件!


掲示板ですから、じきに消されたり流れたりして、しばらくたてばGoogleへの影響もなくなるので

しょうが、それぞれの掲示板へのクローリングの頻度によっては一ヶ月程度(あるいはそれ以上)

残るかもしれません。念のためですが、Googleの件数への影響は上の宣伝文に含まれる語句すべてに

関して起きているはずです。そして、同種の大量書き込みはほかでも行われているでしょうし、

今後も繰り返されるでしょう。

Google: "治ります マッタケの香りがして"



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 00:49:37)

あ、上のは、リンクに際して、後藤さんが手を入れられたのですね? 普通に検索

すると、さすがに「上の10件と似たページは除かれています」がでました。


それにしても1万件以上とは、恐れ入ります。

  >Googleの件数への影響は上の宣伝文に含まれる語句すべてに関して起きて

  >いるはずです

これでは、参考までに用例数を見るにも気をつかわざるをえませんね。



Google: "治ります マッタケの香りがして"(除かれバージョン)



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 00:54:23)

リンクがうまくいきません。コーテーションマークの扱いがいけなかったか……


Google: 治ります マッタケの香りがして(暫定版)



後藤斉 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 25日 木曜日 11:49:45)

>これでは、参考までに用例数を見るにも気をつかわざるをえませんね。


「治ります」が約64,300件ですから、そのうち少なくとも約4分の1が掲示板スパムによる同文の大量書き込みという計算です。困ったことに、「治ります」の検索結果をみるだけでその影響に気づくのは困難です。Googleの「件数」とはそういうものだと思って使うしかありません。

Google: "治ります"


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2004年03月05日

語学の勉強(くもり)


この会議室はとの宗旨と目的ですか?説明を頂きればありがたいですね。実際は私は日本語の書き方を勉強中です。先生もいないので書くのものについて正しいが正しくないが分りません。もしInternetを利用して先生は教えいただきればとてもうれしいですね。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 05日 金曜日 21:08:19)

 この会議室の趣旨と目的ということだと思います。


 まず、「この会議室」が、「ことば会議室」と「あれこれ会議室」両方をさすものであろうと考えてお答えします。


 目的としては、ことば全般(特に日本語ですが)について、情報を共有し合おうというものです。全般といっても、管理人の関心から、歴史的な方面にその中心が置かれています。


 「ことば会議室」と「あれこれ会議室」とに分かれているのは、管理人の興味あることだが、「ことば会議室」に書くのはそぐわない、と思われることを書く会議室として、後に「あれこれ会議室」を増設したものです。


posted by 岡島昭浩 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月09日

うわづら文庫『名家漫筆集』の不具合?(藪野直史)


うわづら文庫、重宝させて頂いております。

さて、昭和帝国文庫『名家漫筆集』長谷川天溪なのですが、

下から2番目のファイル


teikoku_meika08.pdf


が「ファイルの最初に%PDF−がありません。」というダイアログが表われ、ファイルが表示されません。


他はすべてダウンロードできますし、違ったパソコンで試みましたが、同じでした。何らかの不具合があるのではないでしょうか。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 10日 火曜日 00:10:07)

 ご利用有り難うございます。


 おっしゃるとおり、おかしいようです。


 差し替えるべきファイルがあるのか、調査いたします。


 今後とも不具合があればお知らせいただければ幸いです。この度は有り難うございました。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 10日 火曜日 15:49:37)

 手許のファイルも壊れておりまして、見える部分だけを救出しました。


後日、補うのが何時になるのやら分かりませず、申し訳ありません。

うわづら(帝国文庫名家漫筆)



藪野直史 さんからのコメント
( Date: 2004年 02月 10日 火曜日 22:07:45)

早速のご対応、ありがとうございます。

「蜘蛛の糸巻」は646ページから685ページ(「蜘蛛の糸巻追加終」表記あり)になっています。

「雲萍雜志」はしっかり前のファイルで完了し、635ページですので、

「蜘蛛の糸巻」は頭の10ページ分が脱落しているのですね。

おせっかいですが、こちらにこう記しておけば、ダウンロードされた方で、疑問に思ってこちらにこられた方にもいいと思いまして、コメントさせて頂きました。

どうか補正は、ごゆっくりなさって下さい。

「名家漫筆集」その他、新しい「うわづら文庫」登録分だけでも、読ませて頂くものは沢山、御座いますから。

今後とも、いろいろ御登録の程、お願い申し上げます。 


posted by 岡島昭浩 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジェスチャー(Yeemar)

「ノンバーバル(非言語的手段)」の話です。「非ことば会議室」に書くべきものかもしれませんが、コミュニケーション手段というふうに広くとらえてくださればと思います。


---

2004.02.08のNHK「新選組!」で、家を辞去しようとする訪問者に対し、沖田惣次郎(藤原竜也)が笑みを浮かべつつ胸元で小刻みに手を振っていたのが目に止まりました。つまり、「バイバイ」という趣。


幕末の人は「バイバイ」をしただろうかという疑問が浮かびます。しなかったという確信もありません。しかし、どうも西洋渡来のジェスチャーのような気がします。とりわけ、胸元で小刻みに手を振るのは、最近の若い日本人のジェスチャーではないかと思います。


川端康成「伊豆の踊子」(1926)では、別れの場面で「栄吉はさっき私がやったばかりの鳥打帽をしきりに振っていた。ずっと遠ざかってから踊子が白いものを振り始めた」とあります。何かを持って振っているジェスチャーです。


島崎藤村「春」(1908)には「その隣国の兵士等が馬車の窓から手を振って、帰郷の喜悦{よろこび}を示した時」とあります。


いずれも相手に居場所を知らせるために振るもので、さしずめ「ここにいますよ」という意味でしょうか。沖田惣次郎の「バイバイ」のジェスチャーは、目の前でするのですから、これらとは違うことになります。


「手を振る」というジェスチャーは、このほか、「だめだめ」と禁止を表したり、「もう結構」と遠慮を表したり、「大丈夫」と安心させたりするときにも使われます。「手を振って笑う」というのもあり、芥川龍之介「煙草と悪魔」には「伊留満は、帽子をあみだに、かぶり直しながら、手を振って、笑った」とあります。このジェスチャーはちょっと私にはぴんと来ませんが、前後を読むと、笑いながら否定しているということのようです(そもそも、帽子をかぶっているときに手は振れないのではと思いますが)。


すぐ目の前で「バイバイ」の意味で手を振る例は、昔の文学作品には見つかりませんでした。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 22:52:56)

ジェスチャーを書き留めたものを蓄積してゆくと、面白いことでしょう。

その手の辞典が、出ていますが、手許にはありません。しかし、多分、文章の用例は少ないのではないでしょうか。


「手を振って別れた」「手を振って出迎えた」「手を振って否定した」のようなものでは、多数ありすぎると思いますので、説明しているものが望ましい、と思います。


人差し指の先で、自分の顔にすーっと一本線をひいて見せた。つまり顔の刃物傷で、暴力団員の意味だ。
(草野唯雄『アイウエオ殺人事件』光文社文庫1990.3.20 p117)



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 16日 火曜日 23:29:18)

手を振って否定(禁止・遠慮・「いやもう大丈夫です」)するときは、手のひらが相手を向いておらず、拝むときのように小指の側が相手を向いているのがスタンダードでしょうか。バイバイは手のひらが相手を向いていますから、そこに違いがありそうです。


このようなディテールまでは望めないにしても、古い文献に「さらば/\と手を振りて云々」という文句があれば、それだけでもおもしろいと思います。しかしあるでしょうか。


手元にはジェスチャーを集めた本として、金山宣夫『世界20ヵ国 ノンバーバル事典』(研究社1983)があります。ある動作の意味が国によってどう変わるかが比較対照されており、興味深いものです。しかし、バイバイはあまりに自明であるせいか載っていません。もっとも、載っていても現代のことしか分からないでしょうけれども。



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 09:44:22)

古いところで、有名すぎるかもしれませんが「袖振る」。説明のあるものだと……


 ……阿胡の海の 荒磯の上に 浜菜摘む 海人娘子らが うなげる 領布も照るがに

  手に巻ける 玉もゆららに 白栲の 袖振る見えつ 相思ふらしも(万3243)


ちょっと面白いなと思ったのが次の歌。「別れ」と「袖振る」が共起します。別れ際に

手を振ることの早期の例なのか。あるいは「すべなみ」なので、臨時的なものと見るべきか。


  白波の 寄そる浜辺に 別れなば いともすべなみ 八度袖振る(万4379)


テキストはこちらから引用しました→万葉抜粋・袖



booko さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 14:57:31)

私の感覚では、「バイバイ」というときに手を振るやり方は、

日本のものとしてそれなりに定着しているように思います。


以前の職場には欧米人が多くいたのですが、日本人のように
「バイバイ」と手を振るのは、あまり見たことがありません。
少ない経験から申し上げていいのかどうかわかりませんが、
どちらかというと"Bye." "See ya." "Cheers."などの言葉と
ともに1回手を上げて下ろす、もしくは相手に手の平側を向けて
軽いグー・パーを2〜3回素早く繰り返す、といったタイプを
見た気がします。


確かにYeemarさんがおっしゃるように、幕末の日本人が、
しかも男性がそのような手の振り方をしたのかというと、
そこは甚だ疑問であり、不自然に感じられます。


私の持っている英会話のテキストに、確かジェスチャーを
扱った項目がありますので、こんど見てみますね。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 14:58:34)

ああ、なるほど、万葉の「袖振る」がありましたね。「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」。佐藤さんご引用の「領巾(ひれ)」は襟に掛ける長い布ではないかと思いますが、これも振られたようで、

松浦県佐用比売の子が領巾ふりし山の名のみや聞きつつ居らむ(万868)
とあります。後段に、この松浦サヨヒメのエピソードが記されています。朝命で海外派遣される恋人の船を遠く望んでひれを振ったというのです。その場所はひれふりの峰と名づけられたとのこと。


このころから伊豆の踊子に至るまで、「白いもの」を振る伝統はあったわけですね。


日本書紀歌謡にもひれを振る歌があります。「大葉子は領巾振らすも日本へ向きて」。


ただ、手そのものを振るのでないところが惜しまれます。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 17日 水曜日 15:38:54)

こちらに言魔さんが「ダイヤル、チャンネルを「まわす」」と言ってしまうということを書いておられますが、私はジェスチャーをも伴うのです。


「じゃあ、あとで電話するから」などと人に言いつつ、無意識に、左手を拳にして耳に当て、右手は人差し指を突き出してぐるぐる回している。相手はけげんな顔をする。


または、「テレビのチャンネルを切り換えて……」と言いつつ、つい、右手で丸い取っ手のようなものをつかんでくるくる回す仕草をする。時代錯誤なふるまいであることに気づいて苦笑する。


再三、これをやってしまう。直らない。もしくは、靴を入れても下駄箱、シャープペンシルを入れても筆箱であるしするから、最新型プッシュ式電話を形容するにダイヤルを回す仕草を以てしてもよいではないかと開き直っている。


語彙だけでなく、ジェスチャーというものも、一度身についたものはなかなか訂正が難しいと思います。



NISHIO さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 19日 金曜日 01:18:09)

手話の世界の「

電話をかけるジェスチャー
」を若者がふつうの会話で使っているのを何年か前からよく目にするようになりました。


私は手話専用だと思っていたので、アメリカンホームダイレクトのテレビコマーシャル(*)で見たときは意外な印象を持ちました。アデランスのコマーシャルでも辺見えみりがやっていたような気がします。



(*) ハンドフォン(話をかけるジェスチャー)



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2004年 03月 19日 金曜日 08:38:58)

親指と小指を立てて耳に当てるのは、手話にあるのですね。


漫才などでこのジェスチャーをよく目にするようになり、「手を拳にして耳に当てる」では今の携帯電話らしくないのだと納得していました。


アメリカンホームダイレクトのテレビコマーシャルは

1997年9月に日本初の「リスク細分型自動車保険」を発売して以来、様々なTVCMを放映してきましたが、すべて"ハンドフォン"(電話をかけるジェスチャー)をシンボルとしています。
ということで影響力が大きかったのでしょうか。


1995.07.24放送のフジテレビ「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」では、松本人志氏が(漫才の一場面として)右手の拳を握って耳に当て、電話をかけるジェスチャーをしていました。その後2年ぐらいのうちに変わったのでしょうか。


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2003年11月19日

開智学校(Yeemar)


松本市の重要文化財「旧開智学校」を訪ねました。立石清重が設計施工し1876年に竣工した擬西洋建築の瀟洒な小学校です。これまで修学旅行を含め複数回訪ねました。見学しながら私がとったメモの字を判読すると以下のようです。


---

1.開智学校のピアノの説明札に

  大正7年(1918)5月、松本尋常高等小学校筑摩部{つかまぶ}〔ボールペンで振り仮名〕の開校記念に寄贈された

「ちくま」でも「つくま」でもなく「つかま」の読みがあることを知った。


2.開智学校校歌

  藪しもわかぬ 天つ日の 光あまねき 影みても 世の人みなは 隔てなく いつくしむこそ 宜しけれ

鳴っていたオルゴールによれば、節は「レレソラシラソ ミーミソソラー レーソミレレソラ シーソシラソー レ(高)レ(高)シソミラレ ミーラソシラー シーラソレレミド ラーソシラソー」。(MIDI音源〔期間限定〕


3.展示品の甕(県立松本中学校主催の第9回小学校野球連合大会〔大正2年〕の賞品)に

  最優退賞

「優退」は『日本国語大辞典』になし。「続けて勝って退くこと」か。


4.「以呂波図」明治7年〔ポスター様のもの。壁に貼られていたか〕

マス目の中に「いろは」のひらがな字体を示す。字体は現行とほぼ同じで、各々の下に小さく1〜2種の変体仮名を書き添える。ただし、「そ」は「う」に似た字体を主とする。また、「お」の字体は左側が「オ」、右側が「こ」となっているものか(破れていてよく分からず)。説明書きには「明治のはじめの頃は、平仮名はまだ一般的ではなかったため、読みやすいように変体仮名が補われています。」とある。この説明はちょっと違うのではないか。


5.福沢諭吉「世界国尽」(明治2年)所載のカラー世界地図

現在の「太平洋」はそのまま「太平洋」とあるが、「大西洋」は「あたら海」(「あ」は「阿」の変体仮名)とある。「あたら」とは何であろうか。「Atlantic」であろうか。テキストファイル

  http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/bun/kunidukusi.txt(岡島さん)

を見ると「阿多羅海」とも書かれているようである。


6.『尋常小学 国民新算術書 生徒用 巻一』

  ヨセル

数を示した絵と絵との間にこう記す。「plus」の意で用いているようだ。算盤用語からか。


おまけ 旧司祭館(開智学校西側)

県宝」と説明書きに。長野では「国宝」に習い「県宝」を定めているようである(他県にはないのではないか)。


posted by 岡島昭浩 at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年10月12日

わざと言語変化(佐藤)

 故意に変化させることがあるようです。地名の用字は好字二字にしないさいとかいう言語政策(?)も含め、便宜的に変更したものとか。そうした例を教えてください。
 明治初期の鉄道の時刻表(当時は「時間表」?)に、「八時」を「八字」と表すのがあります。下記リンク先によると江戸時代の不定時法の「時(とき)」に紛れるのを避けたものとか。
 「誤解を避ける方法」に投稿すべきかとも思ったのですが、会話・メール主体との趣旨ですので新たに立てました。
第9回 ステーション・ベルの歴史(その2) 


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 12日 日曜日 13:18:36)

まずは、同音衝突の回避と思われる言い換えを網羅することを試み、「私立」を「わたくしりつ」、「市立」を「いちりつ」……と列挙しようとしたところで、すぐネタが尽きてしまいました。網羅的に記述した書物というのはあるのでしょうか。(新しい語もあり、書物で網羅は難しい?)

高杉親知氏が、ホームページ中の「同音異義語への異議」で「私が知っているもの」としてかなりくわしくまとめていらっしゃいます。壮観です。書式を変えて示すと:

科学(かがく)、化学(ばけがく)/計上(けいじょう)、経常(けいつね)/権限(けんげん)、権原(けんばら)/工学(こうがく)、光学(ひかりがく)/硬口蓋(かたこうがい)、高口蓋(たかこうがい)/甲辰(きのえたつ)、甲申(きのえさる)、庚辰(かのえたつ)、庚申(かのえさる)〔これは同音衝突によるものではないでしょう〕/紅茶(こうちゃ)、黄茶(きちゃ)〔どの分野で言うのでしょうか〕/後母音(うしろぼいん)、高母音(たかぼいん)、広母音(ひろぼいん)/今週(こんしゅう)、今秋(こんあき)/試行(しこう)、施行(せこう)〔「せこう」は単に誤読か、誤読に由来の言い換えか?〕/事典(ことてん)、辞典(ことばてん)、字典(もじてん)/市立(いちりつ)、私立(わたくしりつ)/売春(ばいしゅん)、買春(かいしゅん)/売電(うりでん)、買電(かいでん)/波線(なみせん)〔私は言い換えの意識なし〕、破線(やぶれせん)

工業→えこうぎょう、興業→おこしこうぎょう、鉱業→やまこうぎょう/公爵→きみこうしゃく、侯爵→そうろうこうしゃく/試案→こころみのしあん、私案→わたくしのしあん/晋→すすむしん、秦→はたしん/製糸→いとのせいし、製紙→かみのせいし

肝動脈、冠動脈→冠状動脈(かんじょうどうみゃく)/水星、彗星→帚星(ほうきぼし)/整数、正数→正(せい)の数(すう)/符号、負号→負(ふ)の符号(ふごう)

ほかに思いつくものと言えば……。

音声学で「舌」を「ぜつ」。(「下」と区別か。ただし「前舌」は「まえじた」。)「半狭母音」を「はんせまぼいん」、「半広母音」を「はんひろぼいん」。(これは何かと区別しているのでしょうか?)

私の立てたスレッド「誤解を避ける方法」は、主として対人関係のなかでの誤解、もっと具体的には感情の行き違いを生むような言い回しを意図したものです。「あなたと私の間には誤解があるようだ」というあの「誤解」です。当該スレッドの初めでもう少し詳しく断っておくべきだったかもしれません。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 13日 月曜日 16:55:41)

こう列記されると同音衝突でいかに苦心しているかが分かります。「そうろうこうしゃく」などは「時→字」くらい悲劇的ですね。

ちょっと面白い辞典を入手したのでついでに御紹介します(skidさんなら先刻ご承知かも)。福永恭助・岩倉具実編『口語辞典』(928頁。森北出版、昭和26)です。編纂の趣旨は、口語体の仕上げを行うため、文末表現だけでなく、難解な単語も口語用に置きかえようというもの。割り切りがよいというか、野心的というか、ともあれ「まえがき」のうち「字引をつくるについて採った方針」をみると


(ii)「光度」と「硬度」、「公爵」と「侯爵」、「科学」と「化学」のような紛らわしい言葉は、生きた口語となり切る見込みのないものですから、口語としてふさわしい言葉を捜すことにしました。捜しても工合のいいのが見付からない場合には、ためしに新しく造てっ見ました。(強調佐藤。「造てっ」はママ)

これだけでも、漫才風にいえばツッコミどころが目立ちます。で、代替表現ですが、とりあえずは和らげが中心。

Ko-do 硬度, Katasa. § レンズの硬度:− レンズの Katasa.
Ko-do 光度, Akarusa. § レンズの光度:− レンズの Akarusa.
(なぜかローマ字を多用します。「和英辞典や何かと同じように、便利なローマ字」との一節はあるのですが。o-はoの上に長音符が乗ったもの)

Ko-syaku 公爵, Kimi-Ko-syaku; Kinsyaku.
(「侯爵」は立項せず。「見込みがない」と切り捨てられた? 「公爵」で言い換えたので立項の用がなかった?)

Kagaku(Kwagaku)科学,Gakumon; Rigaku.(用例略)
Kagaku(Kwagaku)化学,Kegaku. § 科学と化学との別:− Rigaku to Kegaku to no Kubetu.
(キンシャク・ケガクは「ためしに新しく造てっ見ました」?)



佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 13日 月曜日 19:49:08)

『口語辞典』、Webcatによると1939年版もあるよう。で、刊行が口語辞典出版会、発売が日本のローマ字社だそうです。そこから調べなおしてみると、福永恭助は漢字廃止・ローマ字採用論者で、海軍軍人。『國語國字問題』(聚英閣, 1926)の著書あり。『口語辞典』にローマ字を採用するにはそうした経緯があったのですね。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 13日 月曜日 21:28:22)

そうそう、「くびちょう(首長)」。「市長」と区別するためでしょうか?

くびちょうさん、地方のくびちょうさん〔松浦清春・連合副事務局長〕(NHK「日曜討論」1999.12.19 09:00)


skid さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 15日 水曜日 01:20:29)

本題から逸れてしまいますが、『口語辞典』について。
戦後の森北出版の「まえがき」は8頁ですが、戦前の口語辞典出版会(発行所は福永恭助の住所と同じ)の「MAEGAKI」は23頁あります。
また、再版本には「Nidomeno Suriを出すについて」10頁が加わります。
「MAEGAKI」にいわく、

  私たち二人はローマ字を国字にすることを長年主張している者なのです
  けれども、このZibikiにローマ字を使っているのはそれとは少しも関係
  がないのです。

それにしては、巻末に「ローマ字文の書き方」が17頁も付いています。


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 16日 木曜日 00:58:57)

 やはりご存じでしたか! それにしても、すっと諸版の情報が出てくるところが素晴らしいことです。Webcatで「23,928,17p ; 20cm」「巻末:參考書」などとあって、架蔵書とは本文のページ数しか同じでないので、どんなものかと思いをはせていたところでした。ありがとうございました。
 「少しも関係がない」というのは、やっぱり怪しいですよね。ローマ字で書くと同音語の認定がむずかしくなるから言い換え語をさがそう…… そういう発想もあるように勘繰れるし。ただ、それが、悪いとばかりもいえないかもしれない。口頭語なら、やはり同じ問題に遭遇するわけなので、うまく行くものなら言い換えた方がよいし。
 ともあれ、同音衝突の回避に人間はどのような工夫をするのか、の一大集成とも見られる本なので(大げさ?)、今後も末永く見ていきたいと思います。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 16日 木曜日 07:56:05)

同音語、「船主」と「船首」、「試案」と「思案」、「市道」と「私道」などが思い付くところです。「試案」は、NHKのアナウンサーがよく「しあん、試みの案」と言い換えていますね。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 16日 木曜日 08:39:04)

「騎手」とは違う「馬手」が確かあると思いますが、「馬主」を「ばぬし」と読むのは、「馬手」との混同を避けるためでしょうか。

と、思ったら、NHKのページにありました。

データファイル(放送と言葉):No.33 (2001.3)


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 17日 金曜日 23:10:11)

こんにち東京ドームの近くに「水道橋」の地名が残るとおり、徳川時代、江戸の水道設備はなかなか高水準のものであった。両国の「江戸東京博物館」には、木製水道(木樋)が展示されている。

神田上水の建設に当たったのは大久保主水であったが、「水は濁らざるを尊しとして「モント」と読むべしと言ったという」(杉村覚氏ホームページ)。

大久保主水が「もんど」でなく「もんと」と称したという説明を、私は「文京区ふるさと歴史館」で見たことがあります。今、それを展示図録で確認しても当該の記述はありません。

一種の忌詞でしょうか。縁起を担いで「言語変化」させる例としては、ほかに「豆腐」を「豆富」……と列挙しようとして続きません。

「ふぐ(河豚)」を下関などで「ふく」と言っているのは、方言か、古語が残っているのか、それとも「福」と懸けているのでしょうか。

「しがねえ恋の情が仇」の「玄冶店(げんやだな)」を「げんじだな」と誤読する人がいるのはわかりますが、歌舞伎では「源氏店」を「げんやだな」と読ませるというのは、これはいかにも無理矢理という感じです。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 17日 金曜日 23:17:15)

「託老所」とせずして「宅老所」。これは言語変化というより命名の時点で「宅老所」となっていたものでしょうか。こんにち一般的に聞かれるこの名、広まったのはここ数年のことです。

「タクロウジョ」と聞いて、お年寄り向けの民間デイサービスとわかる人は、どれぐらい増えただろうか。漢字で書けば「宅老所」。「宅」の字がミソだ。
「託児所の『託』ではありません。ここを自宅のように思って過ごしてほしい。そんな思いを『宅』の字に込めているのです」
 民間デイサービスの草分け「宅老所よりあい」の下村恵美子さんは、そう話す。
「よりあい」が福岡市内にできたのは五年前。特別養護老人ホームに勤めていた下村さんら三人が、
「もっとお年寄りとのんびり過ごしたい」
 と考えて、ある寺の茶室を借りて始めた。(「週刊朝日」1996.09.27 p.?)
これが「宅老所」の発祥でしょうか。


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2003年09月16日

六甲おろし(Yeemar)


「大根おろしに納豆と」という文句をふと思いつき、われながら、なかなか良いと思いましたが、あとが続きません。


ところが、ウェブ検索によって、すでに「大根おろし」なる(タイガースを皮肉った)歌があるということを知りました。ラジオ番組のファンが集まるある掲示板では、2003年5月の書き込みで

「大根おろしに 醤油をかけて」

ないし

「だ〜いこんおろしに〜サ〜ッソウ〜と〜醤油をかける七輪の〜「ジュッ」の焦げ目〜麗しく〜食べる魚は〜半身〜サンマ〜食おう食おう食おう食おう〜はんみ〜サンマ〜クエ〜クエ〜クエ〜クエ〜」

と紹介されています。


現在見ることができなさそうな「2ちゃんねる」のあるスレッド(タイトルはその名も「替え歌(阪神タイガースの歌)」)を、Googleのキャッシュによって見ると、2000年4月の書き込みに

「大根おろしに〜 納豆と〜」「と〜ころ天かける〜 七輪の〜」……「食え 食え 食え 食え」
とあり、「たぶん、大阪タイガースの頃からある

割と有名な替え歌だったんだけどなあ」とコメントが附されています。「脳天かける乳輪の」なる「意味不明」のフレーズも紹介されていますが、その後、レスポンスが続かなくなったようで、すぐに終了したようです。
「モッコーおろーしにー、さあそーおーとおーー。寒天かける七輪のお〜〜!」
とあるのは「クラブ221」(筒井康隆ファンクラブ)の1998.11.05の投稿で、これは独自に考えたものでしょうか。


以上は「"かける七輪"」で検索した結果でした。「大根おろし」で始まり「七輪」の語を使う人はいそうな気がして、この語で検索したのですが、果たして同じようなことを考えた先人がいたということが分かりました。


私には、タイガースを皮肉るつもりはなく、ナンセンスの追求というほどのつもりです。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 17日 水曜日 08:20:33)

 「おろし」に「颪」と〈すりおろしたもの〉を掛けると言うことは、ありそうなことですね。料理屋のメニューなどにありそうです。「比叡おろし」「伊吹おろし」など。


 また、「おろし」だけで「大根おろし」の意味になる、ということもありますね。「おろしそば」のように。


 おっと、ここは、「あれこれ会議室」なのですね。私は、この歌では「千六本おろし」というのを思っていました。繊蘿葡にしてからおろす(何のために?)のか、おろしたら繊蘿葡になる便利な下ろし金があるのか迄は考えていませんでした。



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 17日 水曜日 10:31:27)

こちらは「あれこれ会議室」でしたか。「ことば」のほうに書いたつもりでしたが、間違ってしまいました。しかし、「ことば」の話題とも言いにくい雑談です。


大根は蘿葡=六本ですから、「六本おろし」ならば1字違いまで近づくわけですね。


私は、「大根おろしに納豆の そうめん食べる七人の」と続けました。


しかし「食べる魚は半身さんま」という文句のうまさにはうなります。


「あれこれ」の話題としても、どうかというような話題ですみません。


posted by 岡島昭浩 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年08月15日

これって誤用でしょうか(守沢良)

 日頃から(やはりこの表現は重言っぽい)気になっている「これは誤用ではないか?」と感じる表現などについて書きます。過去に同じような話があったらご容赦ください。ご意見をお聞かせいただければ幸いです。デス・マス体は書きにくいのでデアル体で書きます。失礼をお許しください。

1)足元をすくう(「足下をすくう」も同様)
 8月11日「朝日新聞」(夕刊17面)から。11日の朝刊が休みだったため、10日と11日(前半)の全国高校野球選手権記念大会の結果を伝えている。問題の記事は、10日の岩国(山口)対羽黒(山形)戦の試合結果。「羽黒、足元すくわれた」と大きな見出しが踊る。文中にも、「岩国の粘っこい攻めに足元をすくわれた」とある。まず問題なのは「足元をすくう」。本来の表現は「足をすくう」のはずだが、もはや誤用ではないのだろうか。インターネットなんかで調べても、誤用としか思えない。にもかかわらず、けっこう目にする。新聞でも何度か目にした。次に気になるのは、「足をすくわれる」は「格上の者が格下の者に不覚をとる」のニュアンスがあること。たしかに2人の好投手を擁する羽黒は前評判が高かったが、これは対戦相手に対して相当失礼な書き方じゃないだろうか。
 などと書きながら、新たにいくつかの疑問が湧いてくる。
1)-2「不覚をとる」は漢字で書くなら「取る」なのだろうか。表記の問題は別として、「不覚をとる」はなんか異和感がある。論理的に考えると「不覚をとられる」になりそうな気がするが、そんな表現は聞いたことがない。いちばん無難なのは「不覚を喫する」だろうな(大ゲサかな)。
1)−3「〜を擁する」ってすごく堅苦しい。通常は「〜を持つ」にするところだが、この場合は使えない。書きかえるなら「〜がいる」ぐらいか。これはなんかヘン。
1)-4「対戦相手に対して」って重言じゃないのかな。

2)しのぎ合う
 4月8日「朝日新聞」(朝刊16面)から。山下泰裕・全柔連男子強化部長の署名記事に「2人がしのぎ合うことは、日本柔道界に大きなプラスだ」とある。
「凌ぐ」には主としてふたつの意味がある。@「困難などに耐えて状態を保つ」……「急場を凌ぐ」とか「危機を凌ぐ」とか。A「他者を超越して優位に立つ」……「A社の売り上げを凌ぐ」のような使い方(なんかヘンだな)。どちらの意味で考えても微妙にずれている気がする。「鬩(せめ)ぎ合う」(これも迂闊に使うと誤用と言われる)「競り合う」「競い合う」などとの混用ではないだろうか。「互いによく攻め、互いによく守り」(カッコよく言えば、「攻めも攻めたり、守りも守ったり」ってヤツ?)って意味で具体的な戦いを描写するのに「攻め合い、凌ぎ合い」という使い方ならアリの気がするけど、やや強引。
 語呂がよく似ている混用が「凌ぎを削る」。これは「鎬を削る」が正しい用法だから明らかに誤用。この誤用は、ワープロソフト&ワープロの普及によって明かに増えた。

3)〜しませんでした(「〜ありませんでした」「〜できませんでした」なども同様)
 ふつうに使われている表現で、誤用の問題とは性質が違う。ただ、うまい逃げ道がないという意味ではこちらのほうが深刻。
「〜しない」のデス・マス体は「〜しません」。これは小学生レベルの問題。しかし、「〜しなかった」をデス・マス体にするとどうなるのかがわからない。
 もし、「美しい」の過去形として「美しかったです」が認められるのなら、「〜しなかったです」もアリの気がするが、いかんせん言葉足らず。
 かと言って「〜しませんでした」は、いったん気になると、使えなくなる。「〜しましたです」がおかしいのなら、「〜しませんでした」もおかしいのではないか。文法的に解析するとどうなるのだろう。このあたりのことを考えはじめると、ますますデス・マス体の文章が書けなくなる。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 16日 土曜日 02:52:24)

下記のスレッドが誤用の問題を扱っていますので、そちらにコメントさせていただきました。

誤用(かと思われるもの)の用例集


posted by 岡島昭浩 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(1) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年06月10日

角川文庫の残部僅少本(Yeemar)

池袋ジュンク堂書店、「角川文庫の残部僅少本」特設フェアに『今昔物語集』『源氏物語』あり。まさか絶版になるのじゃないでしょうね。改版するのか、別シリーズとして存続するのか。絶版なら日本文化はこれで終わりです。角川春樹時代にさえありえなかったこと。残部僅少本フェアというのがどういう主旨で行われているのか分かりません。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 10日 火曜日 16:23:49)

改版である、と思いたいのですが、お手軽古典だけになってしまう可能性はありそうですね。

旺文社文庫が、本体はなくなっても古典を維持している、と思っていたのですが、これも、もう残り少ないのですね。下のページの関連ページで知りました。

下のページ、なぜかおまけで筒井康隆『乱調文学大辞典』が入っているのですが、どうせなら暉峻康隆の隣に並べて写真を撮って欲しかったと思います。

角川文庫の黄帯とか読め。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 11日 水曜日 17:11:59)

こちらのホームページには以前訪れたことがありますが、「宇津保物語」の写真が掲げられているのを見てうらやましく思いました。〈一番手に入れにくい品目は非常に有名ですが、『宇津保物語』全3冊です。〉とあるそのことばのとおりで、どうしても古本屋では手に入りません。移動中に「宇津保」が読めればいいなあと思い、本文が悪いとは知りつつ有朋堂文庫のを買ったこともありますが、やはり何か不足を感じて今に至っています。

角川文庫は、今からは信じられないほどよい古典作品を入れていたのですね。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 11日 水曜日 19:16:44)

 私は、かつて文庫の古典モノを出来るだけ集めようと思っていたのですが、長い間、一冊あたりの上限五百円を維持していたこともあり、宇津保は端本で上巻を持っているだけです。教行信證も端本です。

角川文庫の白帯は、十年ほどまえのタイムスタンプのついているファイルに作家番号リストのようなものがありました。
 白
1,笠信太郎
2,阿部次郎
3,内村鑑三
4,鈴木大拙
5,武者小路実篤
6,下村湖人
7,高神覚昇
8,友松円諦
9,「無門関」
10,河上徹太郎
11,関根文之助
13,キェルケゴール
15,ニーチェ
16,プラトン
17,モンテーニュ
18,デカルト
19,パスカル
21,カント
23,ルソー
24,シューペンハウエル
25,ヒルティ
26,アラン
27,トルストイ
28,ラッセル
29,ベーベル
33,ハイデガー
35,波多野精一
36,朝永三十郎
37,高山岩男
39,河上肇
40,柳田謙十郎
41,和辻哲郎
43,矢内原忠雄
44,洪自誠
45,小泉信三
46,猪木正道
47,河合栄治郎
48,三宅正太郎
49,清水幾太郎
50,モルガン
51,ウェーバー
53,ラスキ
54,ショオ
57,トロツキー
63,イリン
65,ジイド
66,大類伸
70,鳥山喜一
73,福沢諭吉
74,スェン・ヘディン
77,大和資雄
79,米川正夫
80,藤村作
83,柳田国男
87,野尻抱影
89,フロイト
90,カレル
92,ポール・グゼル
93,岡倉天心
97,桑田忠親
99,シントラア
102,原田光子
106,深瀬基寛
115,マルクス
116,吉田精一
118,矢野健太郎
119,中野好夫
122,ジークフリート
123,フォイエルバッハ
124,三宅泰雄
126,シュライエルマッハー
127,ファラデー
130,沢瀉久敬
131,レーニン
132,池田亀鑑
133,チャーチル
135,毛沢東
136,ウェ・バルトリド
137,ロマン・ロラン
138,ルードウィッヒ
141,ボナール
142,ヘレン・ケラー
143,林語堂
144,ウェイゴール
145,ロレンス
147,バアルテル
148,アラベールとエロイーズ
149,福田英子
150,カーネギー
151,ボヌール
152,マキャベルリ
153,山本光雄
154,ポール・B・フェイ
155,オルデガ・イ・ガゼット
156,ロバート・ペイン
157,エンゲルス
158,シュリーマン
159,ルネ・グルッセ
160,ラ・ロシュフコオ
161,モロア
162,ベーコン
163,「韓非子」
164,ヤングハズバンド
165,チチェスター
174,ルイス・スナイダー
205,クネン
207,ベンダサン
209,勝海舟
211,中根千枝
212,村松剛
213,土居健郎
214,ビートルズ
216,奈良元辰也
224,ヒトラー
225,三浦一郎
226,池田弥三郎
236,和歌森太郎
247,馬場あき子
249,日本むかし
252,古田武彦
254,多田道太郎
255,森豊
258,高田好胤
259,モリス
260,大野晋
261,加藤秀俊
262,木村尚三郎
263,西村震哉
264,袖井林二郎
266,寺田和夫
267,倉前盛通
268,中西進
269,上前淳一郎
270,紀野一義
271,梅原猛
272,川上源太郎
273,根本順吉
274,藤堂明保
275,ボネ
276,田辺昭三
277,樋口清之


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 12日 木曜日 00:37:35)

私もその手の角川文庫を並べて背表紙の写真を撮ってみました。
『下村湖人訳論語』の横にある『辞典のはなし』は字が見えません。

DSCN0362.JPG


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 13日 金曜日 17:47:09)

私の本のうち、説話類と、近世類(前田金五郎注)が行方不明ですから写真に写っていません。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 13日 金曜日 22:50:51)

この写真は壮観ですね。『無門関』が旧字体・新字体で2つ並んでいるのもおもしろいです。改版ということでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 14日 土曜日 02:19:12)

 本を並べた背表紙の写真というのは、結構情報量が多いものだと思います。古本屋で探すときの参考にもなりますしね。でもパラフィンは光ります。

『無門関』は、旧字旧仮名から新字新仮名への改版です。

下村湖人ですが、『現代訳論語』はともかく、『論語物語』は以前は角川文庫だけでなく旺文社文庫もありました。今は多分出てないだろうと思いましたが、かろうじて学術文庫に入っていました。


posted by 岡島昭浩 at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年05月23日

岡本綺堂「修禅寺物語」へリンクを張らせて頂きました(和井府 清十郎)


綺堂事物というHPをやっています、和井府といいます。

かねてより、岡本綺堂「修禅寺物語」のテキストを公開されていることを知っていますたが、このたび大阪大学の方へご転勤になられた由。サーバーが移った関係で、今回、拙ページで同テキストへリンクをはらせて頂きました。


私も九州・熊本生まれ、先生と学部と年代こそ違え、同じ大学で学んだものです。ご履歴を拝見し、郷里に近いこともあり、メッセージを書かせていただきました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


リンクをはらせていだだいたのは,下記のページです。

http://hansichi.hp.infoseek.co.jp/contents/sanpo08.html



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 23日 金曜日 20:24:14)

 ありがとうございます。


 小説の『修禅寺物語』のテキストは、かつてPCVANというパソコン通信で販売されていたことがあるのですが、今はないのでしょうか。私の戲曲入力はこれに触発されたものだったと記憶しています。


 なお、網迫さんという人のページで、未校正のテキストが置いてあるなかに、綺堂のものもあるようですね。

網迫のホームぺージ



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 23日 金曜日 21:15:10)

 書き忘れましたが、私のファイルには間違いもあろうかと思いますので、訂正したものを、そちらの方で公開していただいて構いません。

お名前から察するに菊池の方でしょうか。



和井府 清十郎 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 25日 日曜日 10:52:18)

岡島さま

どうもリンクの件ありがとうございました。網迫さんのHPのご紹介ありがとうございます。

出身は、お察しのとおりです。


取り急ぎ、御礼まで


posted by 岡島昭浩 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年03月03日

リンクを張らせていただきました。(富永明浩)


岡島先生:

はじめまして。金沢大学中文研究室の学生で富永と申します。研究室のHPのリンク張りを受け持っています。
先生のページ「日本語の歴史と日本語研究の歴史」にリンクを張らせていただきました。漢字音の資料を参考にさせていただきたいと思ったからです。
よろしければ私たちのHPをごらんください。

中国学鏈接網・中国関連データベース


岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 04日 火曜日 00:12:04)

 ご連絡有り難うございます。


posted by 岡島昭浩 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年12月13日

サーバ情報(岡島昭浩)

 「蘇るサーバ」とは趣旨が違いますので、新しく投稿します。

 12月14日16時から
 12月16日9時頃まで

http://www.let.osaka-u.ac.jp/

など、文系地区のサーバが停止します。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/
も当然だめです。

ODINS基幹系ネットワーク停止のお知らせ


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 11日 土曜日 23:30:15)

 この会議室のあるサーバの時計がおかしいようですね。

 今は大丈夫でしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 11日 土曜日 23:32:01)

 発言者の名前がおかしいのは私のブラウザの所為です。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 14日 火曜日 05:35:39)

午前中に時間がおかしくて、夜には直っている、という感じですね、ここ数日。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 04日 火曜日 16:44:30)

今日はまる一日、時計が遅れているのでしょうか。

現在手元の時計では2002.3.4 16:44


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 04日 火曜日 16:44:51)

おや、直ってる。


岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 03日 月曜日 21:58:13)

3/4 22:43


岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 05日 水曜日 19:27:59)

3/6 22:21


UEJ さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 09:19:28)

「辞書にないことば ##」に投稿しようと思ったら、
一番下に投稿フォームが表示されません。
「辞書にないことば #」へのリンクも切れているようです。

辞書にないことば ##


管理人岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 11:37:26)

申し訳ありません。「題名一覧を見る」のリストは、発言ではなく見るためのものになっています。発言のためには、「メッセージ検索」からお願いします。

改善せねばなりませんね。


管理人岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 12:06:39)

「ことば会議室」の方だけは、注意書きを添え、発言可能な一覧へ導くようにしました。

この発言不可能なリストは、サーチエンジンにかかるように作ったものです。

ことば会議室題名一覧


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 12:46:02)

要望ついでに・・・「ことば会議室」の過去のタイトルの検索が出来ると助かるのですが・・・たとえばアイウエオ順に並べるとか・・・・。そんな事は可能なんでしょうか??


管理人岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 13:24:16)

アイウエオ順は、どうしても手作業になります。

全文検索は可能ですが、タイトルのみの検索となると、「<h2>云々」とすると、タイトルの先頭文字列であれば一致します。タイトル中の任意の場所の文字列となると、検索を正規表現対応にせねばならず、現在は難しいところです。

タイトルが必ずしも中身を現していないこともありますし、全文検索だけでよいのではないかと思っています。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 15日 土曜日 14:33:33)

了解しました!


管理人岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 19日 水曜日 12:00:50)

 色を変えたのは、哀しい気持ちの表明です。

 「最近の発言状況」が消えたのは、原因不明です。没年不詳の人々を書き込んだら消えていました。「あれこれ会議室」単独の発言状況も消えているので、「ことば会議室」の分だけ、両方の「最近の発言状況」のところに張り付けておきました。


管理人岡島 さんからのコメント
( Date: 2003年 03月 22日 土曜日 22:32:27)

 会議室内の、kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jpへのリンクを張り替えました。まだ飛び損ないが残っているようですが、徐々に調整したいと思います。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 18日 金曜日 15:11:24)

サーバのメンテナンスのお知らせに気づきませんでした。
それにしても長い間繋がりませんでした。2日間弱ですね。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 08日 木曜日 21:37:32)

涙。
無料サーバーの悲しさですね。
ここ1ヶ月分のデータが消えているようです。

さて、私も少し忙しくしていたので、バックアップはいつ取ったでしょう。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 09日 金曜日 12:50:14)

4/12以降のものが消えているようです。
まあ、全部消えなかったのが救い、というところでしょうか。

バックアップその1から4/25までのものを補いました。
あとはほんの少しだけ補えるものもあります。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 09日 金曜日 21:04:59)

無料サーバというものは、広告を流すだけ流して、管理はいいかげんなものなのかもしれませんね。私は手元にメモした後にこちらに書き込ませていただく場合もあれば、ふと思いついて無責任なことをそのまま書かせていただくこともあります。「視聴記録」などは、テレビを見ながら即席速記者になってこちらに書き込みっぱなし、ということが多いので、助かってありがたいです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 10日 土曜日 00:37:12)

バックアップ其の2は、もとより気ままなものでしたから、あまり役に立って居ませんでした。

トップバッターや、言葉報道予定が消えているのが残念です。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 11日 日曜日 23:12:59)

この掲示板のデータが消えて、まことに申し訳ない思い、そして情けない思いでいっぱいですが、個人的に残念なのがもう一つ。

下記のページで作りかけていたデータが消えてしまったこと。
置いてあったのはOCRから保存するまでもなく張り付けたものなどでした。テキストをペーストして保存するとデータが出来上がっている、という感じのものなので、新潮日本文学大辞典の著作権切れデータを張り付けたりしていたのでした。

資料制作室


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 12日 月曜日 16:37:58)

お察しします。

似たようなことは既にお試しのことと存じますが、念のため。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se192983.html
IE等のキャッシュがどのように管理されているか、分かりませんけれど。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 12日 月曜日 23:24:10)

ありがとうございます。
いろいろやってみたいと思っております。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 03日 火曜日 11:09:32)

 この無料サーバーは、最近、広告が激しくなってきました。ポップアップといって別画面で開くのがありますが、それが巨大です。

移転も視野に入れねばなりますまいか。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 04日 水曜日 00:50:04)

どうも激しい広告ですね。サーバ運営母体としてはやむを得ぬ選択なのでしょうか。利用者離れを招き、逆効果ではないでしょうか。


面独斎 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 04日 水曜日 06:36:40)

たしか、Netscape 7 や Opera 7 などのブラウザーには、
ポップアップをブロックしてくれる機能があったかと思います。
私はフリーソフトの ClosePopup を使っています。

ClosePopup


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 04日 水曜日 14:34:58)

 私も、普段はポップアップを制御していますが、時折訪問しているところに、それでは読めないページがありそこを読むときに制御を解除しているのです。で、ここに来るとどどーんと大きな広告が……。

 あるところで、トクトクだと訪れる気がしない、という意見を読んだりもして、やや考えたと言うことです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 06月 07日 土曜日 00:07:38)

トップページから、以下の文言を消去しました。

クラッシュ!あなたのパソコンに4/25-5/7ごろのこのサイトのキャッシュが残っていませんか?お確かめいただければ幸いです。

確かめ方。お願いします。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 22日 月曜日 18:45:51)

トクトクから、ポップアップ式広告がなくなっているようです。「インターネットで名刺を作りましょう」「あなたの自動車を査定します」(違ったかもしれません)などのよく分からない広告ばかりなので、主に「ネットスケープ」の設定の「要求していないポップアップウィンドウをブロック」をチェックしてブラウズしていました。

今、ひさしぶりに「インターネットエクスプローラ」でブラウズすると、ポップアップウィンドウが出てきませんでした。私は何か防御ソフトを入れているわけではありません。わけのわからない広告ばかりでは、「トクトク」もさすがに手間と効果のバランスが取れないと悟ったのでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 09月 22日 月曜日 22:09:49)

 どうやら、時々そういう状況になるものの、しばらくするとまた復活、というのがこれまでの状況のようです。

 なくなれとは言いませんが、ポップアップの広告はもう少しおとなしくなって欲しいものです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 19日 日曜日 12:55:46)

メンテナンス中のようで、不安定です。


Yeemar さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 19日 日曜日 20:58:55)

日付スタンプが狂っているようですね。ちなみに今は 2004.01.16 01:32:00 です。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 10月 20日 月曜日 05:39:32)

 おや、そうですね、気付きませんでした。
 今日までがメンテ期間ということになっていますが、どうなるでしょう。現在は2004.1.16 10:12


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 01月 17日 土曜日 14:11:22)

どうやらタイムスタンプも治っているように見えます。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 04日 日曜日 00:17:19)

cgiのスクリプトをいじったわけではなく、サーバーが不安定なようです。

このまま治ってくれるといいのですが。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 04日 日曜日 22:47:53)

今は動いています。
また倒れるのでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 05日 月曜日 01:49:35)

大丈夫そうですね。


道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 12日 金曜日 13:27:20)

いつも「お気に入り」に登録しているところからはアクセスできずに、違うところから何とかたどりつきました・・・・・


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 12日 金曜日 13:44:23)

経路ではなく、タイミングの問題でしょう。
ずっと繋がりませんでした。
時計も狂っています。
2004.4.5 01:00ごろ


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 06日 火曜日 01:47:43)

私の脳内カレンダーも狂っていました。
2004.4.6 01:50ごろ


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 06日 火曜日 01:48:09)

お、治っている。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 14日 日曜日 02:37:02)

今度こそ安定してほしいものです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 12月 14日 日曜日 02:37:33)

また時間がおかしい。
2004.4.7 13:52


佐藤 さんからのコメント
( Date: 2004年 04月 07日 水曜日 22:51:14)

ん? 復旧したかな。


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2002年11月10日

戦前と戦後の日本語について(すぴか)


この頃、気にも留めてなかったことが気になり、答えを探すうちにこのサイトに巡ってまいりました。

戦後、漢字やかな使いが大きく変わったのですが、(てふてふがちょうちょう、國が国など)何故なのでしょうか?どのような理由で変えられたのでしょうか?旧漢字、旧かな使いの文章を見ることも少なくなり、現在の文字形態を当たり前として使用しているわけですが、50年ほど前の比較的新しい時代に変革されたことに不思議さを感じます。

どうか、私の疑問にお答え下さいませ。宜しくお願い申し上げます。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 10日 日曜日 23:32:26)

 「日本語の表記は難しすぎるのでなんとかしなくてはならない」と、文明開化期の人々は考えました。日本語の表記を簡略化しないと教育上の効率が悪く、表音文字を使っている歐米の国々に追いつけないと考えました。

 幕末に前島密が「漢字御廃止之議」というものを徳川慶喜に提出したといいます。

 漢字廃止論は、仮名書きにしようとしたりローマ字書きにしようとしたりしました。

 漢字だけでなく仮名も問題であると考えました。本来は表音文字であるからそのまま音声化すれば日本語にならなければならないはずなのにそうならない、という、いわゆる仮名遣の問題です。


漢字廃止論はあまりに過激だと言うことか、漢字節減論が出てきました。何万もある漢字のうち、実際に使われるのは数千でもあり、ある程度の数を枠として定めようと言う考えです。


さらに、往来物で文字を覚え、行書草書が中心であった時代から、楷書中心の時代に移行すると、簡略化した字体の使用も求められるようになりました。今新字体と言われる物も、その殆どは昔からあったものです。当用漢字(字体表)では、それらの略字体を公式の字体と認めたのです。


 漢字の制限や仮名遣の改訂は明治以降ずっと問題とされてきて、何度か制定されましたが、現在のようになったのは、おっしゃるとおり50年ほど前のことです。それまで進められていた改革が一挙に出てきた感じです。



skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 11日 月曜日 01:03:23)

戦争に負けて国語表記を簡単にしようという勢力が追い風を受け、仮名遣いや漢字の字体を変更することになったようです。

アメリカ側はローマ字表記にしようと考えていたわけですが、日本では昔からローマ字やカナモジの表記を主張する会もありました。

ネットでお気軽に、というより書籍をご覧になったほうがよいかと思います。



道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 11日 月曜日 19:54:28)

skidさんの意見に賛成。いろんな本が出てますよ。。。。。と言いながら一言。

戦後の漢字制限は、新聞社にとってはやはり「活字の量を減らす」こと、つまり「手間を省く」ということがあったと思います。しかし、コンピューター製版に変わってきたここ10数年〜20年は、昔ほど漢字制限の必要性がなくなってきました。また漢字を制限したことで生まれた「交ぜ書き」の弊害もチラホラ目立つようになったことで、漢字制限の緩和の方向に動いているのが現状と言って良いのではないでしょうか。漢字を制限する「当用漢字」から、「制限ではなく目安」である「常用漢字」に変わった1981年ぐらいがひとつの境目で、昨年秋、日本新聞協会が、表外字(常用漢字表にない漢字)39字の使用を認めたのも、大きな転換のシルシだと思います。

漢字表記に関してのみの話ですが、ご参考までに。



すぴか さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 12日 火曜日 03:26:59)

皆様、ご丁寧な回答有難うございます。明治維新からの改定論を経て敗戦をきっかけに大きく変わったということみたいですね。詳しく知りたいと思いますので、書籍を探してみることとします。やはり敗戦の影響は大きいのでしょうか・・・と言いますのは、一部団体(あえて申せば戦前の日本を大事にされる方々)の印刷物が今のご時世にあって戦前の漢字、仮名遣いをポリシーを持って使用されているようなのです。それらの文章を目にして違和感を持ったわけですが、歴史背景から文字というものを考えてみると、奥が深いのかもしれませんね。また、使用されなくなった漢字もこの新しい時代に使用されるようになれば、文章表現を豊かにするのかもしれません。

参考になりました、御礼申し上げます。



skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 12日 火曜日 08:42:04)

書籍をご覧になったほうがよいかと……なんて、不親切な書き方をしてしまいました。

でも、こういうときに図書館でいろんな本を眺めてみたり、司書に相談して調べてもらったりする探し方を知るのもよいことだと思いますので。

二十数年前、私が通った高校には、正字・正かな(旧字・旧かな、というと叱られる)で授業をする世界史の先生がいらっしゃいました。

たまたま必修クラブの顧問だったので卒業後も連絡があり、その一部団体なのか、機関誌が送られてきたり、一度だけ依頼されて原稿を書いたこともあります。

それでも、別に新字・新かなでもいいじゃないか、とずっと思っていましたが、常用漢字以外の漢字をおぼえたり、あるいは常用漢字を教えたりしていると、新字体より旧字体(いわゆる康煕字典体)のほうが関連づけておぼえやすいし教えやすいのです。

結局、新字体のおかげで複雑になり、おぼえねばならないことや教えなければならないことが多くなってしまった現状があります。



道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 12日 火曜日 13:30:50)

おすすめ図書。倉島長正著『国語100年〜20世紀、日本語はどのような道を歩んできたか」(小学館・2002,5)などは新しい本ですし、手に入りやすいのではないかと思います。2500円とちょっと値ははりますが。



すぴか さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 13日 水曜日 00:34:09)

まずは「お気軽」にオンラインショップで「国語100年〜20世紀、日本語はどのような道を歩んできたか」を注文しました。届いたら早速読んでみます。

職場の近くに県下でも指折りの大図書館があることを、すっかり忘れていました。(一度も訪れたこと無いけど)行ってみよう・・・



道浦俊彦 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 13日 水曜日 00:55:41)

倉島さんは、小学館の『日本国語大辞典』の初版の編集長を務めた方だそうです。彼の本では、もっとお手軽な文庫本で『言葉のセンスを磨く正しい日本語101』(PHP文庫・1998、1)というのもありますが、これはエッセイのような形のものなので、日本語の歴史を見られると言うわけではありません。余談でした。


posted by 岡島昭浩 at 02:14| Comment(0) | TrackBack(1) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年11月08日

kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp dead?(玉越)


玉越と申します。

古事記を参照したいのですが、しばらく前から

kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp

につながりません。どのような状況になっていますでしょうか。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 08日 金曜日 23:02:52)

 もうしわけありません。もう福井大学のサイトは9月末で閉鎖されています。


 半年ほど前から閉鎖の予告はしていたのですが、おそらくそれは認知されていないだろうと思い、福井大学のネットワーク管理者の方にうまく誘導するようにできないかと相談していたのですが、なかなか難しいようで、現在は単に繋がらないようになっています。


 以下の、ページから辿っていただければ行き着けると思います。 



岡島昭浩のページ



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 08日 金曜日 23:06:06)

申し訳ありませんが、現在はうまく辿れないようになっていました。


来週の頭には繋がるようにいたいします。



玉越 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 15日 金曜日 08:42:14)

玉越です。

御対応ありがとうございます。

しかし、やはり最終的にはkuzan.f-edu.fukui-u.ac.jpを見に行くようになっていて参照できません。

よろしくお願い致します。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 15日 金曜日 10:58:03)

 すみません。ファイルを入れ替えたのですが、いつのまにか上書きされていたようで、ファイルを作り直さねばならないようです。


とりあえず以下でよろしくお願いします。


 古事記上巻

 古事記中巻

 古事記下巻



玉越 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 15日 金曜日 14:16:16)

玉越です。

素早い御対応ありがとうございます。

これで古事記を電子的に参照できると思うとうれしいですね。

欠字については岩波文庫の古事記と見比べながら入力しようと思っています。

ありがとうございました。


posted by 岡島昭浩 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年10月08日

楽しい本探し(岡島昭浩)


webcatがパワーアップしましたね。
http://webcatplus.nii.ac.jp/



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 19日 火曜日 21:47:06)

 オンライン古書店にはいつも助けられます。今までだったら、欲しい本が出来てから、それを手に入れるまで間がありました。もちろん高い店で買えば、即手に入るのでしょうが。

 それが、検索一発で、値段が気に入れば即購入。


 しかし、売る側は大変でしょうね。書誌情報を詳しく記入する手間の分、値段を高めに設定しようとしても、それは出来ないわけですから。その詳しい書誌情報のおかげでヒットした書籍の題名をまたサーチして、別の安い本屋で買われてしまうことを想定しなければ行けないわけです。


 また、すぐに買えるといういことは、いつか必要なときに備えてわざわざ持っておく必要はないと言うこと。


 すぐに必要な本以外は、「こんな本が出ていたのか」という気がする本とか、送料よりも安いような本しか食指が動かなくなります。

本の枝折



Yeemar さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 20日 水曜日 13:38:35)

「本の枝折」は存じませんでした。今まで2、3の古書検索エンジンを利用して古本を購入していましたが、一度に多くの検索エンジンを利用できるとは便利ですね。


さっそく、長く入手できず困っていたいくつかの本を検索してみました。すると、そのうちのひとつを某古書店のサイトに発見。信じがたい思いで注文書を出しました。ところが、さきほどメールで返事が返ってきて「ご注文の品は残念ながら品切れです。どうか御容赦願います。」「また、品切れの方はこれに懲りず当サイトへと再訪問していただくようお願い申し上げます。」だそうな。ではまあ、懲りずにうかがいましょう。


以前、ネット検索で神田の某古書店に欲しい本があることを知り、送ってもらうのももどかしく、ついでのときにその本屋に寄りました。あるじに書名を告げたところ、「とうに売れてしまいました」とのこと。電話で確認しておけばよかったのですが。あるじ曰く「あのサイトのリスト(具体的には「日本の古本屋」)は、メールフォームから注文しないと削除できないんです」とも。そうなのでしょうか?


古書店各位におかれては多忙とは思いますが、リストの更新はひんぱんにおこなってほしいものです。



skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 20日 水曜日 18:49:44)

ちょこっと利用してみました。

『言海』大形本に12万円の値をつけている店は知っていましたが、中形本(大正10年)を2万5000円にしている店もあってビックリです。

縮刷本が5000円以上になっていることも珍しくはありませんが、ひとけた間違えているとしか思えません。

最近、状態が悪いものとはいえ7000円と3000円で大形本を入手しました。

たしか大形本は数万円が相場なのですが、縮刷本まで万単位なんて勘弁してほしいですね。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 20日 水曜日 23:01:05)

 「BookTown神田が品切れをずっと載せても平気だ」という評判は、どこかで読んだことがありましたが、最近は改善されたと思っておりました。


 先日、刊記がないけれども大型版言海をどこかで見ました。首尾がかけてたようにも思いますし、表紙も改装後に傷んだという感じのものでした。100円均一ではなかったと思いますが、500円とかその程度だったと思います。

購入してskidさんに送りつければよかったと思います。



skid さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 21日 木曜日 00:33:46)

奥付がなくても大形本なら何版か見分けはつきますが、送料のほうが高く付くようなことはなさらないほうが……。

神田のやつは、古本まつりの目録と同じで、取り扱い商品による店舗紹介みたいなものなのでしょうね。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 04日 水曜日 20:54:42)

 初めて、図書館の書庫の地下に入りました(1Fということになっているが)。旧制高校時代の図書が未整理の状態で置いてありました。道理でまともな

ところにある本に、この手のが少なかったはずだ。


 見てゝ楽しい。


 でも、どうなるのでしょう、ここの本は。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 12月 20日 金曜日 22:18:59)

 図書館横断検索と古本横断検索が、一つ所にあるのですね。

Jcross



skid さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 10日 金曜日 21:27:12)

用事があって今年初めて神保町へ行き、某書店でYeemarさんとバッタリ。

古書検索で見つからない本を探していらっしゃるとか。

欲しい本って、なかなか手に入らないものですね。


日本ジャーナリスト専門学校猪野ゼミ編『若者遊びコトバ事典』(双葉文庫、1996年)を入手しました。

現代若者流行語辞典編集委員会編『現代若者流行語辞典なのだ』(日本ジャーナリスト専門学校、1982年)と比べると、けっこう変化が激しかったり、生き残っている言葉もあったりして、興味深いものです。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 00:17:49)

+猪野ゼミ『若者遊びコトバ事典』$$双葉文庫い12-1、1996.7.20#


「$$」と、語彙索引付きですから、入れたいところですが、まだ入れておりませんでした。



skid さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 06:44:07)

『若者遊びコトバ事典』は見出しが五十音順なのに、わざわざ巻末に五十音順の見出し一覧を付けてくれちゃっていますね。

一覧しやすいのは確かですが、もう少し工夫がほしいなあ。

逆に、この手の文庫では、記述体というか一定の順序に並んでいないのに索引がない本もあって、ちょっと腹立たしく思います。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 02:35:19)

 私も書棚から発掘してみて、この索引はページ数稼ぎではないか、と思っていたところでした。「類義語」も索引に取られていませんしね。



skid さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 04:25:02)

『現代若者流行語辞典なのだ』の方も同様に、目次が五十音順の見出し一覧になっています。

この小冊子は日本ジャーナリスト専門学院(「学校」ではありませんでした)の現代若者流行語研究会の58人が作ったと書いてあるのですが、裏表紙には五十音順に59人の名前があって、最後は猪野健治氏(講師)でした。

後書きも十数人の生徒にまじって最後に書いています。

『若者遊びコトバ事典』を手にして初めて分かったことでした。



skid さんからのコメント
( Date: 2003年 01月 12日 日曜日 04:30:07)

『現代若者流行語辞典なのだ』の方も同様に、目次が五十音順の見出し一覧になっています。

この小冊子は日本ジャーナリスト専門学院(「学校」ではありませんでした)の現代若者流行語研究会の58人が作ったと書いてあるのですが、裏表紙には五十音順に59人の名前があって、最後は猪野健治氏(講師)でした。

後書きも十数人の生徒にまじって最後に書いています。

『若者遊びコトバ事典』を手にして初めて分かったことでした。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 04月 08日 火曜日 23:51:11)

「日本の古本屋」は、サーバを増強したから使いやすくなります、と先月の下旬に告知されていましたが、かえって遅くなった気がします。

日本の古本屋



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 05月 23日 金曜日 17:20:51)

「日本の古本屋」の遅さは、その後さほど感じなくなりました。


さて、分野は違っていて法律関係のものですが、『リーガル・リサーチ』は、本など、情報を探す手立てなどが書いてあり、われわれの分野にも似たものがあるとよいと感じました。


論文探しはどうしたらよいのか、と問われたのですが、国研資料館国会は、一長一短ですね。キーワードがあるのは国研や資料館がよいですが、キーワードのつけ方はどうなのでしょう。幅広いのが国会。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2003年 08月 16日 土曜日 00:38:33)

 本やタウンで注文すると、

出版社に在庫の確認をとりましたが、品切れのため商品を確保することが出来ませんでした。
となるのに、 アマゾンだと在庫があるのは、出版社ではもう切れたのに、たまたま残部があるのだろうと思っていたが、それが重なると不信感に繋がる。


しかし、驚いたのは、7月の新刊で、中野三敏『本道楽』(アマゾン在庫あり)は、講談社のページで見ても「在庫切れ」になっているのだ。講談社の刷りが少なかったのか。


YahooBooksでも在庫アリだな。


posted by 岡島昭浩 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年06月30日

つかぬ事をお聞きしますが・・・(蜻蛉)

かげろうにっきで、「ついぢ」という言葉が出てきますよね?これはどんなものなんですか。


辞書引き さんからのコメント
( Date: 2002年 07月 01日 月曜日 23:25:35)

 下のページの1番ではいけませんでしょうか。

goo大辞林


辞書引き さんからのコメント
( Date: 2002年 07月 03日 水曜日 12:13:06)

 こちらも御覧あれ。

goo大辞林「ついひじ」


posted by 岡島昭浩 at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年01月30日

この会議室の今後について(岡島昭浩)


 この会議室を民間に置けないものかと思っております。

 もっとも手っ取り早いのは、自宅をサーバ設置可能な環境にすることでしょうが、先立つものが必要。

 自前CGIの許されているところに置く、ということが現実的でしょう。しかし、自前CGIが許されているとは言っても、いろいろと制限していることも多いようです。

 以下のものが動いてくれたら良いので、今後、探して行きたいと思っています。まあ、夏ぐらいまでに移行できればと思っています。


Easy BBS PX



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 0:19:12)


 動きそうで、不完全なんですね。会議室の部屋数がうまく出ません。

tkcity



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 13:19:48)


 困りますねぇ。上の会議室、学校からだと書き込めない。といいますか、昨夜、スクリプトを入れ替えて、自宅から見ると表示が変ったのだが、今日、学校から見ると昨日のままです。

 プロキシの所為かな。そういえば、佐藤さんの充電日記も、自宅でみるのよりも何日か遅れる。1月中旬すぎまで、十二月のしか見られなかった。

 リロードしてもだめ。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 17:57:10)


 ごめんなさい。

 UEJさんのアドバイスを上書きして消してしまったようです。

 スーパーリロードの件について教えて頂いたのでした。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 17:59:06)


ブラウザに残っていました。


UEJ さんからのコメント
( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 13:55:55)

「リロード」にもいくつかレベルがあって、普通にリロードして更新されない場合でも
Netscape: シフトキーを押しながらリロードをクリック、またはSHIFT+CTRL+Rを押す
Internet Explorer: CTRLを押しながら更新をクリック、またはCTRL+F5を押す
と、更新されることがあります。
でもプロキシによってはダメかもしれません。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 18:13:25)


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 14:16:44)

 ありがとうございます。

Macで、ネスケをIEに換えて以降、スーパーリロードのやり方を探していませんでした。「更新」「再読み込み」の違いがありました。

しかし、これでうまく行くページと行かないページがあるような気がします。



岡島昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 01日 金曜日 23:19:52)


 だいぶ、よくなってきました。

 テストの会議室にどなたか、EUCやJISで書き込んでみて下されば幸いです。

tkcity



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 05日 火曜日 12:52:26)


 ここの検索用に、読むだけの会議室機能を利用して見ました。検索はここでするより速いはずです。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 2月 05日 火曜日 12:57:22)


 いや、「はずです」なんてものじゃなくて、とても速いです。実験して実感しました。

あとはスクリプトを調整していかないと行けません。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 04月 11日 木曜日 23:43:25)

 この会議室ではなく、私のページ全体を移動させねばならないことになりました。9月いっぱいで、http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/ は閉鎖いたします。

 いずれ移動先URLが決まりましたら、またお知らせします。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 04月 11日 木曜日 23:46:56)

 この会議室をおいているところは、無料のスペースなので、広告を入れるために毎日ファイルを書き換えているようで、ファイルのタイムスタンプが更新されます。それで、日付による絞り込みなどが出来ないのです。

 よりよいサーバを求めた方がよいのかもしれませんが、あまり移動するのもかんがえものですね。



岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 05月 24日 金曜日 23:41:42)

 どうも新サーバーは反応が悪い気がします。


 書き込んだ直後に「サーバーが見つからない」という状況になったりするのです。

 サーバー移転もむずかしいものです。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 05月 27日 月曜日 23:43:39)

 行方不明になったり、二重書き込みになったり、どういうわけでしょう。


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 06月 05日 水曜日 17:34:18)

 行方不明になりますか?


岡島 昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 06月 05日 水曜日 17:34:59)

 行方不明になりますか?


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 06月 06日 木曜日 01:05:40)

 行方不明で、二重カキコになりました。


 反応がないから、ブラウザが再度送信するのでしょうか。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 06月 11日 火曜日 00:26:02)

 JustViewで書き込んでみる。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 06月 11日 火曜日 00:28:41)

「このURLにはデータがありません」と出ました。


ネスケonWinが動いてくれない。なぜだ。


岡島昭浩 さんからのコメント
( Date: 2002年 11月 03日 日曜日 19:25:07)

 この会議室を一時置いていたtkcityというところが消えてしまっています。


 移行して置いてよかった。そしてここもちゃんとlogを保存しておかないといけないな、と思ったことでした。


posted by 岡島昭浩 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2002年01月19日

東海道往来 という書物について(中川 智道)


初めて会議室に参加いたします。

実は、東海道往来 という本が江戸時代の寺子屋教育で使用された
とのことですが、その読み下しを手に入れる方法はないでしょか?

ご教授ください。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 1月 19日 土曜日 14:12:25)


 読み下しですか。

 多分、下のは、翻刻でしょうね。


日本教育文庫・教科書編



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 1月 20日 日曜日 11:35:31)


日本教科書大系にもはいっていそうですが、収録書目が分かりません。



日本教科書大系 往来編 地理



柴田雅生 さんからのコメント

( Date: 2002年 1月 21日 月曜日 15:30:00)


小泉吉永編著『往来物解題辞典 解題編』(大空社、2001年3月)によれば、
 作者:岡芳玄作か。
 年代:宝暦4年以前刊か。安永8年頃再刊。
 概要:異称『<都路>東海道往来』『東海道都路往来』『都路往来』『みやこぢ』『京路(みやこぢ)往来』『五十三宿往来』『<東海道中>都路往来』ほか。
 現存本の多くは中本1冊。『宝暦四年書目』に載る岡芳玄作『東海道往来』が初版本と思われるが未発見。
 また、後世流布本の最初と思われるのが、『江戸出版書目』に載る安永8年頃刊の『東海道往来』(花屋板)である。
 (中略)
 本書には類書が多く、寛政9年刊『長雄都登』やその改訂版・文化7年刊『<頭書街道名所名物・東海道>都路往来』など、多数の江戸後期刊本が流布した。
とあります。
影印・翻刻のところには次の4種を掲げていますが、3と4が翻刻です。
1 往来物大系 57巻
2 往来物分類集成 R51
3 日本教科書大系・往来編 10巻
4 日本教育文庫・教科書篇
翻刻は岡島さんの挙げられたものに絞られるようです。

このほかにも全く別内容の同名書(筑波大学蔵)がありますが、公刊はされていないようです。



岡島 昭浩 さんからのコメント

( Date: 2002年 1月 21日 月曜日 17:10:02)


 柴田さんのご教示に従い、図書館に行ったついでに教科書大系を見ましたら、二ページ程度の短いものですね。

 また漢文ではなく、仮字混じり文なので、読み下しと言いますか、翻刻してあるだけでよめるものでした。


posted by 岡島昭浩 at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ■初代「あれこれ会議室」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする