2007年09月29日

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2007年05月04日

芸妓を猫、仮名垣魯文

芸妓を猫といい出したのも、魯文がはじめである。(「明治十年前後」淡島寒月「『梵雲庵雑話』岩波文庫P35)



実際には、江戸期からある。
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2007年02月02日

「寸劇」野呂辰之助

永六輔『芸人 その世界』「芸人 その死」(文春文庫ではp306)に、

「寸劇」という言葉はコントを「寸鉄人を刺す」という意味から野呂がつくったものである。

とある。野呂は野呂辰之助。興行師。
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2006年10月31日

艶笑

『古典落語(一)』角川文庫の解説(藤井宗哲)に、

 さて、「艶笑・廓ばなし」の、艶笑という言葉だが、今はもう聞きなれて落語の世界でも平気で通用しているが、こんなしゃれた文学臭の強い言葉は、本来この社会では使われてはいなかったはずだ。今でも一部の間ではつかわれていない。小島貞二氏が編むところの『定本艶笑落語』の、その解説に「たしか、昭和五年に丸木砂土(秦豊吉の筆名)が武侠社から『世界艶笑芸術』という本を出したあたりが、はじめてではないだろうか。ドイツ語のGalant(ガラント。好色な、という程の意味)を訳した」と述べておられるように、そのへんが使い始めのようだ。
とありました。日本国語大辞典にもこの情報あり。

『定本艶笑落語』の「艶笑落語学入門」で、1987年版(「『定本 艶笑落語』(昭和四十五年十二月発行)と、『定本艶笑落語続編』(昭和四十九年四月発行)の二冊を、多くの要望に応えて新装改訂、全一巻にまとめたもの」)では、p680。「訳した」の後に「……と註をしている。」が続く。



余談。
『定本 艶笑落語』の版によっては協同編者になっている能見正比古って、血液型の本で有名な人ですね。落語関係の本に関わっていたとは知りませんでした。
http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN0634518X


もうひとつ余談
秦豊吉(丸木砂土)は、本年末で著作権保護期間終了。
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2006年07月01日

「始球式」

森秀雄『野球の知識』大正十五年
さてあの式をやるに当って何といふ名をつけたものであらうと大分考へ込んだのが私が十二三歳の頃である。それから二三年たって私は始球式といふ名が当時横浜貿易新聞社の運動記者の加藤氏に依って名附けられた事を記憶する。(p357-358)

「森秀雄君は現今我大阪毎日野球団の重鎮で永く小野投手に対し捕手として、帝都の強チームから畏れられて居った人で、球界生活の十年は始め横浜商業に、次に慶応に、更らに本社に」と序文にあるから、まあ三〇歳前だろう。十二三歳の頃の二三年後というのは、大正の初年ぐらいだろうか。

posted by 岡島昭浩 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | この人が作った | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月16日

「バードウォッチング」と言い出した人

松田道生『野鳥をよむ』(アテネ書房 1994)に

「日本で最初のバードウォッチングの入門書である。これ以前にも野鳥観察の方法を説いた本は、あるにはある。しかし、バードウォッチング(本書ではバードワッチングといっているが)と、カタカナで銘打ったのは、この本が初めてである。」
「この本の出版を契機に、野鳥観察からバードウォッチングという言葉が一般的になり、飛躍的にバードウォッチングが知られるようになった。」

等々と紹介される「本書」「この本」は、岩本久則『岩本流 野鳥観察手帳』(山と渓谷社 1978)。他にも称賛の言葉があるのですが、あまり引いては差し支えそうですのでこの辺りにて。
「趣味は?」と問われて「野鳥観察です」では重くて大事(ごと)のようです(なぜか刑事ドラマの「張り込み」を連想)。が、「バードウォッチングです」なら気軽に口にでき、趣味らしい感じもする。やはり「言い換え」に効果はあるようです。
posted by satopy at 02:04| Comment(2) | TrackBack(0) | この人が作った | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする